新庄耕のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったけど一つの推理小説を読んだくらいな軽い気分。心に響くというような作品ではない感じ。
地面師が大きい詐欺をやってのける話。たくみと山中以外の仲間の過去や状況はほとんど説明されず、それも珍しい。
たくみは過去に地面師詐欺にあい、それが原因で自暴自棄になった父親が家に火をつけたことで妻と子供を失った。その後ハリソンに出会い地面師となるが、実は父親を騙したのもハリソンであり、初めから目をつけられていたという事実を知る。
地面師たちのやりとりを見ていると事の重大さとは裏腹にドタバタの喜劇を見ているような滑稽さがあり、またハリソン山中も最低最悪なやつにも関わらずそれだけでは収まらない最強感と -
Posted by ブクログ
シンガポールのカジノで元Jリーガーの稲田は全財産を失い、失意のどん底にいた。一部始終を見ていた大物地面師・ハリソン山中は、IR誘致を見込んだ苫小牧の不動産詐欺メンバーの一員として稲田に仕事を依頼する。日本に戻り、稲田はディベロッパーの宏彰、支援者の菅原と共に準備に入るが、予定していたプランが突然白紙となる。一方、警視庁捜査二課のサクラは、ある不動産詐欺の捜査過程で地面師一味の関与を疑い、捜査を続けていくうち、逃亡中のハリソン山中が趣味の狩猟で頻繁に北海道を訪れていたとの情報を掴むが――。
前作に引き続き、ハリソン山中の自分だけが助かるというやり方が 悪どくて気分が悪くなる。
IR誘致を -
Posted by ブクログ
ネタバレNetflixで実写ドラマ化され社会現象となった『地面師たち』の前日譚にあたるスピンオフ短編集。100億円もの前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた地面師集団が、いかにしてその道に足を踏み入れたのかが描かれている。
物語は、後藤(法律屋)、長井(ニンベン師)、麗子(手配師)、竹下(図面師)といった主要メンバーに加え、刑事の辰、大手ハウスメーカーの青柳、尼僧の川合菜摘といった周辺人物にも焦点を当て、それぞれの背景や人間模様を掘り下げていく。『地面師たち』本編での冷徹さや狡猾さの裏側に、こうした過去や人間性があったのかと驚かされる。
たとえば、後藤を主人公に据えた「ランチビール」では、ピエール瀧のエセ