飯間浩明のレビュー一覧

  • 辞書を編む
    著者は『三省堂国語辞典』の編纂に携わっており、その編纂過程における話が記されている。
    第1章「編集方針」、第2章「用例採集」、第3章「取捨選択」、第4章「語釈」、第5章「手入れ」、第6章「これからの国語辞典」の全6章構成。
    国語辞典は様々な出版社から刊行されており、購入の際には非常に困っていた。特色...続きを読む
  • 辞書を編む
    辞書の改訂は世の中で使われている言葉を採取し、追加すべき言葉を厳選する一方で、辞書の編集方針に基づいて載せる必要なしとなったものを削除し、言葉の語釈を吟味し時には改める作業である。

    それはまさにアップルの最近のCMにある「一つ一つの『イエス』の背後には千の『ノー』が存在する」世界である。それぞれの...続きを読む
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • 遊ぶ日本語 不思議な日本語
    トツギーノ。
    列挙の「の」を知ってびっくり。

    「ご苦労様」だとか、周りがそう言ってるからそういうもんだと思ってたけど、やっぱり実際調べてみないことには正しいかはわからないのですね。
    索引がついているのがまた素晴らしい。
  • 日本語はこわくない
    失笑の「失」は、「もらす」ということだから、相手をばかにしてふっと笑いがもれるのが失笑、とか、景色、風景、光景の違いとか。
    言われてみればなるほど!と思うことも多く、日本語って面白いな〜!と改めて思える本だった。
    敬語も尊敬語、丁寧語、謙譲語とあるし、助数詞の種類も多いし、ほんと面白い言語だよね。
    ...続きを読む
  • つまずきやすい日本語
    昔、相手の言っている事がなかなか理解できなかったり、自分の伝えたい事が伝わらない事がよくあったので、自分なりに工夫してきて、今は特に問題は感じていないけれど、

    今度は、人の話し方、伝え方が気になりはじめ、なぜそんなわかりにくい説明をわざわざするのか、モヤモヤしていたので、本書を読みました。

    確か...続きを読む
  • 日本語はこわくない
    「三省堂国語辞典」の編集委員の1人である飯間氏による著書。
    様々な言葉の説明を通して、日本語の過去・現在を温かく見つめる飯間氏の姿勢が伝わってくる本だと思います。
    もちろん、日本語の将来を見据えたコメントもあります。

    国語辞典の編集者というと、「あるべき日本語を守る頑固な人」のようなイメージがある...続きを読む
  • つまずきやすい日本語
    言葉は伝わらない。
    そのことを念頭におきながら、手を変え品を変えつまずきポイントを減らしていかないといけないのだが、それでも100%齟齬なく伝わることはない。

    この感想文も、読んでくださった全員が同じ捉え方とはならないんだろうなあ。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    「異常」からの、本作だったので、第一章の男子生徒の会話に飯間さんが耳を傾けているシーンで、ひっくり返ってしまった。

    どれも有名作品なので、既読のものも多いが、ははぁ…そんなふうに読まれるのですね…と、力が抜けつつ感心。

    一気に読んでしまったけど、1日1章のペースがおすすめ。ゆっくり原作も用意して...続きを読む
  • 日本語をもっとつかまえろ!
    「よろしくってよ」。。。てよだわ言葉だったかな?の始まりが女子学生からで、初めは「けしからん!」みたいな扱われ方だった。それが徐々にお嬢様言葉になっていったというのが面白い。
  • 日本語はこわくない
    どっちの言い方も間違っていません、明治の文豪もこう書いていました、など「結局どっちなんだい?」と最初はやきもきしていたが、読み終わる頃には本当にどっちでもいいんだと気楽に思えるようになった。

    文中にもあったけど、国の名前の読み方が一つに決まっている文化じゃないんだもの、確かに仕方のないことだなぁと...続きを読む
  • 日本語をもっとつかまえろ!
    毎日小学生新聞に掲載されていたという事で、とても分かりやすく言葉の違いや歴史、雑学を教えてくれる。絵も可愛い。これは読んで良かったし楽しかった。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    三省堂国語辞典の編集員を務める筆者が、辞書に取り上げる言葉を選ぶため、そしてその用例を探すために小説を読んでいる、その方法を紹介している本です。

    取り上げられている作品は『桐島、部活やめるってよ』や『風が強く吹いている』『俺たちバブル入行組』『残穢』など多くの読者がいる(=それだけ日本語として広く...続きを読む
  • 辞書を編む
    ■印象に残ったフレーズ
    本当に必要なことばを集めるためには、まず、あらゆることばを、「おもしろい」と思うこと。未知のことばはもちろん、当然知っていることばでも、改めて別の面から眺めてみて、価値を再発見する。そういう姿勢が不可欠です。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    小説の中に入って言葉を採集していくユニークな新書。小説を書いていた身としては、作者は何故この言葉を使ったのか?と考えてもらえるのは嬉しいし、楽しいと思った。BookBarでも出てきた「ギケイキ」はいつか読みたい。
  • 日本語をもっとつかまえろ!
    言われてみないと気がつかないような、何気ない言葉を"つかまえて"解説。小学生新聞に連載されていたものだが、大人でも思わずへぇ〜といってしまうものもあり、つい、家族に教えたくなる。イラストもいい。
  • 辞書には載らなかった 不採用語辞典
    辞書には採用されなかった言葉たちの解説本。この言葉は知らない言葉だと分かることがすごい。言葉への飽くなき興味心が成し遂げる発見だろう。
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    国語辞典をつくる仕事をしている筆者の生い立ちや、国語辞典をつくるプロセス(掲載する言葉をさがすワードハンティングや、語の説明を書く作業)を紹介してくれている本。

    言葉のプロだからなのかめちゃくちゃ読みやすい優しさがあふれた文章。
    言葉が好きなんだな、というのが伝わってきた。

    国語辞典と一言にいっ...続きを読む
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    子ども向けに辞書作りってこういう仕事ですよってのがわかりやすく書かれた本。辞書っておもしろいよ。それぞれ個性があって。そのうち三国が改訂されたら買おうかなぁ。
  • 日本語をつかまえろ!
    ツイッターでこの本を知り読んでみた。
    かわいらしいイラストがふんだんに使われ、易しい文章。小学生新聞に連載されていた記事を単行本にしたものなんですね。
    でも、大人もとても楽しく読めました。普段何気なく使っている言葉の意味や成り立ち、読み方など、改めて考え知ることが出来ました。
    "続編"も出てるような...続きを読む