新庄耕のレビュー一覧

  • 地面師たち アノニマス

    Posted by ブクログ

    「地面師たち」の登場人物の前日譚。
    ハリソン山中の、ヒヤッとするような気味悪さがいい。
    それぞれにドラマがあるので、それを踏まえてもう一度「地面師たち」を振り返ると、より面白く感じるかもしれない。

    0
    2025年08月10日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

    Posted by ブクログ

    元Jリーガーの稲田健次が主人公の不動産詐欺エンターテインメント小説です。シンガポールのカジノで全財産を失った稲田は、そこで出会った大物詐欺師・ハリソン山中に誘われ、北海道を舞台にした詐欺計画に参加します。当初は苫小牧でのIR誘致案件を狙いますが、市長選の結果で計画が頓挫。そこで「北極海航路の開通で釧路の土地価値が高騰する」という虚構を利用した代替計画が動き出します。ターゲットはシンガポールの有力デベロッパーの跡継ぎ、ケビン・ウォン。色仕掛けや巧妙な演出で契約を迫り、クルーズ船上での契約成立目前までこぎつけますが、突如現れたヒグマの襲撃で事態は一変。仲間の死や警察の介入により、計画は完全な成功と

    0
    2025年12月23日
  • ニューカルマ

    Posted by ブクログ

    マルチ商法のネットワークビジネスに引き摺り込まれる過程が展開が早いものの丁寧で、すらすらと読みやすくおもしろかった。タケシの存在でより深みが増したように感じる。周囲の人々の信頼を失っていき、二度と取り返せないのが痛々しく、教訓にしようと思った。終盤にかけてとラストも予想外で良かった。
    地面師たちに続き、リアリティのある人間ドラマを含む社会派エンターテイメントがとてもおもしろかった。

    0
    2025年07月31日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

    Posted by ブクログ


    地面師たち ファイナルベット ★4.5
    「地面師たち」の2作目。これもあっという間に終わってしまった。1作目よりはドキドキ感は少なかったが安定感のあるゾクゾク感で非常に楽しめた。あと1作で終わってしまうのさみしい。

    0
    2025年07月26日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

    Posted by ブクログ

     主人公がなぜ地面師になっていくか、背景が悲しい。山登りで熊に出くわすシーンやシャブなどアンダーグラウンドな世界の描写は地面師詐欺も私たちに縁のない世界の出来事なのだと知らしめる。
     かつて積水ハウスの地面師事件をニュースで知った時、大企業が騙されることに大変驚いたのを思い出した。その当時の記憶とこの小説の進捗状況に、ワクワクしながらともすると悪者が勝利する快感を得る。莫大なマネーが動く時1億だろうが10億も変わらない心理。なりすますには知識と知恵と情報を我が身に落とし込まないとならない。そのために剃髪までするのだ。最後まで読者を離さないストーリー展開は本当に楽しめた。綾野剛で映像化されてるの

    0
    2025年07月24日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

    Posted by ブクログ

    元Jリーガーの稲田がギャンブルにのめり込んで行くのがリアルに感じました。
    その分、地面師の部分が薄かったのかな。
    ハリソン山中の印象も慣れたせいか前作に比べると無かったですね。

    0
    2025年07月24日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作は、前作「地面師たち」の続編シンガポール編、とでも言えようか。
    相変わらずのハリソンの変態っぷりや、取引が上手くいくのかいかないのかなどのハラハラな空気も健在でした。
    北海道を舞台にした命のやり取りは、昨今のニュース等から実際に起こりそうな内容です。
    拓海以外のメンバーは刑務所にいる、という設定のため、新たなキャラクター達がハリソンの仲間になり、地面師詐欺を仕掛ける。
    ドラマ版は原作とは少し違うけれど、少し軽薄な主人公の稲田や、アジア系の魅力的な美女マヤなど、こちらも実写化したら面白いドラマになりそう。

    0
    2025年07月23日
  • カトク 過重労働撲滅特別対策班

    Posted by ブクログ

    過重労働を強いる企業とのせめぎ合い。敷いている企業側の理念や考え方も全く共感できないわけではないことが如実に感じられた点が一番面白かった。

    0
    2025年07月04日
  • 狭小邸宅

    Posted by ブクログ

    この作家、誰?と思った方も「地面師たち」の原作者と言えば通じますよね?

    せっかくだから違う小説もと思い、読みました。
    初段は「あれっ?」と思ったけど、読み終わって「なるほどなぁ!」と思えた一冊。

    0
    2025年05月19日
  • 地面師たち アノニマス

    Posted by ブクログ

    2025,05.07
    こういうスピンオフ作品を見たり、読んだりしたときに思うことはいつも同じ。
    オリジナルのキャラクターの「強さ」がスピンオフになると一層際立つということ。
    筆者の思惑とは別にキャラクターたちが走り出すからこそ生まれるのがスピンオフ作品だと思うので、そのキャラクターがみずから備える魅力がスピンオフではわかりやすく示されると思う。

    0
    2025年05月07日
  • サーラレーオ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    半グレ、裏社会、人生どん詰まり…というような話が好きな人には刺さるかも。
    話の展開としては特にどうにもならないので、ただただ落ちていく主人公を見ていくだけではあるが異国の地でどうにもならず追い詰められていく主人公先行きが気になる。
    この人の性的な表現はいつも見事というか、生々しくて好き

    0
    2025年05月06日
  • 地面師たち アノニマス

    Posted by ブクログ

    読んでしばらく経ってから、この本が『地面師たち』の前日譚であったことに気付きました。
    でも、全く違和感なく入り込めたので、一つの作品としても優れているのだなと思います。
    もちろんこの後は、『地面師たち』の本編を読んでいきます。

    0
    2025年04月26日
  • ニューカルマ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    勤務先は業績不振、将来への不安から主人公はマルチ商法に手を出す。
    はじめはうまくいかないが有力な子会員を得たことで月収70万円を手にするようになる。しかしそれと引き換えに子会員から体の関係を求められる。枕営業。彼女がいなくなると途端に収入はダウン。体の関係があったと噂されグループにもいづらくなる。

    せっかく足を洗ったのに借金苦から再びマルチに手を出す。マルチの借金をマルチで返済しようとする愚かさ。今度のグループの社長は一見善良なようで実はとんでもない悪党。自社製品のせいで健康被害が出ようが知ったことじゃない。

    ラストはちょっと小説的にすぎるけれど中盤までの強引な勧誘によって周囲から人が離れ

    0
    2025年02月16日
  • ニューカルマ

    Posted by ブクログ

     新庄耕さんの2冊目は「ニューカルマ」でした。
     大手企業に勤める主人公が、マルチ商法的なネットワークビジネスに手を染めていく物語です。
     読んでみて私にも身に覚えがありました。もう30年以上も昔の話になりますが、その手の会社の商品を勧められたり、ねずみ講みたいな組織の会員に勧誘されそうになったり。そして勧めたり勧誘したりする人は罪の意識は全くないのです。そうすることが自分にとっても相手にとっても幸せになるかのようなロジックで話されます。
     既に会員になっていた知人から結婚祝いにその会社の高価な鍋セットをいただきましたが、その鍋たち(フライパンや大小のお鍋)は30年以上経過した今も現役で使って

    0
    2025年02月14日
  • 狭小邸宅

    Posted by ブクログ

     新庄耕さんの作品は初めて読みました。
     「狭小邸宅」がデビュー作で、2012年の「すばる文学賞」を受賞されています。すばる文学賞は「純文学」の公募新人文学賞でありエンターテイメントではなく芸術性が重視されます。そのためか?過去の受賞作の一覧を見ても知らないものばかりでした。
     「狭小邸宅」はブラックな不動産屋での日常が舞台となります。休日なし、毎日帰宅は日付けが変わってからという毎日。主人公もそんな会社を辞めたいと思いながら働くも結果の出ない毎日。
     そんな主人公を新興宗教の洗脳と同じやり方で、会社に貢献する戦士に育てあげていきます。ブラックな会社は社員を使い捨て要員としか見ていないことはわ

    0
    2025年02月10日
  • ニューカルマ

    Posted by ブクログ

    「地面師たち」からたどり着きました。

    青年がマルチ商法にハマった先の盛衰や破綻が描かている。

    古い友人からの連絡を無視できなかったり、警戒しながらもセミナーに参加したり、結局、流さられるままに入会したり...と、その後も何度も「ここで踏みとどまればよいのに」と思う場面があった。

    マルチで繋がる関係は結局のところ、金で繋がっているだけで、金が切れた瞬間に胡散霧散になるのところが興味深い。
    主人公を取り巻くマルチに浸かってしまった人々の、一見利他のようでいて私利だけを追い求め、本音を隠し耳障りのよい言葉で懐柔していく様子には、全く別の生き物を見ているようだった。

    さらに、マルチでの成功が潰

    0
    2024年09月04日
  • 地面師たち

    Ryu

    購入済み

    話題のNetflixオリジナルドラマの原作で、実際の積水ハウス地面師詐欺事件を題材にしたフィクション小説。面白くて一気に読んでしまった。傑作。
    ただ、実際の事件とは登場人物や流れなどかなり改変されているので、実際の事件を知りたい方は「地面師」がおすすめ。そちらも読んでおくと、この人物のモデルはあいつか…とか分かってより面白い。
    さらに、本書も「地面師」も地面師側から書いた本なので、被害者側の事情が薄く、「何でこんな内容で騙されたのか?」という疑問が湧いてくると思う。そうした場合は、「保身」を読むことをおすすめする。積水ハウスの内部事情や内紛など積水ハウス側から書かれたものなので、これで全体像が

    #ダーク #ドキドキハラハラ

    0
    2024年08月15日
  • ニューカルマ

    Posted by ブクログ

    主人公がテンポよく破滅に向かい、一度ならず二度も救われたのにまた破滅に突き進む蛾みたいな奴で面白くもしんどかった。
    MLMは勿論碌なもんじゃないんだけど、女子供の青さや労働者の閉塞感につけ込んだマインドコントロールは何処にでもあるよなぁ

    0
    2024年06月03日
  • 狭小邸宅

    Posted by ブクログ

    昭和生まれのサラリーマンが読むと、胸がキューっとなること間違いなし。


    入社したころの時代を思い出して身が引き締まります。


    パワハラ会社の解像度が高い。


    慢心してるかなっ?ってときに読むと気持ちを改めることができる。

    0
    2024年04月21日
  • 狭小邸宅

    Posted by ブクログ

    リーマン後の新卒営業ってこんな雰囲気をひしひし感じながらやってたなという一冊。某不動産屋をモチーフにしているらしいが、どこまで本当かは分からない。

    割と面白かった。結局松尾がどうしたら幸せなのかは私もまだ分かりません。でも売れるようになったところでまた考えてみれば良いとも思う。そこからまた踏み出せるし。

    0
    2023年12月10日