新庄耕のレビュー一覧

  • 狭小邸宅
    不動産業界ではないが、4月から新卒で働く身であるため、働くことの恐ろしさが鮮明に伝わってきた。主人公ははじめは全く売ることができなかったが、運が味方したことや課長にテクニックを教えてもらったことで売れる人に変わっていった。売れる人に変わったことで、自分が大物になった気になって傲りが見えてきたが、本当...続きを読む
  • 地面師たち
    最初から目の離せない展開で一気にひきこまれた。実際に大きい事件があったけど、それが下敷きになっているだけあってリアルで面白かった。映像化楽しみ。
  • ニューカルマ
    一度その味を知ってしまうと···という人の脆さや危うさをネットワークビジネスという題材を通してとても興味深く、主人公の危うさにハラハラしながら一気に読んだ。金、権力、野望、夢。人の幸せってなんだろね。
  • ニューカルマ
    マルチの実態とマルチと知りながら利用して成り上がろうとする若者の苦しみが伝わってきてあっと言う間に読み終えました
  • 地面師たち
    地面師という詐欺師集団を主人公にした物語。
    なりすましという古典的な手口だがその準備が周到で10年ほど前に起きた実際の地面師の事件も本当にこんな感じで起きたんじゃないかと思う描写でした。
    警察や主人公を取り巻く人間ドラマも面白く内容にのめり込めました。
    地面師についてもわかりやすく書かれて緊迫感のあ...続きを読む
  • 狭小邸宅
    不動産業界の闇、成果主義、狭小住宅販売の罠、営業マンのテクなど学びの多い小説だった。面白くて一気読み。ビジネス小説と侮るなかれ。かなり面白いのでおすすめです。
  • 本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー
    ショートショートと帯には書いてるけど、短編小説が多め。僕の分類の中では。

    Twitterは文字のSNSということもあり、好きだし、よく見ている。何人かの著者はフォローもしていた。

    同じ時代を生き、同じ東京という町に住み、同じアプリを使いながらも、知らないことだらけ。テーマは『キラキラした東京とそ...続きを読む
  • 地面師たち
    面白くて一気でした。終わりかたも好み。Sハウスの戸建て持ち家に住んでおりメンテナンスでいつも法外な見積もりを持ってくる営業に辟易していますが、こんなところにお金を注ぎ込んでいるからあの価格なのかと納得です。
  • ニューカルマ
    「給料とは別に、百万円入ってきたら、良いと思いませんか?」

    勤めていた会社の業績不振によるリストラの危機で将来への不安を抱えた主人公。旧友からの誘いで、初めは否定的だったネットワークビジネスに次第にのめり込んでいく様子を描いた作品。

    (感想)
    自分も、ネットワークビジネスには「成功、夢、仲間」と...続きを読む
  • 狭小邸宅
    就職活動を怠ったばかりに····
    似たような経験者のために主人公に共感し、わずか数時間で読破。
    面白かったー!
  • 地面師たち
    積水ハウスが騙された地面師事件をベースとした小説。めちゃくちゃ面白い。これは本当に面白い。

    事件をベースにしっかりと話が作り上げられていました。
  • 地面師たち
    いやぁー面白かった!!
    「狭小住宅」では心に爪痕を残されたので、こちらの小説も間髪入れずに読んでみた。推理小説でもないのに、ドキドキしながら読み急いだ。いつのまにか地面師側に同調している自分がいる。読んでいるうちに罪悪感がマヒしてしまい、自分の中の悪魔が目覚めそうで怖かった。
    実際に起こった事件をモ...続きを読む
  • 夏が破れる
    恐怖、恐怖これほどまでに怖さを感じた小説はないと思う。ぶたとの交流のシーンはホッとするところもありますが、脱走をはかる所は息もつかせぬ手に汗握る一気読み。あなたもこの作品を読んで恐怖を感じて下さい。
  • 狭小邸宅
    面白かった!サクッと読める。仕事がうまくできなくても辛い、できるようになっても面白い気がするだけで辛い。結局空っぽのままだと満足できないという話でした。
  • 地面師たち
    何か、テレビドラマや映画のような映像が鮮明に頭に浮かぶかのような雰囲気が在る作品だと思う。
    率直に、タイトルにある“地面師”なる用語を知らなかった。これは不動産取引に関する詐欺犯罪、その種の犯罪に携わる者を言う用語であるという。
    本作の最初の方は、その“地面師”という者達が蠢き、多額の資金を騙し盗る...続きを読む
  • 「地面師たち」刊行記念小冊子(増量試し読み付)
    勝手な思い込みで衝動的に本書を手に取った。
    冒頭の取引の描写からグイグイ引き込まれる圧倒的なリアリティ。交錯する人間関係。読み始めると止まらない
  • ニューカルマ
     ブラック企業という言葉が認知された当時、ペンシルハウスを売りさばく不動産業を描いた「狭小邸宅」の作者の次作は、ネットワークビジネスいわゆるマルチ商法にのめり込む若者を描く。

     メーカーの関連企業で働く竹田は、ある日大学時代の友人からの電話を取るが、彼が誘ってきたのはマルチだった。
     そんな話に乗...続きを読む
  • 狭小邸宅
    これはなかなか強烈なブラック企業。面白いです。
  • 狭小邸宅
    昭和生まれのサラリーマンが読むと、胸がキューっとなること間違いなし。


    入社したころの時代を思い出して身が引き締まります。


    パワハラ会社の解像度が高い。


    慢心してるかなっ?ってときに読むと気持ちを改めることができる。
  • 地面師たち
    何年か前に地面師による大規模な詐欺事件が話題になってましたが、ふと地面師の実態とはそもそも何なんだろう?!と言うことでこちらの本を読みました。いやぁ、演者まで揃えて全てが計画的になんですね。あまりに一般からかけ離れた世界を垣間見るような感じで面白かった。サスペンスドラマのようなスリルを感じました。森...続きを読む