ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
お肉が僕らのご飯になるまでを詳細レポート。おいしいものを食べられるのは、数え切れない「誰か」がいるから。だから僕らの生活は続いている。“知って自ら考える”ことの大切さを伝えるノンフィクション。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
食卓にのぼるお肉。それはもちろん生きていた牛や豚や鶏だった。のは誰でもわかる。では、生きていた動物はどうやってお肉になるのだろう。食卓から見つめる構造的暴力。 いわゆる食育的な、「いのちの授業」的な本を、森さんが書いたんだろうか?という疑問と、森さんなら食肉の問題をどういう視点で書くんだろうか?と...続きを読むいう好奇心があって手に取ったのは、実はこちらより前に出版されたよりみちパンセ版。 半分は予想通りで、森さんは食肉加工業者の歴史をたどって現代まで生きる差別に切り込んでいて、森さんを知らない人が読んだらけっこう頭を殴られたような衝撃なんじゃなかろうかと思った。この本で語られる差別というのは、実は非常に根深くて今でも生きているんだな、と気づいたのは時折関西方面に行くようになったごく最近のことだ。それまで差別というものに関して、実感する機会もじっくり学ぶ機会もほとんどなかったといっていい。それは、こういったことがこの国ではアンタッチャブルの扱いを無言の圧力の内に受けているからだろう。でもその同調圧力の中で、この問題が無かったことになるならば次に起こるのは同じ歴史だ。だから、森さんが口を酸っぱくしてこの本に書いているように、「知ること」はこの国や人を理解しようとする上でこの上なく大切なのだろう。穢れを誰かに押し付けて、それを見なかったことにして平然と生きることに、私たちは慣れすぎている。 ところでこの本のカバー、五十嵐大介さんだ。となると「リトル・フォレスト」といっしょにお楽しみください。
僕はお仕事の一つとして、「お肉はどのように作られて僕らの食卓に届くのか?」というお話をするために、小学校に招かれて授業をすることがごくごくたまにあります。名付けて「いのちの授業」というものです。 僕らが生きていくためには、栄養を摂らなければならなくて、そのためには「他の生き物の生命」をいただかなく...続きを読むてはならないわけで、それを残酷で嫌なことだと思ってしまうと、食べ物を食べることができなくなってしまうわけです。 でも、それでは健康に成長することができなくなってしまうのですから、「他の生き物の命」をいただくことについて、何らかの折り合いをつけなければならないということになるのだと思います。 僕のお仕事からすると、食肉を大切に、ありがたいという気持ちで頂いていただければいいなあ、と思うわけですが、この本ではもっと話を深めて、僕たちが生きていく上で出会う様々な矛盾についても目を向けて、生きていく力を身につけていくことに狙いがあるように感じました。 小学生にも読むことが出来るようにルビのふられた文章は、読みやすく噛み砕いた表現で、この作品を読んだいま、「いのちの授業」に招かれたら、この作品の中からの一節を引いてお話に加えたいと思っています。
肉を食べることから、世界の問題まで考えることができた。すべては繋がっていて、きちんと知ることが大切なんだと実感できた。無知は無力。大切なことを本当に大切にできるよう、知る、理解する、よく学ぶ。これからも、いのちの上に立っていることを忘れずに生きていこうと思った。
キレイに加工・包装された食べものに囲まれて、なんの気なしにいただきますと言って口に運ぶ。でもやっぱり、それじゃいけないと思わせてくれました。 いのちは巡るもの。何かをたべないと生きていけない私たちにとって、避けられない葛藤が描かれています。 読んだ後はきっと、スーパーで売られる食べものを、いや、世界...続きを読むを見る目ががらりと変わるはず。
とてもわかりやすい文章でしたよ。 最初は肉や食べ物の話が中心で、表紙のイラスト通りの内容かと思いきや、日本の歴史が充分に盛り込まれた1冊になっていました。 話が二転三転して落ち着くところに落ち着く様になっています。
自分たちが口にする食肉の行程や歴史が非常に分かりやすく記されていた。 また、単なる食肉の成り立ちだけではなく、現代を構築する様々な矛盾や問題点にも言及している。 この本を読んで大切なことを色々思い出すことができた。 人は忘れっぽいから人に止められ、いつしか何がしたかったのかなにを伝えたかったのか、...続きを読む何になりたかったのか忘れてしまう。 それでも時々、こういういい書物を読んで思い出す。 屠畜だけではなく、自分の源を再認識することが出来た。 子供向けのためすぐ読めるので定期的に読み返したい本。
いのちの食べかた、これまで読んでそうで読んでいなかった本。 森達也さん、こういうふうに来るか、という感じ。このひとはどんなテーマにおいても、自分の実存を賭けて問いを投げてくるようなひとで、あらためてすごいひとやなと思った。 私たち人間は、ほかのいのちを食べることによって生きている、だからそんないのち...続きを読むのことを知らないといけない。大切なのは、知ることだ、と何度書かれていたかわからない。 迷い、悩み続けて生きていきたいですね。
「いただきます」 食事の前に唱える言葉 無意識に言ってしまっていることが ほとんど かな… この一冊を読み終えると その言葉につながる いろんなことが 自然と意識されることでしょう あらためて 今まで 食べてきた全ての生命たちに 感謝です
小学生高学年前後のこどもたちにぜひ読んでほしい。 難しい漢字にはふりがなが添えてある。 食べ物がどうやって、私たちの食卓に届いているのか、なかなか表に出てこない、リアルな工程を知ることができる。 改めて、自分のいのちをつなげるために、他者のいのちをいただいているのだと、痛感させられる一冊。 そして...続きを読む食べ物だけでなく、人間の矛盾、様々な差別や戦争についても話は広がる。 結局、人間は、人を傷つけたり傷つけられたりしながらしか、生きられないのだ、と。 いのちはかけがえのないものなんだということを自覚し、真剣に生きていこう。
知ろうとするきっかけをくれる本。この年始に読めてよかったと思う。誰もが何かの犠牲で生きている。ことを知る。知った上で考える。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
いのちの食べかた
新刊情報をお知らせします。
森達也
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
悪役レスラーは笑う
試し読み
あの公園のベンチにはなぜ仕切りがあるのか
映画評論家への逆襲(小学館新書)
A3 上
「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔
オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ
親ガチャという病
神さまってなに?
「森達也」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲いのちの食べかた ページトップヘ