狭小邸宅

狭小邸宅

407円 (税込)

2pt

【第36回すばる文学賞受賞作】学歴も経験も関係ない。すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、挨拶がわりの暴力が日常の世界だった……。物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。

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狭小邸宅 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明応大(≒慶應)卒で不動産の世界に入った主人公の悲哀に心が震える。
    営業こそ全ての世界に、異色の豊川課長の洞察力や凄みが際立つ。
    心が壊れていく主人公がどうなるのか…終わり方がぶつ切りで不満であるものの面白い。

    0
    2025年01月24日

    QM

    購入済み

    ふうう、『地面師』の作者が書きそうなラストだったぜ、、、そりゃ蒲田の物件取れたからと言ってそのままハッピー順調で終わるわけなかったよね私が甘かった。 途中まではどんな仕事もその仕事特有のコツみたなものがあって、ゲーム感覚で1つ1つ潰していったらそれなりに楽しめるなとか思ったけど、これはちょっと不動産

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    不動産業界ではないが、4月から新卒で働く身であるため、働くことの恐ろしさが鮮明に伝わってきた。主人公ははじめは全く売ることができなかったが、運が味方したことや課長にテクニックを教えてもらったことで売れる人に変わっていった。売れる人に変わったことで、自分が大物になった気になって傲りが見えてきたが、本当

    0
    2024年03月15日

    Posted by ブクログ

    不動産業界の闇、成果主義、狭小住宅販売の罠、営業マンのテクなど学びの多い小説だった。面白くて一気読み。ビジネス小説と侮るなかれ。かなり面白いのでおすすめです。

    0
    2023年09月25日

    Posted by ブクログ

    この作家、誰?と思った方も「地面師たち」の原作者と言えば通じますよね?

    せっかくだから違う小説もと思い、読みました。
    初段は「あれっ?」と思ったけど、読み終わって「なるほどなぁ!」と思えた一冊。

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

     新庄耕さんの作品は初めて読みました。
     「狭小邸宅」がデビュー作で、2012年の「すばる文学賞」を受賞されています。すばる文学賞は「純文学」の公募新人文学賞でありエンターテイメントではなく芸術性が重視されます。そのためか?過去の受賞作の一覧を見ても知らないものばかりでした。
     「狭小邸宅」はブラッ

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    昭和生まれのサラリーマンが読むと、胸がキューっとなること間違いなし。


    入社したころの時代を思い出して身が引き締まります。


    パワハラ会社の解像度が高い。


    慢心してるかなっ?ってときに読むと気持ちを改めることができる。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    リーマン後の新卒営業ってこんな雰囲気をひしひし感じながらやってたなという一冊。某不動産屋をモチーフにしているらしいが、どこまで本当かは分からない。

    割と面白かった。結局松尾がどうしたら幸せなのかは私もまだ分かりません。でも売れるようになったところでまた考えてみれば良いとも思う。そこからまた踏み出せ

    0
    2023年12月10日

    Posted by ブクログ

    不動産営業の仕事について、人生について、考えさせられた。
    単なるサクセスストーリーではなく、主人公ひいては読者の仕事観・人生観を揺さぶるような終盤の流れが良かった。

    0
    2023年07月15日

    Posted by ブクログ

    不動産会社に就職している若者の青春小説。
    ストーリー前段に描かれている不動産会社での上司とのやりとりは、現実を想像させて心が苦しくなる程。家を売るのは非常に厳しいことがよくわかる。

    0
    2023年01月03日

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