飯間浩明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言葉は、時と共に徐徐に変化していくものである。
流行等もあるだろうし、特定の業界においては
日常的に使用する用語も存在する。
本書は約6年前に出版されているが、紹介されて
いる言葉の中には、別段違和感がない言葉も
少なくない気がする。現代社会の包容力が生み出す
速度感等を感じて、興味深い。
なお、隣国において使用されている言葉にも、
日本語の影響を受けている言葉も少なくないから、
言葉は、正に生き物のように感じる。
個人的には、終盤の不思議な表記にて記載
されている言葉が様々な意味で印象的だ。
言葉に興味のある方なら、即読できるはずだ。 -
Posted by ブクログ
辞書編纂者である飯間浩明さんの著書。
敬語の使いかたから、漢字の書き分け、似ている用語、「ら抜き言葉」や「バイト言葉」についてなど、日本語に関するあれこれを分かりやすく解説してくれています。
『モヤ対談』で言及されていたことで興味を抱いて読んでみたのだけど、読み物として優れている上にとっても実用的で、大変参考になりました。さくっと読める。
テレビでお見かけしたときのまま、飯間さんのユーモラスかつどこかお茶目なお人柄が文体にもよく表れているようで、読んでいてクスッと笑えるところが多々あります。
私自身、日本語の取り扱いには日々慎重にならざるを得ない仕事をしていて、迷ったり悩んだりは日常茶飯事。
「日本語ってややこしー!」としょっちゅう頭を抱えているので、本書にある、
〈どのことばが正しいかを決めるのは、結局、あなた自身です〉
〈自分の考えや思いを一番うまく表せることばこそ「正しい」と言えるのです。〉
という大らかな文章にはとても励まされたし、今後の教訓にもしていきたい。
日本語はつねに柔軟で、懐が広く、決してこわくない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレーーーことばが正しいかを決めるのは、あなた自身。
表現に愛着があれば使えばいいし、嫌なら使わなくてよい。
自分の考えを一番うまく表せることばこそ「正しい」と言える。
自分の感覚を信じて、相手に遠く表現を目指そうではないか。
ー★ー★ー★ー
「お義理」と「義理」では全く意味が異なる。
お義理は、相手を謙遜して言う言葉で、義理は人として守らなくてはいけない掟。
「お」をつけるかつけないかで意味が変わるのだなとはじめて知った。
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そして
①感謝するときは行動してくれた相手を主語
②敬意は自分を主語
にすることで表現が強調される
例えば、
「あなたが手伝ってくれたから(①)、私は嬉しいかった(②)」 -
Posted by ブクログ
ポプラ社ノンフィクションのシリーズの中から、児童が興味の持てるものを思い、表紙の鮮やかさからこちらの書籍から手に取りました。筆者の生い立ちから国語辞典編纂の仕事内容までを、構えず、子どもに語る口調ながら子どもを侮らず書いてくれており好感が持てる文体です。細かく章を区切ってくれていますが、言葉の意味について気になり始めたら、最後まで一気に読んでしまうはず。国語辞書が身近でなくなってしまった子どもたちにも響く内容のはずです。まず使わない日はない「ことば」がテーマですからね。
漢字は小学4年生以上からふりがなありかな?ただ、一度ふりがなをふった熟語は2回目からふりがながなくなったりもします。章が改まればまたふりがなが復活するやつですね。
文字は児童書として並の大きさです。
ノンフィクションとしてよくできています。おすすめ! -
Posted by ブクログ
ポプラ社ノンフィクション ジュニア版シリーズから。
『三省堂国語辞典』、略して『三国(さんこく)』の編集をしている著者が、児童にも分かりやすく「国語辞典を作ってどういうこと」を伝える。
辞書には、新しい言葉を載せたり、元々辞書に載っているが現代では意味が変わったものの書き換えを行ったりする。
そこで辞典を作る人達は、常に辞書に載せるための言葉を探す「ワードハンティング」をするのだ。本やテレビから得るものもあれば、町にでて自分の足で探すこともあり、これはなかなか楽しそう。学校の自由研究でも使えそうですね。
例えば「天麩羅・天婦羅」は辞典に載っているが、メニューで書かれた「天扶良」(変換できなかった!)も載せた方がいいのかな?同じ公園の立て札で「ハトに餌を『あげないで』『やらないで』『与えないで』」って数種類混合しているんだけど、それぞれのニュアンスの違いはなんだろう?(←とても面白いんだけどさ、流石に同じ公園の立て札だったら統一させないんだろうか^^; 私は仕事の案内文章やお便りでは「言葉は統一しましょう」ってチェックされるので気をつけるようにしてるんだが^^;)
載せる(修正する)言葉は決まった、しかしそれを説明する文章はどのようにしよう?現在でもたくさんの辞書・辞典が出ているが、同じ用語でも本によって説明文は違う。これは辞典の特徴によるので「編集会議」などで決めたり、先輩の文章を参考にしたりする。
著者が、説明文章を悩む章には笑ってしまいました。「ライター」という言葉を一言で説明するには?他の辞典を引いたり、ライターを買って分解してみたり(読者は真似しちゃダメよ笑)、説明文を書いては書き直しを繰り返し…、結局徹夜してできた説明はこちら。
「ライター:タバコの火をつける器具」
…ꉂꉂ(๑˃▽˂๑)…発火石だとか電子だとか、理由はどうでも良くてとにかく「火をつける」って、徹夜してたどり着いたこの一文!
これね、気持ちはわかるんですよ。私も児童向け案内文章で「SDGSとは何か」「葉っぱは何故紅葉するのか」などを子供に分かる言葉で2行で書くために1時間はかかりますから( ˙◊˙ ;)
現在ではインターネットが発達して、紙であろうと電子であろうと辞典で調べることが少なくなったという事実がある。しかしインターネットにはない辞典の良さもある。インターネットだと誰が書いているのか分からず信憑性に欠けたり、学問的すぎると大変長く難しいこともある。そこで著者は学問的はさておき、「日常で知りたい範囲だったら三国で調べてね」ということを心がけて簡素な文章にしているのだそうだ。
そして辞書に載せる言葉は時代により変わる。「ヤバい」が悪い意味から良い意味に変わったような言葉の変化もあるし、「パねえ」のような新しい言葉が定着することもあるし、「普通に良い」という日本語の教科書に載っているのとは違うニュアンスを説明する必要も出てくる。
言葉として間違っているように思えるが、しかし言葉というのは理由があり生まれるものだ。「普通に良い」が定着したのは、その言葉でないと表せない事象があるのだからそれを辞典に載せたい。
そんなこんなで言葉ハンターである著者。「言葉ハンター」というのは、言葉って面白いんだ、その面白さをみなさんに知ってもらいたい!という言葉好きな人のことなんです。 -
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毎日小学生新聞の連載(2017年3月から2019年5月までの分)を元に編まれたもの。連載時のタイトルは「日本語どんぶらこ」。
著者は三省堂国語辞典の編集者でもある飯間浩明さん、そして楽しいイラストは我らが金井真紀さん。
章ごとにテーマだてされ、そのテーマに則した日本語、言葉にまつわるお話しが見開き1ページで納められています。
小学生向けに書かれたものなので、とても読みやすく、楽しく言葉の知識を得られます。
中村彝さんの彝なんていままで知りませんでした。
そんたく、という言葉も昔は良い意味だったとか。
なんで「いちごラーメン」が思いつくのか、金井真紀さんの絵に感心。
また、苦しいのに「だいじょうぶ」、についてのお話しでは、著者の優しさが感じられて心がほっこりします。
これは小学生に独占させておくのはもったいないです。 -
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国語は好きな教科より、嫌いな教科になりがち。
子どもの時にこんな本に出会いたかった。
響きとリズム、音で楽しみ、目で見て難しい漢字を紐解いて覚えてみたり、業界用語や日本の中でも西と東で微妙な違いがある言葉、慣用句やooさん、とつい言ってしまう言葉。
相手に届ける言葉、新しく出てくる言葉の解釈、地名と万葉集と、とても幅広く、子どもだけでなく大人が読んでも、子どもからの質問対策にもなるかと!とても良い面白い。
辞書の編纂者さん、ならではの解説が絶妙でたまらない!イラストもとても可愛く、理解を深めてくれる。ステキな一冊だ!
身近な言葉は4音、樫野有香→かしゆか
コンビニ、ファミレス、パソコンetc...
日本語に「し」がつく言葉が多い訳は、中国では漢字が違うしがたくさんあるが、音の違いを日本人は区別できなかったから。
見切れる、本当は「電柱が見切れてるよ!」舞台の袖から見えてはいけないものが見えてしまった時の言葉、から最近は、画面外になってしまった、などの時に使用
学区 ⇄ 校区
外履き、下履き ⇄ 下ぐつ
体育座り ⇄ 三角座り、体操座り(愛知、福岡、兵庫、岐阜など)
長い、の反対派は、長くない、はダメ
理由は、短い、普通、も含まれるから。
反対言葉に普通、が含まれてはいけない。
完全の反対は不完全。これはok 不完全は異常で普通ではないから。
読めない漢字、きそば→生楚者 と書いてある!
北海道の地名
ベツが付くのは、アイヌ語のペッ が川を表すから
江別、登別、芦別
ナイは、沢の意味
稚内、歌志内
ポロは、大きい
札幌
万葉集 → 令和 by 中西進先生
初春の令月にして 気淑く/きよく/風和らぎ…