山村美紗のレビュー一覧

  • 三十三間堂の矢殺人事件

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    山村美紗らしい小気味の良い題材の短編の7連発。

    三十三間堂の矢殺人事件
    偽装の棺
    危険すぎた浮気
    長い髪の女
    ハートの指輪
    聰明な殺意
    凶悪なスペア

    京都を舞台にして,波瀾万丈の事件が繰り広げられる。
    京都の地名あり,嘘と偽装の連続。

    山村美紗を100冊以上読んだが、まだまだ結末は分からない。

    0
    2011年12月29日
  • 京都再婚旅行殺人事件

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    兄弟が,それぞれ再婚するのは,友達同士の女性。
    兄夫婦の再婚旅行は,最初に京都に向かう。

    京都で殺人が始まり、その後、次々と。
    最後に残ったのは主人公だけ。

    山村美紗の京都の話題の豊富さと,
    東京と京都を行き来するなかでの事件の進展。

    1時間または2時間の映像作品向けの筋書き。

    0
    2011年12月26日
  • 恋盗人

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    山村美紗だから書ける小説。
    女性の間の騙し合いの極地。
    男性にやや甘いのが難点かも。

    京都を舞台に,男女の間の話題。

    0
    2011年12月25日
  • 京都恋供養殺人事件

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    アメリカ人キャサリンが主人公で京都を舞台にした素人探偵の物語。
    恋人の浜口一郎と2人でかけずりまわる。

    お金持ちの家での連続殺人。
    複雑な家庭事情から解決は困難。

    最初に京都の地図がでてくるところがよい。
    京都の生活、地理、名所に詳しくなれる。

    山村美紗の本領発揮。
    きっと,著者も主人公のようにきままで我儘放題だったのだろうと推測できる。

    只、本質的な問題に迫ろうという気力、人間性、かいがいしさも兼ね備えているところがよいのだろう。
    結末で人間性がよく現れている。

    0
    2011年12月23日
  • 京都化野殺人事件

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    子供の誘拐事件から1年。
    戻って来た子供は,すり替わっているかもしれない。

    脅迫あり,騙しあり,最後は殺人事件への進展していく。

    京都と名古屋を行き来するが,
    京都は詳しく、名古屋は地名だけ。

    山村美紗でなければ書けない作品。

    0
    2011年12月22日
  • 京都新婚旅行殺人事件

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    配偶者を3人も事故で無くすという事態が想定できない。
    現実にないことを仮定するのが小説の面白さだとすれば,
    それもありなのかもしれない。

    京都を舞台にして,
    東京と京都を行ったり来たり。

    山村美紗の仕事もそうだったのだろう。

    最後が悲惨でないところだけが救いかもしれない。

    1
    2011年12月21日
  • 京都・浜名湖殺人事件

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    京都、浜名湖というものの,
    間にある琵琶湖も出てきます。

    浜名湖であった殺人事件が、
    琵琶湖であった殺人未遂事件の延長線上にあったかどうか。

    次々に亡くなるある家の人びと。
    内部の犯行か、関係者の犯行か。

    心理描写よりも事柄描写が多いのは山村美紗流なのだろうか。

    0
    2011年12月20日
  • 夜の京都殺人迷路

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    ネタバレ

    京都にも、芸子や舞妓のような古い社会だけでなく,
    新しい夜の社会もあることがわかる。

    山村美紗も訪れたことがあるのだろうか。
    描写が精密だ。

    ここにも刑事が狩矢であるところが憎い。
    脇役の使い回しがうまい。

    0
    2011年12月11日
  • 愛の殺人気流

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    株取引にまつわる連続殺人事件。
    舞台は山村美紗の得意な京都。

    山村美紗が,株に一時嵌っていたらしい。

    循環物色、追い証など,業界用語が多数出て来る。
    作品で十分元が取れているような気がする。

    0
    2011年12月11日
  • 燃えた花嫁

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    キャサリンが記者として日本に戻ってきた。
    浜口は,またまた殺人事件の探偵に振り回される。

    美女に振り回されるのは男冥利につきるが,
    山村美紗の性格そのものだったらしい。

    なるほど。

    0
    2011年12月11日
  • 愛の飛鳥路殺人事件

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    東京、京都、福岡、奈良を舞台にした,殺人事件。

    飛鳥路と,作家と女優という得意分野の話題なので,筆が滑らかだ。
    鉄道での移動と,電話での会話も大事な鍵を握る。

    山村美紗の作品の狩谷警部は,
    西村京太郎の十津川警部と,
    双子ではないかと思うくらいよく似ている。

    専門性が高く、人間味があり,平衡感覚がある。

    前面に出て,全面的に登場することもあれば,
    脇役に徹することもある。

    西村京太郎と山村美紗が愛好された理由がわかったような気がした。

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    2011年12月11日
  • 幻の指定席

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    幻の指定席
    死人が夜ピアノを弾く
    密会のアリバイ
    新幹線ジャック
    不用家族
    小さな密室
    危険な忘れ物
    の7編の短編集。

    解説がないのは残念。

    0
    2011年12月10日
  • 京都・博多殺人事件

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    ネタバレ

    京都であった殺人事件の犯人を捜すために、
    名古屋、東京、博多などを取材していく。

    番組を,犯人探しのために使うところが,
    お嬢様推理小説家らしい。

    きっと山村美紗もお嬢様推理小説家なのだろう。

    事件は、複雑に入り組み、犯人像がなかなかつかめなかった。

    0
    2011年12月09日
  • 京都愛人旅行殺人事件

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    愛人旅行殺人事件
    京都受胎旅行殺人事件
    京都見合旅行殺人事件
    京都婚前旅行殺人事件
    の4編。

    いずれも,京都への旅行が事件の一部になっている。
    山村美紗の得意な京都の名所が舞台となっている。

    見合旅行では,結婚している人が参加している。
    山村美紗の男性を見る視点がよくわかる。

    0
    2011年12月09日
  • ブラックオパールの秘密

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    ブラックオパールにまつわる事件。

    キャサリンが活躍する。
    ブラックオパールに似た宝石があることを知った。

    山村美紗の物語のよいところは,京都の文化や,服装、宝石など,細々とした豆知識が得られるところだ。

    宝石類は,普段手にする事もないが、
    宝石屋さんに行った時に、ぜひ,ブラックオパールを見てみたいと思いました。

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    2011年12月06日
  • 愛の摩周湖殺人事件

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    釧路と摩周湖を題材にした事件簿。
    会社の不正経理と,社長の娘の結婚相手の候補にまつわる事件。

    事件はとても残念な結果に終わり、この会社はいったいどうなるのだろうと心配になってしまった。

    話の中では、釧路や摩周湖の景色や植物の描写がでてきて,一度訪れたいと思った。
    山村美紗のよいところは,事件があったところが負の印象を持つのではなく,一度行ってみたいと思わせるような描写があるところだ。

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    2011年12月06日
  • 清少納言殺人事件

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    枕草子の清少納言と
    源氏物語の紫式部
    について,
    アメリカから来たキャサリンと
    法学部の助教授の浜口がやり取りする。

    うまいと思う。

    専門家同士の議論ではないので,厳密である必要はない。
    専門家じゃない人にとっては,知らない事、興味深い事などがある。

    京都の文化を思う存分振り回してくれる。

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    2011年12月03日
  • 代理妻殺人事件

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    代理妻のふりをして、子供を出産した主人公。
    子供の実の父親と幸せに暮らしているときに現れた元看護婦。

    そこで殺人に走るのは、一度殺人を犯して,成功したと思っているからだろうか。
    殺人者の心理の真実性は分からない。

    話題を分岐して、なんとかお金で済ませるようにする話もあってもよいかと思った。

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    2011年12月01日
  • 高知お見合いツアー殺人事件

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    高知へのお見合い旅行を企画した旅行会社の添乗員が主人公です。
    殺人事件が何件起こり,婚約が何件成立したか。
    ずばり当たる人は、100人に一人くらいかもしれません。

    高知には一度も行った事がないので、
    もっと観光をたくさんしてほしかった点が残念な点です。

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    2011年12月01日
  • 目撃者ご一報下さい

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    その後関係が深くなった西村京太郎の初解説の掲載されている作品だと思われる。

    偽装の回路
    その日,あなたは死亡し
    虹への疾走
    人気作家の秘密
    京都映画村殺人事件
    人形寺殺人事件
    尼僧殺人事件
    椅子とりゲーム
    青い札束
    死ぬ前に電話を
    目撃者ご一報下さい
    の11の短編集。

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    2011年09月07日