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Posted by ブクログ 2020年05月04日
「クワコー」こと桑潟幸一は、消費者金融会社の取締役だったという経歴をもつ鯨谷光司(くじらたに・みつじ)とともに、千葉県権田市のたらちね国際大学に転任することがきまります。「レータン」に勝るとも劣らない大学事情を知って落胆しつつも、下流学者生活に適応していくクワコーでしたが、そんな彼の研究室に幽霊が出...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月04日
再読。やっぱり面白い、純文学作家×エンタメの最高峰。
自分はやっぱり、純文学なら純文学、推理小説なら推理小説として、それぞれ徹底してくれないと楽しめない。
まあ、純文学とかエンタメとかの区分の意味が何なのかと言われても困るけれど、本来「純文学」の作家であった著者が、純文学的でない作品をものしたとき、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月06日
前回の『モダールな事象』は殺人が絡みオドロオドロしい作品であったが、今作はスカッと爽やかにミステリーが展開していく。
廃校が決まったレータンから辛うじてたらちね国際大学に転任するも、最底辺大学には変わりなく、クワコーはやる気なさ、優柔不断さ全開でスタイリッシュ(?)に突き進む。
最底辺と言いながら、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月16日
3流私大准教授のドタバタ自虐コメディ風ミステリ
「なんか、この話し知ってるぞ!」と途中で気付いた
前にドラマ化してたんだよね
主演が佐藤隆太で倉科カナと桜庭ななみが出てたやつ
教師陣はまともな人間がいない(笑)
学生も学生でFランの大学生のイメージそのまんま
太文字になっているところがあって(あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月06日
沈没寸前の短大から何とか抜けだし、千葉の底辺大学の准教授として赴任したクワコーこと桑潟幸一。
相変わらず風采も上がらずやる気もないクワコーだったが、教授職とは思えない超低収入に節約生活を余儀なくされ、顧問となった文芸部の生徒達に研究室を占拠されたり、教授達の派閥抗争に巻き込まれ使いっぱしりをしたりす...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月17日
「モーダルな事象」に続く、クワコー(=桑潟幸一准教授)シリーズ(?)の第二弾。
前作はユーモアミステリ的な要素とホラー的な要素が融合した不思議な作品だったが、今作はひたすらユーモアミステリに徹しており、とにかく笑えました。
芥川賞作家であり、ミステリー畑でも「グランド・ミステリー」のような大傑作を書...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月01日
「電車の中では読まないほうがいい」
このアドバイスに従ってよかった。本書を読みながら何回吹き出したかわからない。
読みどころとしては謎解きではなく、著者の語り口である。学生の話し方をよく観察されているのだろう。「なんかこういう喋り方のヤツいるよな」と思わせるほど、学生とは何十歳も離れているのに、う...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月01日
ほぼ女子大学の身近な謎を解決する推理小説なのだが、主人公は探偵役ではなく、単なる狂言回し、劣等感を受け入れ、低位安定を楽しみ、流されるまま。
そんな主人公に当然のごとく危機が訪れるが、顧問になっている同好会の女子学生がことごとく解決し、主人公はなんとか危機を脱する。
ギャグ満載、滑稽、皮肉、脱力の...続きを読む
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