飯間浩明のレビュー一覧

  • 日本語どんぶらこ ことばは変わるよどこまでも

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    ことばの面白さを堪能できる一冊。子ども向けだが、大人でも唸る充実感。『誤解された人の味方になろう』『身の回りに流行語はあるか?』等、テーマごとに『ことばハンター』こと飯間浩明氏が優しく解説。ほっこりする可愛いイラストが目を引きます。

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    2025年04月23日
  • 日本語はこわくない

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     日本語の使い方これって良いのかな?に対して「こうした方がもっと良いよ!」「これ使ってみたら?」と寄り添ってくれる1冊。決して頭ごなしに「それは誤用です!」と否定をしないのが良いなって思った。
     ら抜き言葉に対しては「よう」をつけてみると気をつけるべきかどうかわかるよっていうのが、分かりやすい。あと、なんでも漢字に変換しないで柔らかさを出すためにあえてひらがなにしたり、言葉の言い回しを変えてみたり。スマートにスッと出る引き出しがいっぱいあるとより素敵になるのかなって思った。

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    2024年11月27日
  • つまずきやすい日本語

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    言葉を間違えて使うこともあれば、時代の流れで意味が変わることがある。ひとつひとつの言葉を使う時、気をつけないなぁと思った。言葉に興味がある人に。

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    2024年10月02日
  • 日本語はこわくない

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    辞書編纂者である飯間浩明さんの著書。
    敬語の使いかたから、漢字の書き分け、似ている用語、「ら抜き言葉」や「バイト言葉」についてなど、日本語に関するあれこれを分かりやすく解説してくれています。
    『モヤ対談』で言及されていたことで興味を抱いて読んでみたのだけど、読み物として優れている上にとっても実用的で、大変参考になりました。さくっと読める。
    テレビでお見かけしたときのまま、飯間さんのユーモラスかつどこかお茶目なお人柄が文体にもよく表れているようで、読んでいてクスッと笑えるところが多々あります。

    私自身、日本語の取り扱いには日々慎重にならざるを得ない仕事をしていて、迷ったり悩んだりは日常茶飯事。

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    2024年06月11日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    児童書なのにとても面白く、ぜひ多くの人に読んでほしい。最近、英語や韓国語を訳しているとき日本語を忘れてしまったり、漢字が書けなくなっていたりすることが非常に多くて、メルカリで売り飛ばそうと思っていた国語辞典をやっぱり手元に置いておこうと思った。英語や韓国語を調べるときもついついDeepL(翻訳サイト)を使ってしまい、全く辞書を引いていなかったことを反省した。辞書ってこんなにおもしろいんだ、無くならないでほしいなと思った。

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    2024年06月01日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    とても楽しく読んだ。言葉遊びをするように楽しく読んだ。きっと実直で丁寧で思いやりのある語りのおかげだろう。

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    2024年05月31日
  • 日本語はこわくない

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    日本は「ニホン」か「ニッポン」か、ら抜き言葉はどうなのか、身近な日本語の疑問に答えてくれる1冊。日本語はなんだか自由だ。日本語の細かいところが気になる人に。

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    2024年05月10日
  • 日本語はこわくない

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    ネタバレ

    ーーーことばが正しいかを決めるのは、あなた自身。
    表現に愛着があれば使えばいいし、嫌なら使わなくてよい。
    自分の考えを一番うまく表せることばこそ「正しい」と言える。
    自分の感覚を信じて、相手に遠く表現を目指そうではないか。

    ー★ー★ー★ー
    「お義理」と「義理」では全く意味が異なる。
    お義理は、相手を謙遜して言う言葉で、義理は人として守らなくてはいけない掟。
    「お」をつけるかつけないかで意味が変わるのだなとはじめて知った。

    ーーー

    そして
    ①感謝するときは行動してくれた相手を主語
    ②敬意は自分を主語
    にすることで表現が強調される

    例えば、
    「あなたが手伝ってくれたから(①)、私は嬉しいか

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    2024年02月27日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    ポプラ社ノンフィクションのシリーズの中から、児童が興味の持てるものを思い、表紙の鮮やかさからこちらの書籍から手に取りました。筆者の生い立ちから国語辞典編纂の仕事内容までを、構えず、子どもに語る口調ながら子どもを侮らず書いてくれており好感が持てる文体です。細かく章を区切ってくれていますが、言葉の意味について気になり始めたら、最後まで一気に読んでしまうはず。国語辞書が身近でなくなってしまった子どもたちにも響く内容のはずです。まず使わない日はない「ことば」がテーマですからね。

    漢字は小学4年生以上からふりがなありかな?ただ、一度ふりがなをふった熟語は2回目からふりがながなくなったりもします。章が改

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    2024年01月21日
  • 小学館 四字熟語を知る辞典

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    辞典なので通読はしていないが、漢検勉強のお供に。用例や解説があることで段違いに覚えやすくなったし、ある漢字を含む四字熟語という索引がついていたり便利。長く手元においておきたい。

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    2023年12月09日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    ポプラ社ノンフィクション ジュニア版シリーズから。


    『三省堂国語辞典』、略して『三国(さんこく)』の編集をしている著者が、児童にも分かりやすく「国語辞典を作ってどういうこと」を伝える。

    辞書には、新しい言葉を載せたり、元々辞書に載っているが現代では意味が変わったものの書き換えを行ったりする。
    そこで辞典を作る人達は、常に辞書に載せるための言葉を探す「ワードハンティング」をするのだ。本やテレビから得るものもあれば、町にでて自分の足で探すこともあり、これはなかなか楽しそう。学校の自由研究でも使えそうですね。

    例えば「天麩羅・天婦羅」は辞典に載っているが、メニューで書かれた「天扶良」(変換で

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    2023年09月29日
  • 日本語をつかまえろ!

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    毎日小学生新聞の連載(2017年3月から2019年5月までの分)を元に編まれたもの。連載時のタイトルは「日本語どんぶらこ」。

    著者は三省堂国語辞典の編集者でもある飯間浩明さん、そして楽しいイラストは我らが金井真紀さん。
    章ごとにテーマだてされ、そのテーマに則した日本語、言葉にまつわるお話しが見開き1ページで納められています。

    小学生向けに書かれたものなので、とても読みやすく、楽しく言葉の知識を得られます。
    中村彝さんの彝なんていままで知りませんでした。
    そんたく、という言葉も昔は良い意味だったとか。
    なんで「いちごラーメン」が思いつくのか、金井真紀さんの絵に感心。
    また、苦しいのに「だいじ

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    2023年07月07日
  • 日本語をつかまえろ!

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    国語は好きな教科より、嫌いな教科になりがち。
    子どもの時にこんな本に出会いたかった。
    響きとリズム、音で楽しみ、目で見て難しい漢字を紐解いて覚えてみたり、業界用語や日本の中でも西と東で微妙な違いがある言葉、慣用句やooさん、とつい言ってしまう言葉。
    相手に届ける言葉、新しく出てくる言葉の解釈、地名と万葉集と、とても幅広く、子どもだけでなく大人が読んでも、子どもからの質問対策にもなるかと!とても良い面白い。
    辞書の編纂者さん、ならではの解説が絶妙でたまらない!イラストもとても可愛く、理解を深めてくれる。ステキな一冊だ!


    身近な言葉は4音、樫野有香→かしゆか
    コンビニ、ファミレス、パソコンet

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    2023年06月09日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    三省堂はもちろん、とにかく辞書が欲しくてたまらなくなる1冊です。笑

    とても読みやすいと思います。おすすめノンフィクション作品です。

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    2023年03月04日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    とても面白くて読みやすい。辞書編集者のお一人、飯間先生の著書です。
    エピソードも面白い、過不足ない文章、正しい日本語。全体の構成などお手本にすべき本だと思う。話しかける文調、漢字にはルビがふってあって子どもたち他もオススメ。

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    2023年02月19日
  • 日本語はこわくない

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    ネタバレ

    「なるほど」について調べていたらこちらの本にたどりつきました。
    「なるほど」が失礼な相槌だというのはフェイクマナー、との説明がありひと安心。
    もっと日本語に優しい世の中になればいいのにな、と思いながら読み終えました。良本です。

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    2023年02月10日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    読み易くて、ためになる。漢字にはルビつき、大きめの字。
    ことばハンターは世の中に溢れるなんだろうの言葉を見逃さない凄い職業だ。面白そう。

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    2022年10月31日
  • つまずきやすい日本語

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    言葉は、つたわらない。あらゆる場面における言葉のつまずき、その防ぎ方。薄い本で、大きめの文字、余白も大きく文字が詰まっていないので、誰でも気楽に読めると思う。自分は国語教員だけど、だからこそ他人の言葉に寛容になりたいと思った。

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    2022年05月20日
  • つまずきやすい日本語

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    伝わりやすさに注力されている易しい文章は、その言葉選びからとても丁寧で、読者への親切心が窺える。ゆっくりでいいから一つひとつ理解したいと思いながら読んだ。おおよそ100ページというページ数の中で、ことばを用いてコミュニケーションを図る際に発生する"つまずき"をゆっくりと解きほぐしていってくれる。

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    2022年04月11日
  • 日本語はこわくない

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    飯間先生は、言葉に対してとても寛容だ。
    新しい表現や誤りだと指摘されがちな言葉についても、そう表現されるに至った理由や使われ始めた時期などを基に、きちんとした専門家らしい根拠を示されているので信頼できる。
    さらに、日頃よく使うが、使い分けがあいまいな言葉や、正解かどうか悩ましい表現についても、丁寧な解説と共に使い方の技をやさしく伝授してくれる。

    言葉は厄介だ、でも伝えたいことがあるから、おっかなびっくり言葉を使う。
    そんな我々に飯間先生は「日本語はこわくない」とそっと背中を押してくれる。そういう頼もしくも優しい一冊です。

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    2022年03月13日