三羽省吾のレビュー一覧

  • 警官の目

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    警察小説の短編集4話。
    今回も面白かった〜
    今野敏『消えたホトケ』は前回と同じく変わらぬ面白さ〜
    五十嵐貴久はリカの作者だったとは!リカ読みたい。
    三羽省吾『シェパード』良かった!!
    誉田哲也は新作に続いてるとの事で楽しみすぎる。

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    2019年12月19日
  • 警官の目

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    これは良い企画!一言で警察小説といってもトリックを重視するもの、動機に着目するもの、登場人物の心理に迫るもの、と様々なアプローチがあるということがよくわかる。旧知のキャラも登場しファンには堪らない。

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    2019年09月23日
  • Y.M.G.A. 暴動有資格者

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    近未来の日本が舞台のディストピア小説。
    こういうの、好きなんですが、これはダメでした。

    格差がとんでもないことになっている日本では、超高層マンションに住み贅沢三昧の人たちがいると思えば、日本国民としての一切の権利を持たない地下住民もいます。
    それは、いいのです。
    でも、中間層の人たちは何をやっているの?

    少子化で、それでなくても不足している労働力を支えているのは、地下住民の人たち。
    しかしそれは、決して公に認められるものではなかった。

    地上の生活者を支えるために、低賃金で働く地下住民もいれば、窃盗団で必要なものを手に入れる者もいる。

    一応超セレブな人たちの成り立ちは書かれているけれど、

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    2018年10月30日
  • 刑事の血筋

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    111良いテンポで、登場する人物のキャラクターもいい感じ。ストーリーはありきたりな感じもするけれど、兄弟父親の関係がいい。不幸な女の子のラストもいいね。

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    2018年08月31日
  • ニート・ニート・ニート

    9年前にニートと家出少女で

    9年くらい前にニートと家出少女で講談社のとある賞で公募しました。
    誰も、評価されなかった自分の同級生が小説を出していることは嬉しいです。
    今後も頑張ってください。



    byあつし

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    2018年05月08日
  • 路地裏ビルヂング

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    どこにでもありそうな雑居ビルを舞台にした、どこにでもいそうな人たちのお話。
    にわかにクロスオーバーしているところがあるのはこういうのが好きな人にはたまらんところかと思う。
    解説にあったように1話目の主人公加藤の成長物語とも取れるが、1話とはなんかキャラクターが変わっていて不自然に感じた。

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    2016年12月04日
  • 厭世フレーバー

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    再読。
    父親の家出を契機にバラバラになった家族が、それぞれの挫折を経て、また一つにまとまって行く話。
    三羽省吾さん、気になるし、好きな作家さんなのですが、何だか印象が纏まらないというか、何か統一されたテーマのようなものを持たない作家さんのような気がします。
    もっとも寡作な作家さんですから、間が空いてしまうせいかもしれませんが。
    初回に書いている印象よりかなり良いのですが、では何処がと問われても出てこない。特に大きな共感も無く、何とも感想が描きにくいのです。


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    08-066 2008/08/27 ☆☆☆

    家庭崩壊とその再生の物語です。
    世間では

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    2016年05月15日
  • タチコギ

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    田舎町の小学生男子たちのいかにも昭和の香りがするアホさ加減と、今の時代ならではのイジメや不登校問題が交互に綴られた作品。
    三羽氏の描写の上手さは健在です。加えて少年ならではの純粋さと、上手く表現できないもどかしさのバランスも絶妙。ここまで書けるということは、きっと相当充実した少年時代を過ごしたんだろうと思います。

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    2015年05月17日
  • タチコギ

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    ネタバレ

    2015/4/19
    モッコリマン望月の変化が泣けた。
    ノブが「もういらない」と心の中で切り捨てた時に私も心の底から同意したから余計に。
    むかし先生も人間やって、聖人じゃないって気づいた時になーんやって思った。
    人間やから失敗も手抜きもサボりもなんなら悪意も持ってて当然。変に期待すんなって。
    でも今回その一歩先を見たね。
    人間やから後悔して勉強して努力するし、また失敗したりサボっちゃったりしてよりいっそう努力するかもしれん。
    後悔したり悩んだり間違ったりすることのなんと尊く美しいことか。
    全知全能の神様にはできないこと。
    ガボちゃんがまっすぐ頑張れてるみたいでよかった。
    ウサギが増えてるのもよか

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    2015年04月20日
  • ニート・ニート・ニート

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    大好きな任侠登場。舞台が北海道。止まらないBGM。それだけで楽しいので、このニート3人がこれから先もきっとニートであることや、実は勧善懲悪だったりすることはなんかもうどうでもいいことになった。

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    2015年04月12日
  • 路地裏ビルヂング

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    ネタバレ

    你明白了? 还是、不明白了? 辻的堂馆。1楼在饭馆、2楼在托儿所、3楼在学习塾、4楼在地产公司、5楼在健康食品、6楼在広告制作。有楼顶。

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    2015年03月30日
  • 厭世フレーバー

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    うぜぇ、ムカつく、といった所謂『若者言葉』に食傷されて読むのをやめてはいけない。第1章の中坊のクソガキがどうしてクソガキなったかは、第5章まで読むとわかる。
    読み始めは『最低な家族』、読み終わりは『最高の家族』。仁侠好きとしては、おでん屋のエピソードがたまらないね

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    2015年03月09日
  • ニート・ニート・ニート

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    展開が早くて登場人物も個性が強くて、サクサク読み進められる。
    ずっと気になってた月子のことも、後半でだんだんわかってきて、最後の方には登場人物がみんな人間として成長して終わる。

    軽い感じの話ではあるけど、私は好きだ。

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    2014年02月10日
  • タチコギ

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    亀岡鉱山の話って書いてあるんだが、なぜか、強烈な岡山弁。
    ここの感想も、岡山と勘違いしてる人が多いんだけど。
    読んだのは初版なんだけど、版が違うと変わってるのかな。

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    2013年10月28日
  • イレギュラー

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    水害に被災した村の少年達が、高校野球を通して全てを諦め気味だった住民を活力を取り戻させる物語。
    こんな風に書くと美しい青春物語のようですが、実際にはバカバカしさと熱さが絶妙なバランスで混在した、とても楽しい作品です。
    時にふざけ方がクドイ部分もありますが、三羽氏特有の作風を満喫できる楽しい作品です。

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    2013年09月14日
  • 厭世フレーバー

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    1章から順に次男・長女・長男・母・祖父と視点が変わっていくのですが、章を追うごとにどんどん面白くなっていきました!

    父親がリストラされて失踪。
    14歳の次男は今まで打ち込んでいた陸上部をやめて進学もしないと言う。
    17歳の長女は連日深夜帰り。
    27歳の長男は職がないのに父親代わりで家計のために肉体労働。
    42歳の母は酒浸り。
    73歳の祖父はボケ始めている。

    ってこう見るとすっごい重い話になりそうなんですが、それがそうならないのがこの本の良いところでしたね~。
    それぞれ皆大変なんだけど、なんだか明るい部分もあり、ユーモアもあり。何よりも失踪中の父親が破天荒すぎ^^;
    みんなの回想で登場するだ

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    2013年04月11日
  • ニート・ニート・ニート

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    ニートの少年たちが旅をしながら自分を見つめ直して人生の目的を見つける、といった単純明快なロードノベルかと思いながら読んでいたら、以外というか、やはりというか、結構ひねりが効いていた。
    i-Podの選曲が面白いアクセントになっているのに、自分は洋楽に詳しくないためタイトル以上の臨場感を感じられなくて少し残念でした。
    まあ面白かったからいいか。

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    2013年03月15日
  • 傍らの人

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    男って(自分も含め)ホント馬鹿だ。この馬鹿さ加減は一生なおらないだろうな。まあ仕方がない。それを抱えて生きていくだけだから。そしてそんな馬鹿の傍らにも寄り添ってくれる人がいるんだから。
    本作は女性にはオススメしづらい内容も含まれてはいるが、女性が読んだらきっと「まったくもって、男ってやつは…」と少しの愛情を込めて思うんじゃないかな(と期待を込めて…)。
    三羽さんの小説は風景や心情に色がある。それが作品に深みを与えている。
    『傍らの人』は黄昏色の物語だ。

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    2013年02月10日
  • 路地裏ビルヂング

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    古い雑居ビルを舞台に、各フロアに入っている店子たちの悲喜こもごもの日常を描く。

    良いなぁ~、「ビルヂング」。

    1Fのお店、チョーうける~!ギャハハ~!
    と思ってたら・・・・・。
    ここにも長い歴史と人生の物語があったのだな。

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    2013年02月05日
  • 傍らの人

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    僕には無縁なガテン系の世界なのだが、そうした目新しさと、知的な内省とのバランスがとても良く、実に読ませる。短編であるのがもったいないくらい、もっとこの登場人物たちと長く付き合いたいと思わせるものがある。三三羽さんにはそろそろ長編をぜひ書いてほしい。

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    2013年02月03日