飯間浩明のレビュー一覧

  • 知っておくと役立つ街の変な日本語

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    <目次>
    第1章  ついつい目が留まる
    第2章  一見平凡だけど
    第3章  現代語の磨かれ方
    第4章  業界用語漏れ出系
    第5章  コピーライターの奮闘
    第6章  外来語の冒険
    第7章  不思議な表記
    第8章  地域の息づかい
    第9章  言い回しの問題
    第10章  今ではもう昔

    <内容>
    『三省堂国語辞典』の編纂にも加わる国語学者の街で気になる言葉をまとめたもの。朝日新聞土曜版「be on Saturday」連載の「街のB級言葉図鑑」からの再編集、加筆版。
    新語ばかりでなく、言い回し、表記、コピーライターの言葉まで幅広く載る。最後の「令和」の表記の話など、私は「令」の書き方が嫌いなので(最後の1画は縦棒でなく、チョンがいい派)、ちょっと恐ろしくなった。SNSとかがこれだけ広がると、正しくても多数派でないものが淘汰されてしまう恐ろしい世の中になったなあ…。

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    2019年12月11日
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる

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    飯間さんの辞書に関する本はどれも面白いけど、これは小学生向きに易しいことばで書かれた本。
    内容は大人向けのものと基本的には変わらないものの、わかりやすいので、読むのが苦手な子どもでも大丈夫かな、とも思うが、そもそも辞書ってどんな風に作るのかと疑問や好奇心を持ってる時点で、子どもとして知的レベルは高いので(大人だってそんなこと考えもしない人はいっぱいいますからね)、やっぱりそういう小学校中学年以上向けでしょうね。
    電子式ライターを分解して発火の仕組みを解明した上で、「発火石をこすってタバコに火をつける器具」という語釈を「タバコの火をつける器具」に変えた、というようなエピソードは、前より簡単になったからって、安易に変えたのではなく、裏付けを取るという手間をちゃんとかけているということがわかる。
    こういう本を読んで、子どもに辞書を引く楽しみや、辞書の素晴らしさを知って欲しいな。

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    2019年03月24日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    著者が、辞典編纂のため、あらゆる日本語を「用例採集」して考え・感じ取った、ちょっと工夫した表現、人間関係もよくなることばの使い方について、事例を交えて紹介・提案しているエッセイ。
    少し思ってた内容より、感覚的な話が多い気がしますが、役に立つところもありました。

    役に立つポイント
    ・否定的な表現に形容詞ではなく動詞を使う
    ・「いつも文末に来ることば」「いつも文の最初に来ることば」は、基本的にひらがなで書く
    ・反対語を意識すると文章が書ける

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    2018年12月30日
  • ことばから誤解が生まれる 「伝わらない日本語」見本帳

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    前半は日本語の音声、文法、語義、状況から生まれる誤解を例を挙げて書き連ねている感じで流し読みしたが、5章は表現意図に焦点を当てていて、自分も思い当たることが沢山あり、興味深く読んだ。

    こちらでは褒めたつもりが相手は逆の意味で捉えていたりすることがよくあって、これではいけないと思いつつも、自分なりの表現をしたい欲求と、使い古された褒め言葉を並べるのもどうかという気持ちもあり、これが相手にとっては分かりづらく感じてしまう要因だとは思っている。

    誤解を与えたくないからといって余計なことは喋らないというのもそれはそれでどうやら誤解を与えるらしい。受け手側も誤解があるかもと考慮した上で相手の話を聞かないといけないと思った。

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    2018年12月01日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    辞書編纂者ならではの、普段言葉を使う上でのちょっとしたコツなど。「とても」や「せいぜい」の意味の変遷など、知っているとネタとして使えそう。散髪時の髪の長さを伝える方法として、奥さんから言われたという「写真を持っていけば?」というアイディアは、某理髪店のアプリで機能としてあるようでやっと時代が追いついてきたという感じかもしれない。

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    2018年09月30日
  • 小説の言葉尻をとらえてみた

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    ふだん何気なく読み飛ばしている小説の言葉づかいの面白さを感じさせてくれる。それにしてもさりげなく用例の確認をしているが、膨大な資料に当たっているわけで、感嘆する。それが苦ではない方がこういう仕事をされるのだなと思うと、ちょっと羨ましい。

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    2018年01月18日
  • 小説の言葉尻をとらえてみた

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    「ことばは生きている」を実感させてくれる一冊。どーでもいいような言葉をしっかりと見つめる姿勢に感心した。言葉に徹底してこだわった労作。好きな人にしか受け入れられない一冊です。

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    2018年01月11日
  • 小説の言葉尻をとらえてみた

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    んもうっ、飯間さん、好きっ。

    プロローグ
    第1章 桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ)
    第2章 風が強く吹いている(三浦しをん)
    第3章 残穢(小野不由美)
    第4章 オレたちバブル入行組(池井戸潤)
    第5章 チッチと子(石田衣良)
    第6章 桜ほうさら(宮部みゆき)
    第7章 横道世之介(吉田修一)
    第8章 猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)
    第9章 マチネの終わりに(平野啓一郎)
    第10章 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(伏見つかさ)
    第11章 八日目の蟬(角田光代)
    第12章 阪急電車(有川浩)
    第13章 グラスホッパー(伊坂幸太郎)
    第14章 ギケイキ 千年の流転(町田康)
    第15章 チョコレートコスモス(恩田陸)
    エピローグ

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    2017年10月29日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    「舟を編む」が出版された後なので、辞書編纂者の書いた本に興味がわく人が多くいるだろうことを予想して出版されたと思われる本。
    まあ、日本語の常識を今一度確認してみるには読むといいかと。

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    2017年07月24日
  • 三省堂国語辞典のひみつ おまけ付き

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    なるほど、著者の言うとうり三省堂国語辞典の宣伝用であるが、三省堂国語辞典の編纂の苦労がよくわかるし、その特色も理解できる。
    小説などとは違い、書評という形では表に現れない書物だけに本書のように編者が自己評価する形もありだと思う。同時に他の国語辞典の編纂に関してもその内情を知りたい。

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    2017年07月11日
  • 辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?

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    国語辞典の改訂作業をするために、筆者は日々街中で「ワードハンティング」をしています。ワードハンティングでは、1ヵ月で約400語の言葉を記録するのだそうです。この本では、実際にその様子や筆者がどのように言葉と出会っていくかを知ることが出来ます。普段目にしているはずなのに、流してしまっている言葉も、もしかしたらまだ辞書には載っていないのかもしれないと考えると、私自身もワードハンティングをしてみたくなりました。

    新しい言葉を採用する際の2つの条件
    1)その言葉が、世の中に多く使われていること。多数の例が集まること。
    2)その言葉が、この先もある程度長く使われると見込まれること。一時的な流行語でないこと。

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    2017年06月19日
  • 遊ぶ日本語 不思議な日本語

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    すっごい軽くてすっごい気楽に読めるんだけど、これくらいのことを書くのにずっごい調べものしてすっごい知の研鑽があったんだなあというのがすっごい伝わってくる本。
    楽しさの裏に、プロのすごみを感じさせる。

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    2017年03月31日
  • 辞書を編む

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    ネタバレ

    飯間さんの誠実な人柄が「読ませる推進力」になり、結果、辞書編纂という作業の面白みが伝わる、とても美味しい読書。
    本書を要約すれば、生きた言葉を平易に説明、という編纂方針に尽きる。
    その具体例が膨らみを持って紹介されるのだが、細かく教えて貰えば貰えるほど興味が湧く。
    こんこんと泉のように。

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    2017年03月06日
  • 辞書には載らなかった 不採用語辞典

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    「さぼる、お茶する、事故る、愚痴る、パニクる、こくる、拒否る」はわかる。
    「ポチる ググる」もわかる。
    「しくる、キョドる、タクる、ディスる」ここまできたらわからない。 
    辞書にのるのはいつのことか、のらないでおわっちゃうか。

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    2016年02月19日
  • 辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?

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    著者は、小型辞書の雄、“三国”こと三省堂国語辞典の編纂者。たまにtwitterでもお名前を見かける。

    三国の新しいバージョンに載せる言葉を採取するための街歩き紀行的な文章でもあり、採用すべき言葉にどんな語釈を当てようかと試行錯誤する作業を横から覗き込ませてもらっているような、そんな感じが楽しい。街中でつい変わった表記の看板を見つけてしまう体質の持ち主としても興味深かった。

    辞書のボリュームを考えると、面白いエピソードがまだまだありそう。もっと読みたかったので☆3です。

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    2016年02月16日
  • 辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?

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     辞書に載る言葉はただ座っているだけで集まるものではなかったのですね。

     街に出て生きた言葉を拾う。気長で大変そうな半面いろいろと街遊びもできる面白そうな役割。

     ただどこまで辞書という物を信頼すればよいのだろうか。そこに不安要素を見いだしてしまった。

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    2016年01月06日
  • 辞書には載らなかった 不採用語辞典

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    この言葉は載せんでいいんでない?と思う言葉もありますが
    いろいろな言葉の由来もわかるし、自分が日常聞き流している言い回しは本当に合っているのか?と、言葉に対する感覚を見直すきっかけになります。

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    2015年09月27日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    ネタバレ

    言葉を使う際のあれこれについて書かれた、「三省堂国語辞典」の編集者による日本語の使い方本。
    さすが編集者というべきか、各章立てごとに行数をそろえてあるのがニクイ。あまり深堀りせず、広く浅くいろんな言葉を取り上げているので、ライトな気分でサクサク読める。

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    2015年08月30日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    日本語について考えるきっかけになる入門書。もう少し掘り下げて知りたいと思うけど、これくらいが読みやすいのかもしれない。

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    2015年07月09日
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

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    借りたもの。
    文章のハウツーというよりも、コミュニケーションに関わる本だと思う。
    辞書編纂者による本、ということで、何か文法や語彙の“正しさ”や“正確さ”について言及しているかと思っていたら、そうではなかった。

    文章の正しい使い方と一般的な使われ方の齟齬を言及しながら、”伝わり方“に重きを置く。

    「言葉は生き物」というが、分厚さから確固たるイメージを持ってしまう国語辞書も、それ故にゆらぎを持っていることを編纂者が語るので納得してしまう。
    版によって掲載されている言葉だけでなく、その意味の表現さえも変容する。
    『舟を編む』に通じる奥深い言葉の世界への誘い。

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    2015年06月25日