シューマンの指

シューマンの指

小説・文芸
792円 (税込)

3pt

音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永嶺修人が語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いていたという噂が……。(講談社文庫)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    シューマンの指
  • タイトルID
    :
    205308
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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シューマンの指 のユーザーレビュー

「シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――」
2011年本屋大賞5位にランクインした音楽ミステリー小説『シューマンの指』。
この作品をオススメしたい理由は、なんといっても作者の圧倒的な描写力!!私はシューマンの曲を全く知らなかったのですが、読んでいるうちになぜか頭の中でシューマンの音楽が鳴り出したのです!
音楽小説にして極上の青春ミステリーである本作は、魅力的なキャラクターたちのストーリーを楽しみながら同時に音楽の知識も身に付くという、一粒で二度おいしい作品です。
ミステリーファンだけでなくクラシックファンの中でも話題騒然となった本作。面白くてほかにはない小説を探している方は、ぜひご一読ください。読み終えたあと、シューマンの曲を聴きたくなること間違いなしです!(私は我慢できず読んでいる最中にCDを購入しました…)

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これ好みです。とっても面白かった。「イデアとしての音楽があれば実際の演奏には何の意味もないんだ」とする主人公の言にはまったく賛成できないけど。
    で、読み終えてから気づいた。この作品って読者を選ぶよね。シューマンの作品に触れていない人には楽しめないのかもしれない。『死神の棋譜』を読んだ時辛かったのは、こちらの将棋に対するリテラシーが低かったからに違いなく、それと同じことが今回はシューマンなわけだ。うーん、こういう書き方もありの時代になったってことなのかな。

    0
    2021年05月10日

    Posted by ブクログ

    天才ピアニスト少年、永嶺修人。右手の指を失ったはずの彼が30年後、再びピアノを弾いたと伝え聞いた語り手。再生した指の謎。そこからの語り手による高校時代の回想は、修人とのシューマン談義が延々と続き、正直、読むのが大変だった。後半、語り手の高校卒業の日の殺人事件から話は動く。全ての謎は語り手が閉じ込めてきた記憶が手記という形で蘇ってきた。受験でピアノを弾くシーン、語り手だけが修人のピアノや文章を通じて微妙な変化を感じたりするところがゾクゾクした。衝撃のラストの後のさらなる衝撃。そしてさらに…最後の最後までおもしろかった。歪んだ世界感が印象に残った。

    0
    2018年02月01日

    Posted by ブクログ

    シューマン大好きの私にはすごく楽しんで読めました。

    結末にはちょっとびっくりというか、そんなオチもありなのか…と思いましたが、個人的には好きです。

    もう一度ピアノを、特にシューマンを弾きたくなりました。

    0
    2015年06月07日

    Posted by 読むコレ

    奥泉光天才!!

    映画のような内容ではありますが、小説ならではの描写で何度も何度もどんでん返しが起こります。
    あっという間に物語の渦に飲み込まれてしまう。
    音楽に詳しい人ならもっと楽しめそう。
    もっとたくさんの人に読んでほしい!

    0
    2013年08月12日

    Posted by ブクログ

    指を失ったはずのピアニストを巡るお話

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永嶺修人が語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いていたという噂が……。
    ----------------------

    主人公である里橋優の手記という形で大部分が描かれている
    社会人になってから届いた昔の友人からの手紙
    指を失ったはずの天才ピアニストMasato Nagaseが海外のコンサートでピアノを演奏し、指は治療を受けて復活したという
    そこから、永嶺修人(ながせ まさと)と私の出会いから交流、そして事件とその後までの回想


    切り落とされた指が復活した謎
    とある夜に校舎で行われた殺人事件
    ミステリに幻想と狂気が含まれた物語

    音楽と言うものの幻想性、神秘性
    才能を持つ者と持たざる者
    修人の過剰なまでのシューマンへの惑溺

    そして、唐突に発生する殺人事件

    二転三転する解釈

    結局、一体何が真実なんだ?


    シューマンの音楽性に関してはまったく読み解けない
    というか、そもそも他の音楽ものの小説と同様、私に音楽的素養がないので理解できないのでしょうねぇ

    それにしても、本屋大賞のノミネート作で音楽要素を多く含む作品がいくつかあるけど
    書店員さんに、音楽的な素養がある人も多いのだろうか?

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    この小説で語られる「幻想曲の夜」が主題になっている。つまりシューマンの幻想曲ハ長調Op.15の「幻想」が肝なのだ。

    奥泉氏の作品は、なかなか事件が起きないのが特徴的(例「雪の階」)だと思う。前半は散々、シューマンについて「勉強」させられる(小生はシューマン好きでもあるから苦にはならなかったけれど)ようだ。

    音楽を素材に使った作品は、曲が頭に浮んでこないと、読者にはきついんだろうな。

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    最後の数ページの衝撃が凄かった…
    音楽のこと、シューマンのことをかなり知っていないと楽しんで読めないかもしれない
    私の友達は途中で断念していた

    0
    2023年04月10日

    Posted by ブクログ

    この作家の本は初めて読んだが、面白かった。

    シューマンの楽曲に関するいろいろ(うんちく)はほぼ飛ばし読みではあったが、ついついつられて音楽を探して聴いてしまった。あー、この曲もこの曲もシューマンだったのかと音楽に疎い私は恥ずかしくなりました。
    完成された音楽を演奏するというのは、完全なものの一部だけが外に滲みててくるもの、みたいな感覚はなるほどなあと思った。ピアニスト(演奏者)は音楽への奉仕者、とか、音楽をやったことのない人間にはよくわからない世界である。私は楽譜も読めないし(ピアノはやってたけど、書いてあることを鍵盤に投影して音を出すという作業ができなかった。ほんとうに下手くそだった)頭の中で音楽が鳴ることもないで、よくわからないが・・・。

    ぐいぐい読ませるストーリー展開だったが、途中で「風と樹の歌」か??という展開にまでいき、びっくりしつつ、最後で「はー、やっぱりそうきたか」というところで落ち着いた。だいたい、なくなった指が再生するなんてことは不可能だしな・・・。

    文庫の装丁が素敵。血がついてたの、最後まで気がつかなかったけど、最後まで読むと、内容にぴったりの装丁。

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    修人について語るときの、静謐でいて幻想的なレトリックが良い。その中でも、とくに魚を使った比喩が多い気がした。何かが表出するとき、水の中で泳ぐ魚が水面に向かって浮かび上がるイメージを通して表現されている箇所がいくつかあった。本作ではシューマン論に限らず音楽ついて語られることが多いが、作者にとって、音楽と魚の動きには似ていると感じる部分があるのかもしれない。と思った。

    0
    2020年08月21日

    Posted by ブクログ

    初奥泉作品。恩田陸の音楽モノを読んだ後ってことで、このタイミングで読んでみることにしました。純文学作家が書いたミステリ、っていう認識で読み始めて、途中までは”いやいや、普通に純文学やん”って思いながら頁を繰ってました。まああながち間違いでなく、実際三分の二くらいまでは、シューマンを軸にした音楽論みたいのが繰り広げられています。残りの三分の一で、指の謎が次第に解き明かされるんだけど、それに関しては『まあそんな感じですか』くらい。最終的には、それなりに楽しめました。

    0
    2017年02月24日

シューマンの指 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    シューマンの指
  • タイトルID
    :
    205308
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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