あらすじ
伊賀上野に遺る忍者屋敷のどんでん返しから、女優の絞殺体が発見された。ニュースキャスターで作家の沢木麻沙子は事件を追ううち、女優を巡る複雑怪奇な人間関係を知る。だが膠着する捜査を尻目に一人、また一人と犠牲者が…。
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Posted by ブクログ
テレビドラマの原作者らしいテレビねた.
推理作家の沢木麻沙子がニュースキャスターをしているとの事.
山村美紗はニュースキャスタ-をしたことがあるのだろうか.
京都のテレビをほとんど見た事が無いので分からない.
よくテレビ局の裏側がよくわかっている.
話は,こんぐりがらがえって,人間関係が複雑.
血縁関係、親族関係を図をかいておかないと整理できない.
山村美紗らしいお話.
推理が好きではない人でも読み易い.
推理小説作家・沢木麻紗子が活躍
僕はずっと以前からこの推理小説の存在を知っていました。「連続殺人事件の被害者が実は、連続殺人事件の張本人だった」と言うあらすじや容疑者が二転三転いく様子も実に山村美紗氏らしいですね。殺人犯の「桜木三郎」こと「池垣修一」、本当に気の毒です。「湯川総一郎」のせいで父と妹を失ったのが原因で連続殺人事件の犯人になってしまいましたから。山村美紗氏がまだ存命しておられるうちに、それも「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに「推理ものの少女漫画」が大ヒットして欲しかったです。
Posted by ブクログ
忍者屋敷のどんでん返しという場所で、女性が殺された。
令嬢だった彼女は、家の事情か恋愛の事情か
それとも別の事情で殺されたのか…。
犯人は誰なのか、と追っていくうちに、思わぬ現実が出てくる事に。
ひとつの嘘をつくために、さらに嘘をつく。
そんな事になるから嘘はいけないよ、と教えられた子供の頃。
だからと言って、大人になってそれをしないかと言われたら
確実に無理、と答えますw
そんな状態だったがために、完璧状態だった最初の殺人から
ぼろぼろと『証拠』を残していくのは当然です。
しかも思いもかけない三角形状態。
まぁ復讐されるような、あこぎな商売をした、と言われると
そうだと言えるような気も…。
ただ、殺人を犯さなくてもよかったのでは? な気もしなくもないです。
殺すだけで解決、というわけでもないですし。
むしろ殺さない方が色々と…。