新庄耕のレビュー一覧

  • カトク 過重労働撲滅特別対策班

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    私の勝手な決め付けで思い込みですが、労基署へ駆け込む人は大雑把に分けて二通り、「つらすぎる思いをして、悩みに悩み抜いて相談しようと駆け込んだ人」と、「適当に働いていたら不愉快な待遇を受けたから、ダメモトでチクってやると駆け込んだ人」がいるのではないかと。

    本当に気にかけなければならないのは、誰にも相談できず、もちろん労基署に駆け込むこともできず、たったひとりで悩んでいる人。

    労基署のことも、本作に出てくるブラック企業に勤める側の社員同様、お役所だと決め付けていました。でも、どこの職場にもいろんな人がいるように、お役所仕事に徹する人もいれば、どっちがブラックだと思うほど働いて、どこにも声を上

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    2018年07月18日
  • 地面師たち

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    ドラマは見ていないがドラマ化される前から元ネタの事件は知っていた。こうした詐欺があるという事実が広く認知されるのは良いと思う。
    犯罪者側から描かれるストーリーだが、リアリティを出す為に色んな準備を入念に行うのだなと感心した。
    ただストーリーの運びとしてはやや盛り上がりに欠けたかなという印象。敵役である買い主は小物で不快だし、個としての手強さや危機感を覚えることがない。ハリソン山中も一見カリスマっぽく描かれているように見えるが、本人は裏方に徹していて目立った活躍は無く、変態だったなという印象しか残らない。主人公も悲惨な過去から浮世離れしており、結果、誰にも感情移入が出来なかったので盛り上がりに欠

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    2026年04月22日
  • 地面師たち アノニマス

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    ネタバレ

    『地面師たち』に登場する7人それぞれにスポットを当てた、小説の地面師詐欺が行われる前を描いた短編集。
    『地面師たち』では、拓海と辰(青柳もだったか⋯)の視点で描かれていたと思うので、本編では謎に包まれていた、ほかの人物たちの性格というか心理も伺いしれました。

    ずっと被害者な菜摘、輝かしい未来が待っているはずだった長井、親に植え付けられたコンプレックスと不倫の裏切りに遭った麗子は気の毒だなぁと思いました。
    その反面、竹下はずっとこんな感じなんだなぁと思い、後藤も気の毒ではあるのですが、そもそもの性格が好きになれずかも⋯と思いました。

    ハリソン山中の不気味さは健在で、辰の娘のことを知っている情

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    2026年04月16日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    ネタバレ

    『地面師たち』の続編。
    冒頭、シンガポールで始まったので、今回は海外が舞台?と思ったら、日本に移ってきました。
    ただ、仲間の1人とターゲットは外国人だったので、少しグローバルに⋯。

    今回は詐欺が1件だったので、前作よりは展開がゆっくり目でした。
    前作のハリソンがグリズリーを射殺する場面が嫌に記憶に残っていましたが、今作もヒグマで同様のシーンがあり、ハリソンの残酷さを示すために必要なのかなと思いましたが、やっぱりゾッとして嫌な感じで頭に残りました。
    騙された後のケビンの描写がほとんどないのが、潔いなと思いました。

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    2026年04月03日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    今度はサッカー選手を登場させた。
    シンガポールから釧路に。
    最後は結局そうなるのかー、とため息が出る。

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    2026年04月05日
  • 狭小邸宅

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    不動産営業の場面は自分も似たようなことをしていたのでとても共感をもって読めた。松尾に対しても感情移入できました。読み始めたらのめり込んですぐに読んでしまいました。まだ若さがあるんだなって思った自分は、少し歳を重ねたのかなと思いました。

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    2026年03月27日
  • カトク 過重労働撲滅特別対策班

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    再読シリーズ。

    どちらかというと猛烈に働いてきた時代とバランスを取るようになった時代の狭間の世代なので、改めて読んでいて苦しいところも。

    何故ブラックになっていったか、そちら側の描写も丁寧で、一見理解が出来なくても表裏一体だなと思わせられる。それぞれの正義や無知、時代の流れとか背景があって、そうしたくてそうなったわけではないのかも知れないと。

    決して肯定はしないけれど、再起の道も残すところが、人の良心を信じたい思いが伝わってくるようなお話でした。

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    2026年03月14日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    ネタバレ

    「地面師たち」の続編。ドラマの関係図で辰の部下が出てたから、前回のにほとんど出てなくておやと思ったんだよな。こっちで活躍してんのか。辰が死んだのはショックだった。気の毒に。そして結局ハリソン捕まらなかったんかい。まだ続編書く気かな。今回は北海道苫小牧のカジノ用地から、北極海航路の釧路が舞台。北極海航路なんて初めて知ったわ。こういう時事?が不動産価値に影響するんだなぁ。そりゃそうか。熊のとこはグロかった。去年の熊被害を元にしたのかと思って確認しちゃった。2024年発行だった。やっぱ北海道は先駆けて熊被害があったってことか。なんかそこがピークだった。ハリソンは変わらないけど、結局それ以外の人間がメ

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    2026年03月06日
  • 地面師たち アノニマス

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    オーディブルで聴きました。
    「地面師たち」の前日譚。あの人たちは急に地面師業に就いたわけでもなく、急に被害者になったわけでもなく、それなりの生い立ち、素質、歴史があってあそこに至った、というのがわかって面白かった。⋯と言っても、すっかり記憶が飛んでいたところもあり、また地面師たちを読んでしまおうか。。と考えてる。

    ハリソンはトヨエツが演じているから許せるけれど、そうでなかったら心底気持ちが悪い変態爺。

    頭がよく、人を傷つけることに微塵の呵責も感じず、半端なくお金持ってる変態爺は、さぞ楽しい人生だろう。

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    2026年02月27日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    the エンタメ小説。フラグ立ちまくり。語りがフォーマット化されている。ハリソンは悪役だけど人気出そうなやつだ。

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    2026年02月21日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    テンポの良いストーリー展開ではあったが、前作にあったようなヒリヒリした感覚がなく、物足りなさを感じた。

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    2026年02月12日
  • 地面師たち アノニマス

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    『地面師たち』の前日譚。ハリソン山中の仲間たちがどのように彼と出会ったかを描いた短編集。
    Netflixドラマの制作の後に書かれたようで、原作の設定の前日譚なのかドラマの設定の前日譚なのかが曖昧になっている。巻末のピエール瀧との対談によるとあえて曖昧にしているようだ。
    いつかYouTubeで5分くらいのショートドラマで観れたらいいな。

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    2026年02月08日
  • 地面師たち ファイナル・ベッツ

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    はじめて読む「地面師」シリーズ。
    配信ドラマも未見。
    前作品のエピソードも出てきますが、わからなくても話としては問題なく読めました。

    はじまりのバカラシーン、読み慣れていないため説明が長く感じますが、バカラのルールとギャンブルにハマる人の心情は把握。
    既にスッカラカンになっている時点で、ハリソンに嵌められているわけですね。ラストに効いてくる。

    しかし熊に襲われるのは偶然か?これも運なのか?人生にギャンブル性を感じるエピソードでいい。

    エピソードといえば、女性刑事さんのお父さんまで引っ張り出さなくてもいいかな…とも思う。
    この後に続くシリーズでレギュラーとなるための布石なのか。前作品で定年

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    2026年02月08日
  • 地面師たち アノニマス

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    ネタバレ

    「地面師たち」の前日譚。
    どう考えても別世界に思える地面師グループの面々が、どういった経緯でハリソン山中の元に集ったのか…という過去が書かれており、答え合わせをする感覚。
    さくさく読めてあっという間に一日で読み切ってしまった。
    本編ほどのハラハラ感や面白さはないが、前作を読んで面白かった人なら楽しめる内容だと思う。

    真っ当に生きていた彼らが、なぜ詐欺師へと変貌してしまったのか。
    辛いことがあったり、道を見失ったりした絶妙なタイミングで、ハリソン山中が現れるという…。
    ただ、ハリソン山中の過去についてだけは触れられておらず、彼自身はやはり謎のままだった。

    最後、ドラマ版に出演したピエール瀧さ

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    2026年01月13日
  • 地面師たち

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    Netflixでのドラマが話題として先行していて、いつか読んでみようと思っていた作品。不動産の仕事をしている者としても、モデルになった積水ハウスの事件はもちろん知っていて、興味があった。
    冒頭の不動産売買の決済の場面の緊張感と着金確認までの間の雑談シーンは、実際にその場で仕事をしてきた経験から見ると、よく雰囲気を捉えられていたと思う。
    が、全体的にはあっさりした印象。売買のシーンが2件しかなかったこと、地面師に騙されていたことが分かるまでと分かってからの企業側の展開や、主人公がかつて騙されていたことの展開が、いずれもやや薄かったこと、警察のチェイスが緩かったこと等々に由来しているのだろうか。ド

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    2026年01月11日
  • 地面師たち アノニマス

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    ハラハラすることなく、そういう過去があってもおかしくないよねって感じでサクッと読めました。全てがハリソンの手のひらなのかと思うとちょっとだけ怖くなりますが。

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    2026年01月09日
  • 地面師たち

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    6年ほど前に森功さんのノンフィクションの方を読んだ。手口に驚いたような気がする。とても興味深く読んだ。
    細かいところまで覚えてないので比較はできないが、ずいぶん参考にされたのではないだろうか。
    こちらは小説なので、より面白くわかりやすく具体的になってたように思う。

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    2026年01月11日
  • 地面師たち アノニマス

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    地面師2冊読んでから本書を読みました。なるほどなるほど。なぜ地面師に落ちていったか、落とされていったか。ハリソン山中は充分怖いけど、さらに怖い。ここまで酷い悪党だと、もう突っ切ってしまってお見事!と思ってしまうのが不思議。
    ドラマ見たいな。

    街の光(辰) ランチビール(後藤) 剃髪(川井菜摘) ユースフルデイズ(長井) 戦場(青柳) ルイビトン(竹下) 天賦の仮面(麗子)

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    2025年12月09日
  • 地面師たち アノニマス

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    ネトフリの地面師たちを観て、「続きがあるの!?気になる!!!」と即買った本です。ハリソン山中にもう一度会えたことは嬉しい一方、なんだか腑に落ちない気持ちで読み終えてしまいました。ネトフリの新作では本作と場面をがらりと変えるとのことなので、ifだと思って楽しみに待とうと思います。

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    2025年12月06日
  • 地面師たち アノニマス

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    100億円という前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた彼らが地面師になるまでを描く、それぞれの前日譚――。

    こうやって地面師たちが出来上がったのかぁ〜ととても面白く読めた。
    ピエール瀧さんの対談も良かった。
    いつか、ぜひドラマを観てみたい!

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    2025年11月30日