新庄耕のレビュー一覧

  • 狭小邸宅

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    不動産業界ではないが、4月から新卒で働く身であるため、働くことの恐ろしさが鮮明に伝わってきた。主人公ははじめは全く売ることができなかったが、運が味方したことや課長にテクニックを教えてもらったことで売れる人に変わっていった。売れる人に変わったことで、自分が大物になった気になって傲りが見えてきたが、本当は中身は何も変わっていないのではないか。これは、サラリーマン全員に言えることだと思うが、謙虚でいることが1番大切なのではないか。そんなことを考えさせられた。売れなくなった時に謙虚さを持っていなければ、周りから人がいなくなってしまいそうな気がした。

    もし自分が少し仕事で成功することがあっても謙虚さは

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    2024年03月15日
  • ニューカルマ

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    マルチの実態とマルチと知りながら利用して成り上がろうとする若者の苦しみが伝わってきてあっと言う間に読み終えました

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    2024年01月16日
  • 狭小邸宅

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    不動産業界の闇、成果主義、狭小住宅販売の罠、営業マンのテクなど学びの多い小説だった。面白くて一気読み。ビジネス小説と侮るなかれ。かなり面白いのでおすすめです。

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    2023年09月25日
  • ニューカルマ

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    ネタバレ

    「給料とは別に、百万円入ってきたら、良いと思いませんか?」

    勤めていた会社の業績不振によるリストラの危機で将来への不安を抱えた主人公。旧友からの誘いで、初めは否定的だったネットワークビジネスに次第にのめり込んでいく様子を描いた作品。

    (感想)
    自分も、ネットワークビジネスには「成功、夢、仲間」という甘い響きの言葉を餌に人々を騙してお金を儲ける悪徳なビジネスというイメージがあり非常に嫌悪感を持っている。

    ストーリーの序盤は、そんな悪質なネットワークビジネスにのめり込む主人公が破滅の道を辿る物語だと思って読み進めていたが、

    途中から、「あれ、ネットワークビジネスって、やり方次第では誰も損を

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    2022年11月16日
  • ニューカルマ

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     ブラック企業という言葉が認知された当時、ペンシルハウスを売りさばく不動産業を描いた「狭小邸宅」の作者の次作は、ネットワークビジネスいわゆるマルチ商法にのめり込む若者を描く。

     メーカーの関連企業で働く竹田は、ある日大学時代の友人からの電話を取るが、彼が誘ってきたのはマルチだった。
     そんな話に乗る気はさらさらなかったが、社内では業績悪化によるリストラが吹き荒れ、昇給なしボーナスなし。
     地元の古くからの友人は、地元で最年少の市議会議員としてデビューした。
     俺はこの先もこのままなのか。
     何度もかかってくる友人からの誘いに、一回だけとセミナーに参加したことから、マルチ商法にのめり込んでしま

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    2019年02月03日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    ネタバレ

    地面師シリーズ2冊目。
    今回も面白かった!
    ハリソン山中の狂いっぷりが加速して、人でなし感がすごい…。
    舞台がクルーズ船というのも雰囲気出ていて、ワクワクハラハラ。

    地面師サイドと追う警察サイド、さらに騙される側の人間と視点が入れ替わりながら話が進んでいくので、読めば読む程それぞれの立場に肩入れしてしまう。
    だから、どの視点から読んでもヒヤヒヤするし、面白い。
    私自身がギャンブルの魅力には全く共感できないため序盤はいまいちストーリーに入り込めず、所々でギャンブル好きが顔を出す稲田には少し興醒め。
    でも、ギャンブルにハマってしまう人間の心理みたいなものを感じさせられた。

    不動産取引の専門的な

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    2025年12月04日
  • 地面師たち

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    ドラマの役者が強烈で、読みながら映像が脳内再生されます。ドラマほどハラハラしないものの、拓海の心理描写は本の方が丁寧で感情移入しやすい。一方、青柳や辰さんのキャラや本人確認場面の緊張感はドラマの方が際立っており、原作も面白いけれど脚本家はすごい。ハリソンは生きているので続編があれば面白い。拓海くんは無念を晴らして欲しい。大好き度❤️

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    2025年11月29日
  • 地面師たち

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    ハラハラしたり ビクビクしたり 変に入れ込んで本を閉じたり 2~3行だけとりあえず読んでみたり 結構翻弄された感があった   読みながら自分はどの人に感情を移入してたのか? 

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    2025年11月28日
  • 地面師たち アノニマス

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    地面師、地面師アノニマスを読んでから本書を読みました。
    どれも大好きな作品です。中でもキャラクターも印象的で当然ハリソン山中もいいキャラしてますが、私は特にルイヴィトンこと竹下さんが好きなので、この本にエピソードがあって良かったです。

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    2025年11月20日
  • 地面師たち

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    2019年初版。Netflixでのドラマ化が、脚光を、浴びた作品の原作。私、学生時代に先輩の司法書士事務所でバイトをしていました。当時はバブル前とはいえ不動産取引は多くて、取引がブッキングすることもありました。補助者の私も先生が到着するまでの場繋ぎや書類のチェックなどをやったことがあります。その時に感じていたのは、売主は本物なのかなあということです。銀行の応接室や不動産会社の応接間に、売主・買主・それぞれに関係する不動産業者。緊張感を思い出しました。

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    2025年11月20日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    Netflixで話題となったドラマの原作の続編ですが、前作で逃亡したハリソン山中が新たな仲間を募って、再び大型の地面師の犯罪に動いた内容でしたが、前作では、地面師の犯罪や人間心理が詳細に描かれていましたが、本作は、展開が早すぎて、あっという間にエンディングを迎えてしまったというのが残念でしたが、内容は面白かったので、また続編に期待したいですね!

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    2025年11月15日
  • 地面師たち アノニマス

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    狂わせる側の登場人物たちにも過去があった
    どん底の生活からハリソン山中と出逢い
    狂わせる側へと転身していく

    前日譚で犯人たちの過去を知った状態で
    本編を読み返したらより一層楽しめる

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    2025年11月05日
  • 地面師たち

    購入済み

    詐欺の話もここまで大きくなると

    Netflixが見れないのでYoutubeの映像を断続的に繋げて、それでも恐ろしい話だと興味をもった1冊。拓海が話すと綾野剛が、後藤が話すとピエール瀧が、ハリソンが話すと豊悦が浮ぶのはしかたがないにしても、積水ハウスの事件が本当にあったとは言え、犯行者側の視点でここまで描けるのは凄いと思った。なによりも資金と計画の決定権をもちながら、決して舞台の表にでてこないハリソンの周到性。人格はサイコパスなのに紳士然とした出で立ちと邪気のない笑顔で人に近づく。とても小説の話だけのようには思えないリアリティ。

    #ダーク #怖い

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    2025年11月02日
  • 地面師たち

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    出張中の飛行機で読んだ。
    一気読みできる犯罪エンターテイメント。
    積水ハウスの時もやはり「早く買わないと!」と焦った中での詐欺事件だったのだろうか。やはり人間慌てるとろくなことにならない。

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    2025年11月01日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
    「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。

    「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない

    世の為、人の為、自分の為に就職する
    世の為、人の為、自分の為に独立する
    世の為、人の為、自分の為に親になる

    その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。

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    2025年10月29日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    Netflixのドラマ→地面師たち→本作 フォイナルベッツ
    と辿ってきた

    ハリソン役の豊川悦司ってすごいね
    (本の感想じゃ無くてごめん)

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    2025年10月25日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    とても読みやすく、あっという間に読み終えました。知らない作家もたくさんいましたので楽しかったです。リアリティーを追求した話でした。麻布競馬場、窓際3等兵、かとうゆうか、新城耕、外山薫、この辺がすごく面白かったです。

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    2025年10月18日
  • 地面師たち

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    ネタバレ

    "地面師"の世界と圧倒的ヒューマンドラマ、
    そこにあるものは決して綺麗なものではなく、
    されど痛ましほどの現実である。

    意地、誇り、地位、
    あるいは縁故、自由、呪縛。

    理性と感情を巡る戦いは圧倒的スケールとダイナミズムによって形作られる。


    解説でも語れている事件、
    2017年6月、東京五反田にあった廃旅館「海喜館」をめぐる

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    2025年10月18日
  • 地面師たち

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    犯罪者集団はどこまで行っても犯罪者集団なんだなぁと、思ったね。どこまで行ってもハラハラドキドキ。地面師とはこういうことなのかと。騙し騙されの話はなかなか面白かったです。ラストもう1つひねりがあればなぁと思いましたけどね。でも大満足ですね。面白かったです。

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    2025年10月01日
  • 地面師たち アノニマス

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    それぞれの登場人物が地面師になるまでの話。
    ストーリーも良かったが、巻末のピエール瀧さんと新庄耕さんとの対談だけでも読む価値ありです。

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    2025年09月30日