中村彰彦のレビュー一覧

  • 新撰組秘帖

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    新撰組隊士脇役達の物語 9この短編
    個々のストリ-はおもしろいのだが文章がかたく読みずらい。 
    島田魁、相馬主殿、市村鉄之助、橋本皆助など面白い。

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    2013年01月15日
  • 修理さま 雪は

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    戊辰戦争での会津藩を舞台に描いた短編集。「修理さま 雪は」「涙橋まで」「雁の行方」「残す月影」「飯盛山の盗賊」「開城の使者」「第二の白虎隊」の7編収録。強くて悲しい話たち。

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    2012年12月04日
  • 落花は枝に還らずとも(上) 会津藩士・秋月悌次郎

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    131 読み応えがあった。
    でも、完読するのに2年もかかってしまった。
    中村さん御免なさい。
    下巻は年内に完読します。

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    2012年09月23日
  • 二つの山河

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    小説というより、記録って感じだったなー
    表題のは良かったけど、あとの2作はイマイチ頭に入ってこなかった。

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    2012年07月26日
  • 名将がいて、愚者がいた

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    第一部は対比による分析が分かりやすく、惹き付けられたが、それ以降は既出の記事の再掲載の寄せ集めであることから、繋がりに欠け、読みすすむのに時間がかかった。
    ただ、明治維新の闇の部分を多く知ることができ、これまで感じていた維新の胡散臭さの裏付けを得られたように感じられたのは良かった。

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    2012年04月29日
  • 二つの山河

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    坂東俘虜収容所モノの二冊目。「バルトの楽園」ほどはひどくなかったが、これで直木賞なのか〜。史実を大事にする作者の姿勢はある意味好感がもてるが、フィクションでディテールをもう少しふくらませてもよかったのではないか。買って損する本ではないが、薦めるか、と言われるとちょっと微妙。

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    2012年03月07日
  • 新撰組秘帖

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    原田と島田それぞれの維新後が読んでいて一番面白かった。相馬の件が一番書きたかったのかわかりませんが、正直長くて飽きてしまった。

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    2012年02月15日
  • 保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主

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    二代将軍秀忠の息子で三代将軍家光の異母弟、お江の嫉妬を恐れて父親と離れて育ったために家光はこの弟の存在を長い間知らなかったんですね。
    もし、もう一人の弟国松(忠長)と三人一緒に西の丸で育っていたら、歴史はどうなっていたんだろうか。
    玉川上水開削や明暦の大火後の復興、武断政治から文治政治に転換に貢献した会津藩主はなかったかも。

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    2012年02月12日
  • 小説 立見尚文 闘将伝

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    幕末から明治時代・日露対戦までを戦い抜いた立見鑑三郎(のちに尚文)のお話。

    幕末の小説はまさに激動の時代で、タイムマシーンで突然50年も100年も先の未来に人物たちをつれていってしまったかのような感さえ覚える。
    立見鑑三郎も、武士としての刀・銃の混じる戦(いくさ)すがたから、明治の日露戦争では外套にシガーをくわえくゆらせる姿へと変ってゆく。

    物語を通して一貫しているのは、彼の中に流れる武士のこころなのでしょうね。戦争を讃えるのではなく、幕末を生き抜いて、開国後に大国ロシアを破るもののふの芯を見た気がします。

    しかし幕末の戦闘風景の描写は凄惨を極めるな…。

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    2012年01月28日
  • 保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主

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     ずいぶん前に購入し,一度読み終えた本ですが,大河ドラマ「江」で,なつという女性が秀忠の子を身ごもったという場面があり,「あれっ,保科正之の母ってだれだっけ?」と思い,ささっと読み返してみることにしました。
     読み返して改めて思ったのは,2代将軍秀忠の庶子として生まれ,とても数奇な運命をたどった人だということ。江戸前期の幕政の安定に貢献したことはもちろん,幕末の会津藩にまで影響を与えたすぐれた名君であったことを改めて確認しました。その事績を抹消してしまったのが明治政府であったかもしれないということも。
     それにしても,正之の幼少期を支えたのが武田信玄の娘とその旧臣であったことや,悪妻に手を焼い

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    2011年09月25日
  • 新撰組秘帖

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    短編だと中村先生の「歴史を語る」部分が
    発揮できないのか
    意外と面白くなかった
    ふらつき愛之助のように、イイカゲンな志士
    の話が、幕末の象徴的な話でよかった

    明治維新はクーデター以外の何者でもなく
    明治の元勲は簒奪者たちですから

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    2011年05月05日
  • 落花は枝に還らずとも(上) 会津藩士・秋月悌次郎

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    会津藩士・秋月悌次郎の一生が書かれています。
    主人公が会津藩士なので、『容保公ラブvvv』『容保公万歳!!!』『容保公最高★☆★』なのは理解できるんですが、容保公を聖人君子に書きたいが為に周りにいる人達(慶喜公とか小笠原長行公などなど)を無能な者のように性格が悪い人物のように書かれていたのが、読んでいて、あまり良い気持ちがしなかった。
    まぁ、仕方がないといえば仕方がないんでしょうが、個人的に小笠原長行公が好きなんで、あんまり、あんな書かれ方はちょっと…。

    内容は、ホント、調べてるんだろうなぁ~とつくづく感じる小説で、幕末時の会津がどうやってあんな目に遭ったのかがよく解りました。
    小説というよ

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    2010年08月08日
  • 槍弾正の逆襲

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    保科正俊と鉾持桟道の戦い、宇喜多直家の命で三村家親を狙撃した遠藤兄弟、松野主馬、釣天井事件、鏡山仇討事件の計5編の短編。表題の話は武田家で弾正忠を名乗った三弾正の一人で槍弾正と言われた正俊さんの最後の戦の話です。ちなみに「名君の碑」で正近が幸松少年(後の正之)に語った場面に出てきます。合わせて読むと二度美味しい感じです。単品で読んでも面白い話だと思います。遠藤兄弟のは直家の戦の動機がね。うん。これは読んでみてください。松野主馬は小早川秀秋に仕えて関ヶ原の折には返り忠に従わなかった人。彼が伴団左衛門(塙団右衛門の子)に秀秋の死因等を調べさせます。従わなかった彼がどう動いたのかってのが分かります。

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    2010年05月22日
  • 落花は枝に還らずとも(上) 会津藩士・秋月悌次郎

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    幕末の話。日本一の学生と呼ばれ,最後にはラフカディオハーンに神のような人と言われるまでにもなった会津藩士 秋月悌次郎の話。
    会津藩主 松平容保はその藩祖 保科正之の家訓から幕府に絶対忠誠を藩の志としていた。このため,尊王攘夷が叫ばれるなか,尊王左幕(公武合体)の会津藩は次第に追い詰められていく。薩長同盟が締結される前には薩会同盟がもともとあり,この同盟に尽力したのが秋月悌次郎であった。会津若松城の明渡しの際の使者となり,七言絶句や漢文に通じていることから,降伏状の起草をしたり,容保の陰になり尽くした人である。
    『天道是か非か』という,史記に見える表現にあるとおり,天は善人に福を与え悪人に災いを

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    2010年03月06日
  • 桶狭間の勇士

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    桶狭間の戦いで活躍した毛利新介と服部小平太を扱った文庫本。
    両者とも知名度はかなり低いですが、こういう本があってもいいかな。

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    2009年10月17日
  • 桶狭間の勇士

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    尾張の弱小大名・織田信長の名を一躍広めた史上名高い「桶狭間の戦い」。
    敵の総大将・今川義元の首を挙げる大手柄を立てた毛利新介と服部小平太。身分も年齢も性格も全く異なりながらも、友情を結ぶ二人は、桶狭間の戦いでの活躍により、その後、それぞれに数奇な運命が待ち受けていた。

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    2009年10月04日
  • 桶狭間の勇士

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    桶狭間の戦いで今川義元の首級を挙げた毛利新介と服部小平太のその後を辿った戦国歴史長編。初っ端に二人にとってのピークである“桶狭間”をもってきて
    しまって、その後どう展開するのかとドキドキしながら読む本。
    中村氏にはぜひ簗田政綱のその後も辿っていただければと思います。

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    2009年10月04日
  • 新撰組秘帖

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    こちらも有名どころではない隊士達を取り上げた短編集。どの話にも皮肉や素敵なオチが用意してあって読み応えがありました。島田魁の「巨体倒るとも」、某漫画で有名(?)な市村鉄之助の「五稜郭の夕日」、橋本皆助の「明治四年黒谷の私闘」が特に好きです。

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    2009年10月04日