桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活

小説・文芸
790円 (税込)

3pt

「日本のジーヴズ」と讃えられるユーモア・ミステリ!
大学の怪事件に挑むヘタレ教員・クワコーと奇人ぞろいの文芸部員。教員の自虐と女子学生の暴言が衝突するとき、謎は解かれる!

解説・辻村深月

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    桑潟幸一准教授
  • タイトルID
    :
    1034260
  • ページ数
    :
    416ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年11月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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桑潟幸一准教授 の一覧

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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「クワコー」こと桑潟幸一は、消費者金融会社の取締役だったという経歴をもつ鯨谷光司(くじらたに・みつじ)とともに、千葉県権田市のたらちね国際大学に転任することがきまります。「レータン」に勝るとも劣らない大学事情を知って落胆しつつも、下流学者生活に適応していくクワコーでしたが、そんな彼の研究室に幽霊が出没するといううわさがあることを教えられます。

    一方、クワコーは大学文芸部の顧問を務めることになり、部長の木村都与(きむら・とよ)、ホームレス女子大生のジンジンこと神野仁美(じんの・ひとみ)、ギャルの早田梨花(はやた・りか)、コスプレ女の山本瑞穂(やまもと・みずほ)などのクセのある部員たちが彼の研究室に押しかけてきて、うっかり彼が漏らしてしまうミステリの謎解きをおこないます。

    もともと前作『モーダルな事象―桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活』(文春文庫)でも、キャラクター性の強さは前面に押し出されていましたが、本作ではいっそう明確にそちらへ振り切った作風になっています。いまとなっては納得できるのですが、それにしても当初は、著者にこの方面の才能があることが意外に感じました。

    0
    2020年05月04日

    Posted by ブクログ

    再読。やっぱり面白い、純文学作家×エンタメの最高峰。
    自分はやっぱり、純文学なら純文学、推理小説なら推理小説として、それぞれ徹底してくれないと楽しめない。
    まあ、純文学とかエンタメとかの区分の意味が何なのかと言われても困るけれど、本来「純文学」の作家であった著者が、純文学的でない作品をものしたとき、それは必然的に純粋に非純文学的になるのではないか。
    ますます何を言っているのかわからなくなってしまったが、こういう作品は本当に読む方も余裕を持って読める。福永武彦の探偵小説のように、純粋に余技的というか、遊戯的なものとして書かれる(読まれる)ものであって、読む方も気が楽であるし、書く方も力を抜いて書けるのではないか?
    「ノヴァーリスの引用」のようにやや純文学的な要素を持ち込んだようなミステリ?(あるいはミステリ的様子のある純文学か)は(同作が秀作であることは間違いないにしても)、やっぱり読む方も集中して読まないといけないから、疲れる。面白くても、疲れる。
    その点、本作はただ、面白い。ただただ面白い。

    0
    2019年08月04日

    Posted by ブクログ

    前回の『モダールな事象』は殺人が絡みオドロオドロしい作品であったが、今作はスカッと爽やかにミステリーが展開していく。
    廃校が決まったレータンから辛うじてたらちね国際大学に転任するも、最底辺大学には変わりなく、クワコーはやる気なさ、優柔不断さ全開でスタイリッシュ(?)に突き進む。
    最底辺と言いながら、文芸部の学生達は各々個性的で優秀であり、クワコーに降り掛かる難題を解決していく。なかなかに楽しい大学生活を謳歌していらっしゃる。
    方やクワコーはどんどん生活が苦しくなる一方。しかしながらこれがなかなかにある意味楽しそう。頑張れ、頑張るなクワコー

    0
    2021年05月06日

    Posted by ブクログ

    3流私大准教授のドタバタ自虐コメディ風ミステリ
    「なんか、この話し知ってるぞ!」と途中で気付いた
    前にドラマ化してたんだよね
    主演が佐藤隆太で倉科カナと桜庭ななみが出てたやつ

    教師陣はまともな人間がいない(笑)
    学生も学生でFランの大学生のイメージそのまんま

    太文字になっているところがあって(ありすぎる感もある)
    どこが面白いところかはわかりやすいけど、全てが面白いわけではない

    ま、ライトな読者にはよいのではないでしょうか

    0
    2016年02月16日

    Posted by ブクログ

    沈没寸前の短大から何とか抜けだし、千葉の底辺大学の准教授として赴任したクワコーこと桑潟幸一。
    相変わらず風采も上がらずやる気もないクワコーだったが、教授職とは思えない超低収入に節約生活を余儀なくされ、顧問となった文芸部の生徒達に研究室を占拠されたり、教授達の派閥抗争に巻き込まれ使いっぱしりをしたりする毎日。
    そんなクワコーを、怪事件が毎月のように襲う―。

    ああ…クワコー面白すぎる!
    学園を舞台にしたライトミステリなのですが、クワコーの小説を楽しむにあたって、わたしにとってミステリ部分はメインではありません。

    クワコーシリーズの最大の魅力とは、彼の煩悩のかたまりのような俗人っぷりなのです!(たぶん)

    何しろ彼ってば、卑屈なくせに努力も大嫌いだし、無駄にプライドも高いのに意志薄弱で長いものにすぐ巻かれるし、思うようにいかないことは全て他人や環境のせいにするような、ネガティブで打たれ弱いどうしようもない人間。
    ほんと、すごく共感できる(笑)し、読み進めていくうちにクワコーがだんだんいとおしくなってきちゃうのです。

    人間の醜い部分をぐりぐりとほじりながらも自虐がくどくなりすぎないよう調節される、綿密かつ闊達にすべっていく筆とあいまって、彼の冴え渡る自虐の詩をあますところなく楽しめる、奇跡のようなシリーズなのです。

    そしてまた、ゆとり世代のオタク文芸部員たちの人物造形も秀逸でした。
    彼女たちの言動もすごく自然で、まるで目の前にいるみたい。
    クワコーと彼女たちの噛み合わない会話もシュールすぎて、おかしい。

    タイトルからして、スタイリッシュって・・・。脱力するわ!

    0
    2014年05月06日

    Posted by ブクログ

    「モーダルな事象」に続く、クワコー(=桑潟幸一准教授)シリーズ(?)の第二弾。
    前作はユーモアミステリ的な要素とホラー的な要素が融合した不思議な作品だったが、今作はひたすらユーモアミステリに徹しており、とにかく笑えました。
    芥川賞作家であり、ミステリー畑でも「グランド・ミステリー」のような大傑作を書く一方、このようなおバカな作品も書ける作者の引き出しの広さには、素直に脱帽するしかないですね。

    0
    2014年02月17日

    Posted by ブクログ

    こういう作風でもいけるのか、と作者の力量に感心。
    楽しいユーモアミステリーってところなのかな。
    でもこういう描写の仕方って、とっても世代を感じる気がする。人によっては古いと思うかも。

    0
    2021年05月15日

    Posted by ブクログ

    「モーダルな事象」は結構重い小説だったが、今作は表紙カバーに偽りなし、お気楽小説。
    ミステリとしてはメタを使わずしっかりしているが、いかんせん登場人物の少なさから容易に真相を推測できる。
    わかりやすくてドラマ向き。
    だが面白いのはやはり奥泉さん独特の会話劇だ。

    0
    2014年02月27日

    Posted by ブクログ

    「電車の中では読まないほうがいい」

    このアドバイスに従ってよかった。本書を読みながら何回吹き出したかわからない。
    読みどころとしては謎解きではなく、著者の語り口である。学生の話し方をよく観察されているのだろう。「なんかこういう喋り方のヤツいるよな」と思わせるほど、学生とは何十歳も離れているのに、うまいのだ。また、古典的な語り口がしばしば見られると思うのだが、エンタメとの組み合わせが妙に笑える。

    0
    2014年02月01日

    Posted by ブクログ

    ほぼ女子大学の身近な謎を解決する推理小説なのだが、主人公は探偵役ではなく、単なる狂言回し、劣等感を受け入れ、低位安定を楽しみ、流されるまま。
    そんな主人公に当然のごとく危機が訪れるが、顧問になっている同好会の女子学生がことごとく解決し、主人公はなんとか危機を脱する。

    ギャグ満載、滑稽、皮肉、脱力の数々。
    ユーモアミステリというには、自虐すぎる。
    反面教師として、読者に勇気を与える作品。。。ん?

    0
    2013年12月01日

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    桑潟幸一准教授
  • タイトルID
    :
    1034260
  • ページ数
    :
    416ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年11月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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