あらすじ
京南大学大藤教授邸の新年パーティで惨劇が起きた! 殺されたのは、現代の“和泉式部”と称される野川いずみ。同席した“清少納言”藤原彰子、“紫式部”嵯峨紫とともに助教授の椅子を争っていた。さらに同大学の有力教授が密室内で毒殺……。大学の人事をめぐる暗闘が、連続殺人の動機!? 『枕草子』を手に、キャサリンと浜口一郎の名コンビの、華麗な推理が冴える。
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Posted by ブクログ
枕草子の清少納言と
源氏物語の紫式部
について,
アメリカから来たキャサリンと
法学部の助教授の浜口がやり取りする。
うまいと思う。
専門家同士の議論ではないので,厳密である必要はない。
専門家じゃない人にとっては,知らない事、興味深い事などがある。
京都の文化を思う存分振り回してくれる。
Posted by ブクログ
紫式部に清少納言に和泉式部となぞられた人達のいる
新年会のパーティー。
ひとつの助教授の座を巡って水面下の火花が散ってる…とくれば
確実にやってくるのが殺人事件。
むしろ、この主人公カップルがいるから『やってくる』とも?w
死人が出て犯人候補が少なくなってきてるというのに
最後の最後までさっぱり分かりませんでした。
しかしいつもの通り、女って怖いな…と。
そのためだけに、己を使う勇気も何もありません。
そしてストーリーよりも、確実に主人公カップルの方に
意識が集中してます。
本当にこんな男と恋愛していていいのか!? ともw
が、まぁ人間なので、すごく気持ちは分かりますが。
手作りの百人一首、どれくらいの時間がかかって
一枚が作られるものでしょう??