山村美紗のレビュー一覧

  • 小京都連続殺人事件

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    1988年刊行。キャサリンシリーズ。
    ストーリーは代わり映えいないが、小京都が何箇所か出てきて楽しかった。小京都が流行っていた頃だろうか。
    金沢市、郡上八幡、高山市、秋田県角館町など。
    特に高知県中村市(現 四万十市中村地区)に行きたくなった。
    (電子書籍 楽天kubo)

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    2016年02月20日
  • 愛の危険地帯

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    主人公の菜津子は、ちょっと遊び過ぎなんじゃないかな..。(´°ω°`)
    山村美紗さんの書く物語は、最後がスパーンと終わるのが特徴だと思います。
    それが私にはちょっと物足りないかな。(´ε ` 〟)
    内容が濃いだけに、終わり方も余韻のある濃い終わり方がいいな〜なんて感じてしまいます。
    結局、密室トリックは菜津子の推理した通りで良かったのかな..??

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    2014年08月05日
  • 幻の指定席

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    【新幹線ジャック】が良作です。ハイジャックという高いリスク伴う中でどのように金をせしめて逃亡するのか、その問題を鮮やかに解決しています。
    【幻の指定席】、【死人が夜ピアノを弾く】、【小さな密室】は専門的知識をネタにしたもので人によっては看破出来ないきらいがありますが、何れもひょんなことから崩れるプロットが面白いです。山村美紗というと、どうしても『サスペンスの女王』というイメージですが、本作は意外にもトリッキーな作品が多く、読み応えがありました。

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    2014年08月05日
  • 花の棺

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    メインの「二重密室」は盲点を突いた面白いアイデアだと思いますが、密室にする過程で犯人が限定されてしまいますし、密室にした理由がイマイチ納得のいくものではありませんでした。
    キャンピング・カーのアリバイトリックも良く出来ていると思いますが、必然性がありません。
    推理する醍醐味はありますが、ストーリーに不満が残る作品でした。

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    2013年12月13日
  • 龍野武者行列殺人事件

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    全国放送になってしまった、担当のニュース番組。
    そのための第一弾としたお祭りは、赤とんぼを握った死者が出る祭り。
    今年はどうだろうかと行ってみれば、途中で死体が出来てしまった。

    原稿半ばで天に召されたため、5分の1は遺言通りに。
    とはいえ、プロが5分の4をみてもさっぱり分からない犯人。
    一体誰が犯人で、どういう手順だったのでしょうか?
    一応解決はしているものの、何となくもやもやした感じです。

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    2013年12月12日
  • 京都・出雲殺人事件

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    友人達に誘われたが、断った旅行。
    その旅行で友人の一人が殺された。

    そして次々と死んでいく友人。
    一体犯人は誰なのか…というよりも、分数は小さくなるので
    勘でも当たるかもしれないのに、まったく分からずw
    とりあえず、2分の1の確率で当たる性別だけは大丈夫でした。

    しかしこの人達、複雑すぎる…。
    こんな人間関係で友人をやっているものなのでしょうか?
    社会に出る前なので、こんな面倒な関係は
    結びたくないものです。

    人生一度っきり。
    後悔したくなければ、当たって砕けろ、という状態でしたが
    誰でも砕けたくはないです。
    いやでも殺人と言う砕け方も嫌ですけど。

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    2013年12月10日
  • 京都・沖縄殺人事件

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    友人から電話相談の内容は、不倫相手について。
    そして彼女は不倫相手との旅行先で遺体となってしまった。

    不倫ならば相手の人が…と思いましたけど
    本人いわく、デメリットが多すぎる、と。
    確かにばれると困りますけど、他に理由があるなら? とも
    疑えましたし、他にも疑える人が3人も。
    とはいえ、舞台から次々消えていくので
    勘でも大丈夫! にはなってましたがw
    相変わらず、さっぱり犯人分かりません。

    しかし何だか微妙に恋愛ぎり路線を走っているような。
    そこが気になります、すごく!
    さらに気になるのは、自分の記憶力。
    何だか前の人と名前が違うような気がするのですが
    憶え間違い、でしょうか?

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    2013年12月02日
  • 小京都 伊賀上野殺人事件

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    忍者屋敷のどんでん返しという場所で、女性が殺された。
    令嬢だった彼女は、家の事情か恋愛の事情か
    それとも別の事情で殺されたのか…。
    犯人は誰なのか、と追っていくうちに、思わぬ現実が出てくる事に。

    ひとつの嘘をつくために、さらに嘘をつく。
    そんな事になるから嘘はいけないよ、と教えられた子供の頃。
    だからと言って、大人になってそれをしないかと言われたら
    確実に無理、と答えますw

    そんな状態だったがために、完璧状態だった最初の殺人から
    ぼろぼろと『証拠』を残していくのは当然です。
    しかも思いもかけない三角形状態。
    まぁ復讐されるような、あこぎな商売をした、と言われると
    そうだと言えるような気も…

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    2013年11月18日
  • 京都・浜名湖殺人事件

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    殺された他局のレポーターの実家は資産家。
    しかもやたらに複雑な人間関係。
    一体どうして彼女は殺されたのか。

    犯人…色々考えが甘いというかなんというか。
    しかしまさか殺された人のエッセイから、どんどんとここまで
    話が広がるとは思いもしませんでした。
    いや、ここまでどうにかしようとした犯人がすごい?

    愛する人を信じたい、と思う心を利用された、と思うと
    怖いな、と思うのですが、それに対しての相手の対応。
    やはり男と女では考え方が違う、で終わらせるべきなのか
    切り替えが早すぎる! と驚くべきなのか…。

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    2013年11月10日
  • 京都・博多殺人事件

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    祭りのニュースにてインタビューした女性が殺された。
    それに対してかかってきた電話で告げられた名前の人物も
    やはり殺されて、同居していた子供も行方不明。

    題名通り、京都~博多で起こる殺人。
    犯人と思わしき人達をひっそりと調べても調べても分からない。
    一体誰が犯人なのか!? という本筋なのですが
    容疑者の土地へとあちらこちら飛びまわる主人公に
    せっせとついていっているスタッフ。
    この2人の関係が気になります!
    あきらかに、現在一方通行な状態ですが
    これにいつ気が付くのでしょうか?w

    しかし、まさかの薔薇棘。
    犯人はどれだけせっせと毒を付着させていたのでしょう。
    その頑張る様を想像するだけで、ご

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    2013年11月06日
  • 寒がりの死体

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    短編集なので、さくさくっと話が進み、さくさくっと解決。
    携帯電話が最後の方で出てきていますが、この時のは
    大きな方だったのでしょうか?
    それとも今の薄さのものだったのでしょうか?

    ところで、表題の話ですが、あの遺言状は有効なのでしょうか?
    結婚したのだから財産は好き放題動かせそうですが…。
    何か、そういう手続きが存在するのでしょうか??

    女性の視点特有、な解決の仕方でしたが、今回は旅行先で、が多かったです。
    お母さんもちょこちょこ登場。
    そして女の勘、侮りがたし(笑)
    とはいえ、年齢だけでそう決め付けられるのは
    人によっては「違います」と答えられそうです。

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    2012年07月23日
  • 長崎殺人物語

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    長崎の友人に会いに行ったら、死体の第二発見者に。
    死体は何と、友人が愛人をしている男性の妻。

    職が職なだけに、こういう状態になったらどうするべきなのか。
    友人が関わり合いになっている、とは思いたくないですが
    何もやましい事がなければ…という感じもします。
    愛人している、という時点で、色々やましい感じがしますけど、世間的には。
    そのせいで、事件がややこしくなっている気もしますし。

    珍しく、京都から離れた感がありますが
    死んだ人が京都なので、行ったりきたり。
    女って怖い、という気もする最後でしたが
    ここまで恋に走ったのなら、それはそれで幸せかも?
    恋は盲目、というより、周囲を見ていませんが

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    2012年07月17日
  • 故人の縊死により

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    連続短編集でしたが、事件よりも何よりも
    橋口さんに彼女(仮)が出来た事が気になります!
    もうちょっとこう…情報下さい?w

    相変わらず、女性ならでは、の視点での解決。
    今回は知り合いが2人も…。
    しかし要所要所に、何だか女性は家庭に入るもの! みたいなものが
    見え隠れしてるように見えるのは気のせいでしょうか?

    まったく事件と関係ない所に興味があった1冊でした。

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    2012年07月23日
  • 花嫁は容疑者

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    ニュースキャスターになってから、から
    辞めるまで、の連続短編集。
    さくさくと話が進むので、分かりやすかったです。

    一番最後にさらっと言った台詞が印象だったのは、最初の話。
    言った本人が、ですから、笑顔でも真面目な顔でも
    かなり皮肉な感じがします。
    女性って怖い、と思ったのは、表題の話。
    己の手も汚さずに…だったのに、驚くべきどんでん返し。
    気分が、ですけどw

    そして出てくる狩矢刑事。

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    2012年01月02日
  • 神戸殺人レクイエム

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    久しぶりの長編は、神戸大震災のもの、でした。
    あれからどれくらい経ったのか…と、話を読みながら
    過去を振り返ってしまいました。
    ひょっこりボランティアに参加してる2人、ですw

    そして当然の如く見つかる死体。
    もちろん他殺で京都出身。
    しかし、発見当初が『足だけ』な事を考えると
    がれきを被せたのか、その後降ってきたのか。
    降ってきた、と考えると妙な気がするので、やはりここは被せた??

    やはりちらっと出てくる情報を、何気なく読んではいけません。
    2時間ドラマ、と考えると、ものすごく重要な所でしたが。

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    2012年01月01日
  • 殺人を見た九官鳥

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    4つの短編集でしたが、今回は犯人男性が多かったです。
    そして動機が単純というか、分かりやすいというか。
    男性ならでは?w

    表題になっている殺人には、ちょっと驚きでした。
    何と言うか…そんな短時間で憶えるもの? というのもありますが
    打算が全てを見えなくしてしまった、と。

    松山、に関しては、それでいいのかと聞きたいものがあります。
    一件落着、な感じではありますが、ではあちら側は? と。
    こちらの時間がもうないから、とそのままにしておくのは
    相手が全て死んでいるから、なのだとしたら…。
    確かに、あの世で名誉挽回になるか、は分かりませんし。
    とはいえ、どうなのでしょう?w

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    2012年01月01日
  • 長良川鵜飼殺人事件

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    これまた短編集…なのですが、最後の足摺岬の話。
    確か前に行ってたような…とも思ったのですが
    中村、だったかも知れない、と。
    しかし、殺人ものに岬系は付きもの、ですねw

    動機で一番突っ込みたかったのは、旅行パックの殺人事件。
    そんな暇あるなら、当たって砕ける勢いで告白しておけば…とか
    思わずにはいられないのですが。
    殺人犯す方のリスクも高いですし、勇気要りますし…。
    が、多分そういう問題じゃないんですよね。

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    2011年05月31日
  • 京都・グアム島殺人旅行

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    題名通り、グアムと京都の間で起こる殺人事件。
    そのままストレートな問題かと思ったら…。
    ちょっと2転ほどしてしまいました。
    しかし、2時間ドラマ好きならば、簡単な問題かと。
    トリックは別にしてw

    現地妻を作るのは止めましょう…というよりも
    一番偽名を使うから面倒な事に?
    むしろ結婚するのを前提にしないから大変な事に?
    しかし、地位も名誉もある男の人、という感じです。

    そしてストーリーに関係なく、着目したいのは
    やっとあいさつまでいけるかも? な2人の仲。
    しかしまだまだ叔父叔母夫婦は納得してないみたいです。
    むしろ、今回の事でこじれそうな感じも、しますが。

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    2011年05月20日
  • 卒都婆小町が死んだ

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    短編集の繋がりは…多分、能かと。
    最初から最後まで能に夢中のキャサリンと
    それに付き合わされるのが嫌な一郎でした。

    しかしここまでの話、わりと華を鉢ごと貢いでいますが
    貰った分をきっちりと世話が出来る敷地がある、と思うべきか
    季節毎に枯れているのか…それとも世話が下手なのか。
    どうなのかと考えてしまいました。

    話としては、全部女の執念、という感じです。
    1番目の話もすごいなと思いましたが、それよりも怖いのが
    3つ目の楊貴妃の話。
    恋をしてしまうと、ここまでするんだぞ、という見本品のようなもので
    短編だからいいものの、これを長編にされると…さらに怖いかも、でした。

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    2011年05月11日
  • 清少納言殺人事件

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    紫式部に清少納言に和泉式部となぞられた人達のいる
    新年会のパーティー。
    ひとつの助教授の座を巡って水面下の火花が散ってる…とくれば
    確実にやってくるのが殺人事件。
    むしろ、この主人公カップルがいるから『やってくる』とも?w

    死人が出て犯人候補が少なくなってきてるというのに
    最後の最後までさっぱり分かりませんでした。
    しかしいつもの通り、女って怖いな…と。
    そのためだけに、己を使う勇気も何もありません。
    そしてストーリーよりも、確実に主人公カップルの方に
    意識が集中してます。
    本当にこんな男と恋愛していていいのか!? ともw
    が、まぁ人間なので、すごく気持ちは分かりますが。

    手作りの百人一首

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    2011年05月06日