あらすじ
石脇律子は死んでいた。ふとんを3枚もその体にかけて。彼女のまわりには、遺産問題でもめた腹違いの弟、たまに様子を見に来ていた姪、以前付き合っていた男、今付き合っている男。容疑者はこの4人に絞られた。動機は金銭絡みなのか、愛憎なのか──(「寒がりの死体」)。京都府警検視官・江夏冬子は女性としての視線から、犯人像を鋭く推理する!
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Posted by ブクログ
3枚のかけぶとんから,
「寒がりの死体」
となづけたお話。
3枚かけぶとんがかかっているのは,どういうときか。
女性の視点で、うまくまとめられていると感じました。
山村作品の中でも良質なものだと思います。
Posted by ブクログ
短編集なので、さくさくっと話が進み、さくさくっと解決。
携帯電話が最後の方で出てきていますが、この時のは
大きな方だったのでしょうか?
それとも今の薄さのものだったのでしょうか?
ところで、表題の話ですが、あの遺言状は有効なのでしょうか?
結婚したのだから財産は好き放題動かせそうですが…。
何か、そういう手続きが存在するのでしょうか??
女性の視点特有、な解決の仕方でしたが、今回は旅行先で、が多かったです。
お母さんもちょこちょこ登場。
そして女の勘、侮りがたし(笑)
とはいえ、年齢だけでそう決め付けられるのは
人によっては「違います」と答えられそうです。