飯間浩明のレビュー一覧

  • 辞書を編む

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    内幕ものは、どんな世界のものも面白い。国語辞書編纂の舞台裏も、その、言葉への真摯な姿に、同じものを見ていても違うものが見えていることが感じられて、興味深い。言葉の海は、深いなぁ。最近手にしていなかった国語辞書、開いてみよう。新しいものも手にしてみたいし、読み比べもしてみたい。

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    2016年01月21日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    辞書編集の職に疲れている方の本。
    言葉の使い方一つにこだわる、ということについて書かれているのだが
    単純に面白かった。普段使っている言葉の意味を改めて見返してみると、
    空気のような存在に名前をつけているのが、言葉だということに気づくし、
    そういった言葉の存在はこんなにも多いと思う。もう一度辞書をめくってみるのもいいかも。
    以下抜粋。
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    ・ふと面識の薄い方に偶然であった時には「少しだけ困ったことを聞いてみる」
    ・同じことを言うのにも、表現の仕方によってニュアンスが異なる。
    「丸いたまごも切りようで四角、ものも言いようで角がたつ」

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    2015年08月02日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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     言葉は移り変わるもので、流行り廃りがあったり、同じ言葉でも世代によって肯定的な意味合いや正反対な否定的な意味合いを持ったりする。
     様々な分野の多くの本を読んだり、巷で使われている言葉に敏感になり語彙や語感を増やしていくことで、理解力や表現力が増していく、という内容。

     小説と映画『舟を編む』に触れ、辞書編集や細やかな日本語表現に興味を魅かれた。日本語を使いこなすということは、あらゆる分野に精通することに他ならない、日々是研鑽だな、との思いを新たにした。

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    2015年08月05日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    挨拶はなぜ必要なのか?“あやまる”と“わびる”の違いは?読点の打ち方は?長生きすることばって?
    普段何気なく使っているが、必要不可欠な日本語。
    ことばを蓄えて使いこなそうと考えさせられるきっかけになる本。
    サラッと読めてるので、ここから広げていきたい。

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    2015年06月19日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    三省堂の国語辞典編纂者で大学の講師でもある著者が、日常で使われる日本語の意味を掘り下げたり、望ましい使い方、あるいは誤用等について述べた本。さすが辞書編纂者で、文章がすごく平易でわかりやすい。日常使っている言葉を見直す良いきっかけになる本である。

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    2015年06月18日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    日本語の奥深さを知る。
    さびしい と さみしい の使い分け
    使用 と 利用 の使い分け
    言葉で説明されるとなるほどなと感心した。
    コミュニケーションの取り方の勉強にもなる。
    できれば正しいことば使いをしたいもの。

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    2015年05月10日
  • 重要度順 「伝わる文章」を書く技術 だれでも・今すぐ実践できるコツ60

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    ネタバレ

    伝わる文章を書くコツが重要度順に述べられている。
    準備の心構え、肝の一文、正確な言葉づかい、文章全体のチェック。
    伝わらない例文のどこを、どのように変えて伝わる文章になるのか示されており、分かりやすい。
    内容としては、やや初歩的なレベルだと感じた。
    15-98

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    2015年04月21日
  • 辞書を編む

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    辞書編纂の裏側をウィットに富んで書かれていて面白かった。著者の辞書編纂という仕事に対する愛情、情熱が伝わってきた。

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    2015年04月19日
  • 三省堂国語辞典のひみつ おまけ付き

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    飯間さんの本を読むのはこれで2冊目。
    今回も辞書編纂者らしい内容・文章で楽しく読むことができました。

    10年ぐらい前までは、国語辞典をよく利用していたのですが、いつの間にか、ネットで検索することが多くなっていました。
    が、やはり紙の辞書には、紙の辞書のよさがあるので、最近は、できるだけ、紙の国語辞典を利用するようにしています。
    今回、飯間さんの本を読んで、改めてその意を強くしました。

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    2014年07月27日
  • 三省堂国語辞典のひみつ おまけ付き

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    文化庁の言葉の誤用調査には、いつも胡散臭さを感じてしまう。
     だから、第二章の理知的な誠実さには、爽快さを覚える。
     で、早速スマホに、三国をダウンロードした。

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    2014年03月06日
  • 辞書を編む

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     国語辞典の編纂に関しては①用語の発掘・用例採集調査、②加えるべき言葉の判定会議、③語釈の文章考案、④取捨選択など手を入れる行為などの局面から詳細に説明があり、三浦しおん「舟を編む」の世界が現実であることを示してくれる。それにしても辞書の編纂者がこんな苦労を抱えているとは夢にも思わなかった。例えばキャバクラという用語の意味を実体験するために実際に店に入るなど・・・。三省堂国語辞典:通称「三国」の特徴は何よりも「中学生にも分かる説明!6万語」、新明解の特徴その他辞書にはそれぞれの強みがあり、読み比べによってその思想の違いを実感してみると実に楽しそうである。新しい言葉でなくとも洩れている盲点のよう

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    2014年02月12日
  • 辞書を編む

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    辞書引かないよなー。そもそも最近買ってないし・・・

    辞書作りの「戦い」が書かれています。
    言葉ってのは生き物なので、次々と新しい言葉が出てくる。
    辞書に載せるか、載せないか。
    どう説明するか。大変な作業です。

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    2014年01月04日
  • 辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?

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     言葉を探すのは何もインターネット上だけではない。文化人類学者がフィールドワークをするように、国語学者もフィールドワークをして新語を発見する。探すのも大変だが整理するのも大変だろうなあ。

     「ババ歩き」という言葉が載っている。「ババ」といってもおばあさんやおばさんの歩く姿ではなく、早稲田大学の学生が高田馬場から大学まで歩くことを言う。余談だが、今年の箱根駅伝は総合4位だった。東洋大学、駒澤大学という2つの壁は厚く破るのが難しかった。

     山手線で新橋まで足を運ぶと目立つのが「癒し」だそうだ。指圧、マッサージに限らず「癒し」に満ちあふれている著者曰く「癒しの街」だ。中には「いやし」ではなく、「

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    2014年01月03日
  • 辞書を編む

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    著者が辞書の世界から手招きしているイメージがありありと浮かぶ。ただ私が普段ひくことばと本文中に挙げられた収録語が殆ど被らない。惜しい。
    時期的に臨場感。今読んでよかった

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    2013年10月16日
  • 辞書を編む

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     三省堂国語辞典の改訂に関わる著者による,辞書編纂の舞台裏。鏡を目指す実例主義・鑑を目指す規範主義という,辞書の特色を決める大方針から,用例採集,新規収録語の取捨選択,既存項目の手入れまで。電子辞書やオンラインのフリー辞書を見据えた辞書の未来も語る。
     本書のメインは中型辞書だけど,辞書を作るのは相当な手間と時間がかかってる。特に用例採集は,編纂者の常日頃からの蓄積に頼ってて,文献調査だけでなくフィールドワークも重要。そして苦労して集めた言葉がごっそり削られる悲喜こもごもの取捨選択。これだけコストをかけても,手軽なオンライン辞書に太刀打ちできるとは限らない。なかなか厳しいな…。

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    2013年09月28日
  • 辞書を編む

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    三省堂国語辞典の編纂者が、辞書の制作の過程を分りやすく一から記した新書らしい新書。
    三国は、そのとき使われている言葉を平易に記すことをモットーとしているそうで、その精神で言葉を取捨選択し、語釈を書く。恋や愛も同性愛のへ認識がより一般的となった現在では、書き直して行くことになって行く。

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    2013年07月15日
  • 辞書を編む

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    これは是非『舟を編む』とセットで読んでもらいたい一冊。
    『舟を編む』で辞書編集とは何かを何となく分かったつもりでいたが、これを読んであっ本当にそういう風に辞書は編纂されているのねってことが分かった。そしてもちろん手に入れたくなったのが『三国』。やっぱり電子版じゃなくて紙辞書がいいよね。7版の出版が楽しみになった。
    『三国』の「右」の語釈を読めば、この辞書の目指すところがよく分かる。思わずうなずくところあり、笑ってしまうところあり。充実の読書体験。

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    2013年07月01日
  • 辞書を編む

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    辞書の編纂については考えたこともなかったですが、
    かくも情熱的な思いで作られているんですね、、。
    ちょっと感動しました。

    第6章、ことばだけでできた世界に思いを馳せる部分が殊のほか印象的でした。

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    2013年06月30日
  • 辞書を編む

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    辞書はどうやって作られるのか。
    ノンフィクションです。
    今、まさに作成途中の様子が描かれています。

    仕事柄、辞書はお友達といっても過言ではありませんが、
    今使っているのは業者さんが見本で置いていったもの。
    愛着も特にありませんでしたが、
    辞書の向こうには人がいるのだと思うと、
    その人の思いを受け止めねばというきになります。

    これからも頑張ってください。
    エールを送りたくなりました。

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    2013年06月29日
  • 辞書を編む

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    よくよく思い出すと高校時代、学校で購入した辞書が「三国」でした。わからない単語はwikiで調べることが当たり前になってきてきた今日この頃。改めて辞書を開いてみたくなる内容でした。
    「ことばで世界の模型を作る」
    著者の思いを記した6章(最終章)まで一読する価値のある本だとおもいます。

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    2013年06月25日