新庄耕のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
また新たな仲間と、大きな詐欺。
ハリソンもだが、稲田も“これくらいでいい,ということを知らない”。
しかし,これほどまでにハニトラとは成功するものなのだろうか?ハリソンに使われるマヤはもう、心を動かすことも思考することもやめてしまったのだろうか?読みながら、マヤの表情だけは最後までわからなかった。
詐欺師たちが、出会うピンチで冷や汗をかきながらでもウソをつく。昔から、息をするように嘘をつく人は恐ろしい、と言う。本当にそう。
ハリソンを追うサクラを応援しながら一気に読めた。サクラの勘の良さと、迷ったら直感にたよれよ、の言葉どおり進んでいく展開が面白かった。
またしてもハリソンはマジもんの変態で -
Posted by ブクログ
ファイナル・ベッツとあったからとうとう船上(豪華客船)でサクラによって捕まると思ったけど、影武者を用意しててまんまと逃げていた。
また次にターゲットを見つけたとこでジ・エンド。
これ続編があるってことだね。
今回に主役は元サッカー選手の稲田。ギャンブルで無一文になったところにハリソン山中登場。
でもこの稲田は根っからの悪人ではなさそう。
あと気の毒だったのはシンガポールの財閥の御曹司ケビン、
この純粋な好青年をハニートラップで欺くマヤ、許せないわ、もっと許せないのはケビンの親友で日本人にリュウだよ。
マヤのハニートラップにまんまとひっかかりその行為の映像をタネに脅され親友を欺くなんてさ、何もか -
購入済み
ドラマ化希望です
今更ながらドラマを観て、そのまま続編小説があると知り読みました。小説ならではの細かい描写が面白く、時間を忘れて読んでしまいました!ぜひ本作もドラマ化してほしい!!
-
Posted by ブクログ
主人公がなぜ地面師になっていくか、背景が悲しい。山登りで熊に出くわすシーンやシャブなどアンダーグラウンドな世界の描写は地面師詐欺も私たちに縁のない世界の出来事なのだと知らしめる。
かつて積水ハウスの地面師事件をニュースで知った時、大企業が騙されることに大変驚いたのを思い出した。その当時の記憶とこの小説の進捗状況に、ワクワクしながらともすると悪者が勝利する快感を得る。莫大なマネーが動く時1億だろうが10億も変わらない心理。なりすますには知識と知恵と情報を我が身に落とし込まないとならない。そのために剃髪までするのだ。最後まで読者を離さないストーリー展開は本当に楽しめた。綾野剛で映像化されてるの