奥泉光のレビュー一覧

  • シューマンの指

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    クラシック音楽、とくにシューマンに関する記述がとても多い。
    シューマンを語るために書かれた物語といってもいいくらいだ。
    多くの参考文献を読み込み、吟味し、そのうえで書かれたものだろうと察せられる。
    音楽は必ずしも「音」にならなくてもよいのだ。
    修人が繰り返し述べる音楽論が、彼が持つ独特な価値観や性質として強い印象を残す。
    好みが分かれる物語かもしれないけれど、興味深く読むことができた。
    高校時代に起きた女子高生の殺人事件を追うミステリーとしても、音楽に造詣が深い物語としても、楽しめる一冊ではないだろうか。

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    2017年02月17日
  • シューマンの指

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     音大を目指していた主人公。彼の通う高校に、天才ピアニストと名高い少年が入学してきた。
     
     少年は指が切断されたのに、のちに海外でピアノを弾いていたという話から始まって、女子高校生がプールで殺されたりなので、ミステリーのカテゴリーにはいってるみたいだけど、実際には「シューマン論」だった。
     うん。「シューマン論」としては、ものすごく面白かった。

     で、入れ子の入れ子みたいなことなのだけど…。
     
     どこまでを曖昧模糊にするかっていうのが、微妙。
     つか、これを<ミステリー>にカテゴライズしないといけない、曖昧のままでおいてはおけない、というのがむしろに今の出版業界の苦悩が感じ

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    2016年07月15日
  • 鳥類学者のファンタジア

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    過去から来たピアニストと、過去に行ったジャズピアニストの物語。

    最後のセッションのシーンはすごかった。

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    2016年03月02日
  • 虫樹音楽集

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    理解は出来ないけど、不思議と引き込まれるこの文章力は何なのでしょう?
    ジャズはわからないし、虫も嫌いだけど、この何とも言えない感じは好きです。

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    2016年02月04日
  • シューマンの指

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    なんとも不思議な。最後まで読んで、やられたーと思う。 
    延々と音楽史だか音楽論だかが続く。全く音楽に疎い私は正直飽きた。でも最後まで読んで良かった。

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    2014年09月20日
  • 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活

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    「モーダルな事象」は結構重い小説だったが、今作は表紙カバーに偽りなし、お気楽小説。
    ミステリとしてはメタを使わずしっかりしているが、いかんせん登場人物の少なさから容易に真相を推測できる。
    わかりやすくてドラマ向き。
    だが面白いのはやはり奥泉さん独特の会話劇だ。

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    2014年02月27日
  • 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活

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    「電車の中では読まないほうがいい」

    このアドバイスに従ってよかった。本書を読みながら何回吹き出したかわからない。
    読みどころとしては謎解きではなく、著者の語り口である。学生の話し方をよく観察されているのだろう。「なんかこういう喋り方のヤツいるよな」と思わせるほど、学生とは何十歳も離れているのに、うまいのだ。また、古典的な語り口がしばしば見られると思うのだが、エンタメとの組み合わせが妙に笑える。

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    2014年02月01日
  • 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活

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    ほぼ女子大学の身近な謎を解決する推理小説なのだが、主人公は探偵役ではなく、単なる狂言回し、劣等感を受け入れ、低位安定を楽しみ、流されるまま。
    そんな主人公に当然のごとく危機が訪れるが、顧問になっている同好会の女子学生がことごとく解決し、主人公はなんとか危機を脱する。

    ギャグ満載、滑稽、皮肉、脱力の数々。
    ユーモアミステリというには、自虐すぎる。
    反面教師として、読者に勇気を与える作品。。。ん?

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    2013年12月01日
  • 小説の聖典

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    小説をあまり読まないので、読んでみました。
    最初は横文字が多く、難しく感じましたが、読み進めていくとおもしろくなる本。

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    2013年11月24日
  • 小説の聖典

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    初心者向け、、、か?疑問。小説を書く姿勢を主に述べている。漫談風なので比較的読みやすくはあるけど、内容は中々難しい。構造論っぽく小説における書き手と読者を解説したり。本人たちわかってるのか?と思ってると「よくわからない」となったり。面白いとは思うが、小説って何だろ、と考えたい人向け。

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    2013年11月13日
  • グランド・ミステリー

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    んー。長い。ストーリーと世界観は好きだけど、文章が長くて、読みづらいのと、情報の洪水のようで。。。
    なんかもったいない。

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    2013年11月02日
  • 葦と百合

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    山中深くに理想の村(コミューン)を建設した「葦の会」。学生時代に参加した主人公はが5年振りに再訪しますが、そこはとうに解体。かつての恋人と友人の消息を確かめようとしますが、そこで奇怪な事件に遭遇します。
    麻薬的な魅力を持つ作品で、読めば読むほど訳が分からなくなります。誰が実在の人物で架空の人物なのか、誰が死んで誰が殺したのか、そもそも死んだ人間がいるのかどうかすら分からなくなります。入れ子細工と合わせ鏡が組み合わさったような形で展開されたまま、真相は結局提示されないままで終わってしまいます。自分なりに真相を考えましたが、どうも辻褄が合わないような気がしたので、「雰囲気は良いが未成熟な作品」とい

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    2014年02月25日
  • 世界文学は面白い。文芸漫談で地球一周

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    この二人の掛け合いは面白い。
    ライブで聞いてみたいし、それだけ取れば★4なのだが、いかんせん題材にしている作品が古い。
    リアルタイムで批評するのは生々しすぎて難しいとは思うが、最近の作品についても聞いてみたい。

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    2013年03月04日
  • シューマンの指

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    うーん、何とも評価が難しい。
    前半はあれ程長く書き込む必要があるのだろうかと思える。
    表現力を楽しむにはお誂え向きだが、、、、、、
    160ページを超える頃になってようやくストーリーが進み出す。
    そうなってくると面白い。
    そもそもジャンル的には何なのだろう、、、、、、

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    2021年03月01日
  • プラトン学園

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    読み始めた最初の頃は、ミステリアスで凝った仕掛けの物語だったものの、後半は劇中劇ならぬパソコンの中に構築された世界の、またその中でパソコンの中の世界の......と複雑に連鎖して、現在進行しているストーリーがどの次元のものか分からなくなっていく。
    面白い手法だと思うけど、ちょっとやり過ぎかな。
    たまにだったらこんな作品を読むのもありです。

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    2012年05月26日
  • 石の来歴 浪漫的な行軍の記録

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    疲弊と飢餓と腐臭の果てしない行軍。
    戦後の話と戦中の話が交じっていて、追憶と幻が紙一重。

    やたら生々しい話だと思っていたのだけど、作者説明を読んで気づいた。この人は戦争体験がないのか。。

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    2012年02月18日
  • 鳥類学者のファンタジア

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    確か以前読んだはず…。思い出せないのはなぜ?たな友さんの感想を見て再読。

    あ~、そうだったそうだった。中盤でちょっと飽きてしまって(長いんだもの)あとを読み飛ばしたんだったよ。今回はちゃんと読んだ。

    何より、すっとぼけた主人公フォギーがいい。超自然的出来事のただ中でも、きっちりごはんの心配をし、よく寝てるのがおかしい。ジャズが好きな人だったらもっと楽しめただろうな。

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    2011年09月22日
  • 鳥類学者のファンタジア

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    「いい」いう噂とタイトルだけを知っていて、すっかり鳥さんだったり、学者さんのお話だったりと想像していたが、ジャジーなタイムリープものだった。
    若干気怠さのあるジャズの雰囲気がこんなにもナチス下のドイツにあうとは思わなかった。
    いい意味で騙されて、電車つり革ではかなり辛い重さの文庫もみるみるうちに読み進んでしまった。
    で、鳥類学者いずこに?

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    2010年10月24日
  • 鳥類学者のファンタジア

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    ファンタジアだから話がどのように展開するかは作者の気の向くままという感じということにはなるのだが、最初からどこに話が向かっているのかわからなくなるような長い文章の積み重ねで書かれているので、ストーリーを理解していくのにはかなりの苦労がある。読み終わってみれば作者としては最後の章のミントンハウスのシーンさえ書ければよかったのではないかと思うほど、ここについては文章が踊っていて、それまでの長い長い前説をあくまでも序章と位置づけているのではないかと思うほどであった。

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    2010年10月19日
  • 文芸漫談 笑うブンガク入門

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    この人たち、どれだけの本を読んでるんだろう。なんでこんなに頭の回転が速いんだろう。今もライブやってるのかな。生で聞いたらもっと楽しそう。

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    2010年06月03日