森達也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
頁を捲る手が止まらず一気読みしてしまった。スプーン曲げの清田益章、UFOの秋山眞人、ダウジングの堤裕司という超能力者3者3様の在り方が非常に興味深い。そして森達也の著作に何度も出てくるメディアへの懐疑、ドキュメンタリーに対する姿勢、なにより物事へのアプローチの仕方というものが、地下鉄サリン事件をはさみ8年間にわたるこの取材過程(もちろんその間には『A』もある)の中で方向付けられたことがわかる。毎度ながらこの人の視点には共感できる。取材対象を撮りながら、自ら煩悶し続けるといういつものアレだが、ただ今回に関しては少し無理矢理拒否している部分が見えるようにも思える。文庫版あとがきの最後の最後の一言が
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Posted by ブクログ
ハンガンの「少年がくる」からの派生本として読んでみた。
この本を読んでの気づきだが、少年がくるは意図的にかわからないが、加害者側、自国の本来なら守るべき市民を虐殺した軍人側の視点が無かったことに気づいた。
この時の韓国軍の軍人もおそらく徴兵された一般市民だったんだよなと…。本来なら1人を殺すことにも躊躇する、良き市民のはずの人々が、集団になると途端に加害性に鈍感になって、残虐な殺戮者になってしまう、人間の生まれ持った本性が悪い方向に加速することが歴史上何度もあった。
そして、とりわけ日本人は自分たちの過失に目を背けがちだ。虐殺があったことも認められない、自分たちの本性から目を背け続けた先には、 -
Posted by ブクログ
私のなりの解釈を描きまとめる場所なので乱筆ご容赦願いたい。植松聖はやまゆり園の職員に好意的であった。しかし、異常な人間のお世話をして異常な行為(虐待)をしている職員を見て、こんないい人たちを狂わせてしまう障害者が悪いという解釈に至り数々の障害者を殺害したのではないかと。だが、異常か正常かなんて物に線引きは無い。生産的な活動ができない人間がこの社会に必要かどうか、これは私たちが考え続けなければいけないことである。感情論で死刑判決がてるのであれば気に入らないから人を殺すという動機が正当化されるのではないかと私は考える。司法はもっと多角的にあらゆる可能性を検証した先に判決を得ると思う。とにかくこの作
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Posted by ブクログ
ネタバレ文庫本なら早くて半日か1日で読破できるのに、この本は1週間くらいかかった。昔、胸をときめかせたオカルトという素材が面白いのでちょいちょい調べながら時間をかけたのもあるが、徹底したノンフィクションという著者独自の手法に納得できない点もあったから。
例えば、目の前でスプーンを触らずにねじったり切断した現象を一部始終見て、「自分の目で見たことは確かだが、超能力とはいえないし、信じない」というドキュメンタリー作家としての筆者の中立であろうとする頑なな取材姿勢に少し呆れたのも事実。ダウジングという「技術」の体験を勧められても頑なに拒否し、目の前で起きた事象を、頭の中にある理性や常識というフィルターを通し