U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面

U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面

1,045円 (税込)

5pt

Uは私だ。植松聖を不気味と感じる私たち一人ひとりの心に、彼と同じ「命の選別を当たり前と思う」意識が眠ってはいやしないか?
差別意識とは少し異なる、全体主義にもつながる機械的な何かが。
「A」「FAKE」「i ‐新聞記者ドキュメント-」の森達也が、精神科医やジャーナリストらと語りあい、悩み、悶えながら、「人間の本質」に迫った、渾身の論考!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1045

    森 達也
    1956年、広島県生まれ。映画監督、作家、明治大学特任教授。98年にオウム真理教信者達の日常を映したドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン国際映画祭などに正式招待される。2001年、続編「A2」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。16年、作曲家・佐村河内

    0
    2024年06月04日

    Posted by ブクログ

    上東さんの本の次に手に取った本。「死刑」はもっとも重罰で、残酷な事件の死刑判決に対して、被害者家族は少しは報われるのかなと思っていたけど、それは社会としてはただの尻尾きりで、社会としての根本解決には少しもなっていないのだと知った。「死刑」も読んでみよう。

    0
    2021年07月18日

    Posted by ブクログ

    死刑制度とはなんなんだろう
    殺人とはなんなんだろう
    精神鑑定とはなんなんだろう
    自己責任ってなんなんだろう
    裁判員制度ってなんなんだろう

    植松は、何者だったのだろう

    この本は決してわかりやすい答えは提示しない
    さまざまな問題を真剣に考え抜いた人たちとの対話を重ねながら、読者も森さんと一緒に考える

    0
    2021年01月04日

    Posted by ブクログ

    事件の概要を知りたければ別の本が良いかもしれない。森さんの司法制度に関する長年の違和感についての話がベースになっているので。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    わからない、というのが正直な感想だ。
    相模原の事件とは一体何だったのか。結局、犯人はどんな人物で何が狙いだったのか。
    本書はその異常性だけを語るものではない。異常な事件が起きた、ではそれを繰り返させないためにはどうするのか? を徹底的に語っている。
    それを知り、分析し、ではどうすればいいのか、それ

    0
    2024年01月18日

    購入済み

    実名報道についての是非について

    せっかく記者との対談もあるのだし
    実名報道の是非についても話してほしかった
    死んだらプライバシー保護の対象ではなくなるから
    死者は実名報道されると言うのは知っているが
    遺族のプライバシーはどうなるのか(天涯孤独と言うのもあるだろうが)
    身内を殺された事を公表されるというのは遺族のプライバシー侵害に当

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    社会から逸脱した存在。どうしても、そう思えない気持ち悪さがあった。社会からはみ出した部分じゃないからこそ、共感する人がいた。批判する人がいた。蓋をしてしまう人がいた。

    グレーゾーン。それは社会の外部ではなくて、内部のもの。社会が作り出した二元論の狭間から、生まれ出てきたもの。だから、どこか自分の中

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    識者達とのインタビューを通して事件を紐解く・・否、紐解かない。どころか、あえてもつれさせる。「責任能力なし」に納得いかなくてもそれが法の趣旨。加害者に「お前が悪いんだ」と制裁を加え、溜飲を下げるために刑罰があるのではない。寛容を求めるわけではない。起きてしまった過ちをまた起こさないためには?裁判は手

    0
    2021年04月16日

    Posted by ブクログ

    死刑制度、陪審員裁判、メディアのあり方、障害者差別、トランプ安倍首相に代表される過剰な権威主義への傾倒、国民倫理のあり方・・・・一通り網羅されてはいるもののやはり重点が置かれるのは精神鑑定を軸とした司法の問題だ。
    だがいくらその異常性を網羅されても、つまり正常な精神状態ではなかったとされても、結局本

    0
    2021年02月22日

    Posted by ブクログ

    日本の司法制度、メディア、社会のあり方について考察したもの。相模原の津久井やまゆり園事件を通して丁寧に考察を重ねていく。裁判員裁判制度のためか、あれほどの大事件がおよそ1ヶ月で結審し、結果としてなぜこのような事態が生じたのかは何も明らかにされなかった。「裁判で事実を明らかにする」ってのはもう期待でき

    0
    2021年02月14日

U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

森達也 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す