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Posted by ブクログ 2017年09月18日
清流を泳ぐ鮎のように、始めから終わりまで清涼のなかを泳ぐように読めます。
江戸の名君と言えば、真っ先に米沢・上杉鷹山公を想い出しますが、その100年以上も前に、徳川方にこれほどの名君がいたとは知りませんでした。三代・徳川家光の腹違いの兄弟で、会津藩初代藩主。
時代考証は細部に至るまで丹念に調べられて...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月15日
面白かった。
700ページ弱のボリュームだが、自分でも信じられないほどのペースで読み終わった。正直、キモチ悪いくらいの名君ぶりで、どこまで本当なのか?という気もするが、将軍の側室がどういう手順で将軍の寝室まで行くことになるかなど、まるで見てきたかのような詳細な描写で、その時代の背景も含めて書いてくれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月10日
NHKの番組「BS歴史館 今いてほしい!?日本を変えたリーダーたち(2)保科正之」2012.4.27を見て感動し、すぐに本屋に飛んで行きました。
本著の著者中村彰彦氏も出演されておりました。懇切に保科正之の業績を説明する一方、朝敵として認知された会津藩の祖というフィルターを通してしか昨今は語られな...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月21日
そこそこページ数がありますが、読みにくさは感じません。
会津で「負わせ高」の廃止や江戸城天守閣再建に異議申し立てるところなど、ぐっときます。
保科正之公は、清廉を体で表すような偉人だと思います。
会津藩家訓十五か条も、私はその一に非常に感銘を受けるのですが、一方で、この類稀なる名君を藩祖とした会津...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月12日
10数年ぶりに、読んだ。やはり保科正之が主人公とあって、秀忠の妻お江与が悪く書かれすぎるのが気の毒としかいいようがない。その点を除けば、本当に読み出したら止まらない作品。今回読み直して、島原の乱の際に、保科が家臣に不備な点を問いただしたり、武家諸法度のここがいけないという点を将軍家光に進言したりと感...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月11日
会津松平家初代藩主である保科正之を主人公とした作品。
保科正之という人を私は「天地明察」で初めて知った。この作品の中での彼は、私のイメージしていた所謂「大名」とは全く違っていた。私の中の大名って、なんかこう民百姓のことなんかどーでもよくて、徳川ラブ!お上ラブ!みたいな上を見て尻尾ばかり振ってる的な...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月28日
死せる保科正之、会津藩の運命を変える
会津藩家訓の事です
既視感しかないのは「将軍の子」を読んだから
でも昔死ぬ前に自分の業績を全て焼き尽くした
ため事績を示す古文書が少ないと読んだ気が?
母親の生き様から丁寧に書く事で、小説家らし
く「あの制度」を作った動機「あの判断」を下
す基になる経験・感情...続きを読む
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