槍弾正の逆襲

槍弾正の逆襲

484円 (税込)

2pt

3.7

天正年間、戦乱の続くなか、出陣中の嫡男の留守を狙い、老将保科正俊の守る高遠城に、小笠原・上杉軍が攻め寄せる。かつて武田信玄の下で槍弾正の異名をとった正俊も、すでに齢七十五の隠居の身。だが、圧倒的に不利な状況下、城を棄てる意見を一喝し、正俊は奇策を練る―表題作「槍弾正の逆襲」をはじめ、関ケ原合戦における小早川秀秋の“楯裏の裏切り”に抗した武将を描いた「松野主馬は動かず」など、独自の気概をもって生きた人間像を、あざやかに描く傑作歴史小説集。

...続きを読む

槍弾正の逆襲 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月16日

    5編からなる短編集。
    マイナーな話ばかりだがどれもそれなりに楽しめます。
    おすすめは、表題作の「槍弾正の逆襲」と「松野主馬は動かず」。
    「松野主馬は動かず」にまさか塙団右衛門の息子が出ているとは…。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    表題作の「槍弾正の逆襲」を含む5編からなる短編集。槍弾正こと保科正俊や関ヶ原で小早川秀秋の寝返りに抵抗した松野主馬など、きらりと光るマイナー武将を主人公にした短編がお勧め。
     そのほか、宇喜多直家の下克上を助けた遠藤兄弟や築山殿の娘・加納殿の母に負けない鼻っ柱の強さなどが楽しめる。

    0

    Posted by ブクログ 2010年05月22日

    保科正俊と鉾持桟道の戦い、宇喜多直家の命で三村家親を狙撃した遠藤兄弟、松野主馬、釣天井事件、鏡山仇討事件の計5編の短編。表題の話は武田家で弾正忠を名乗った三弾正の一人で槍弾正と言われた正俊さんの最後の戦の話です。ちなみに「名君の碑」で正近が幸松少年(後の正之)に語った場面に出てきます。合わせて読むと...続きを読む

    0

槍弾正の逆襲 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

中村彰彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す