松本俊彦のレビュー一覧

  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    ・自傷行為をする人は、自身が生き残るために自傷している。自傷がエスカレートし死ぬことはあるが、死は目的としていない。
    ・自傷行為をやめるコツは、自傷に代わる行為を見つけ、何日続くかわからなくても、代わる行為でしのいでみること。数日しかつづかなくても、やろうとしたことはなかったことにはならないから、今度はもっと続くといいね、と思い、やってみること。

    今度はもっと続くといいね。

    番外
    ・自殺をする人のほとんどが、何らかの形で自殺を予告している。死ぬ死ぬゆう奴は死なんよ、と言うのは、間違い。

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    2016年10月18日
  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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     自傷とは、リストカット、アームカット、オーバードーズのことだけを言うのではない。自分を殴る、煙草を押し付ける、自身の体を噛む・かじる、皮膚をむしる、かさぶたを剥がす、……。
     自殺と違い、ただちに生命に危険が及ばない行為。それを自傷と称する。
     自殺でよく用いられるのは縊首(いしゅ・首吊りのこと)次いで高いところから飛び降りる、電車や自動車など動くものに飛び込む。海外ではピストル自殺も多い。
     自傷に用いられる手段は、そのくらいでは死なない、と理解してのたぐいである。消えてしまいたい、死にたい、と思うこと。
     アピールといった自分を見て!ではなく、おおよそ六割の人間は“不快な感情をやわらげるため”に行うのだと言う。
     目の前の嫌なことからの逃避のため。
     それは自分を助けるための手段でもある。
     とは言え絶対死なないわけでもない。
     ふとした瞬間、いつもと少し違うだけで死に陥る。
     みなが死にたいから行うわけではない。
     中には勿論死にたくてこの世界で生きることがつらすぎて行う人間もいるが、大多数はあくまで今この瞬間の嫌なことから逃げ出したくて自傷を行う。

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    2016年10月13日
  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    …いままで自傷行為をするひとの気持ちがわからなくて、、
    辛かったんやろうなー、、て気持ちは伝わってくるけど、なんでリストカットしたり、じぶんを傷つける行為になるんかわからへんくて、、もっと痛いやん(*_*)て思ってしまったり。
    かまってほしいんやろ?て言うひともいるけど、なんか腑に落ちひんくて、、
    でもなかな本人からは聞きづらくて。
    …ヒントとなるものがいっぱい詰まっています。
    わかりやすい言葉で説明されていて読みやすかったです。

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    2015年09月15日
  • アルコールとうつ・自殺 「死のトライアングル」を防ぐために

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    アルコールとうつと自殺の関係について、しっかり学べます。

    中高年の男性の自殺予防対策には必須となる事柄がデータを元に丁寧に紹介されています。

    これを読むと、世の中にはアルコール問題を抱えていて、自殺リスクの高い人たちが多くいることに気づかされます。

    しんどそうな人、つらそうな人がいたら、ランチに誘いましょう。
    お酒は二合までにしましょう。

    そんな具体的な言葉かけも紹介されていて、すぐに役立つ上に、密度も濃い、ブックレットです。

    アルコールを末長く愉しむために。
    アルコールに命を奪われないために。
    アルコールを愛する人にこそ読んでもらいたい一冊です。

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    2014年08月16日
  • 自傷・自殺する子どもたち

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    ネタバレ

    チェック項目10箇所。本書は、子どもや思春期の若者たちの自傷を中心にとりあげながら、子どもと若者の自殺予防のために周囲の大人たちは何を考え、何をすべきかについて、私自身が臨床経験や研究を通じて考えてきたことをまとめたものです。「自傷の96%は、ひとりぼっちの状況でおこなわれ、しかも、そのことを誰にも告白しない」(Hawton etal,2006)。典型的な自傷は、「誰かに自分のつらさに気づいてもらう」などと、他者を意識したアピール的な行動とはいえません、むしろ、「誰の助けも借りずにつらさに耐え、苦痛を克服する」ための孤独な対処法と理解すべきなのです。自殺が、脱出困難な苦痛を解決するために、「意識を永遠に終焉させる」方法であるのに対し、自傷は、自分の意識状態を変容させることで何とか苦痛を「一時的にしのぎ」、その瞬間を「生き延びるため」におこなわれるわけです、自殺を考える者の脳裏にはもはや絶望しかない一方で、自傷を考える者の脳裏には、まだ多少とも希望が残されているといえるのかもしれません。くりかえし身体的虐待という肉体的苦痛を受けている子どもは、そのたびに脳内でエンケファリン産生が刺激されて鎮痛されるために、いつしか理学的な痛みに対して鈍感になってしまっているというのです。人を自殺にいたらしめる究極的な危険因子として、3つの要因:「身につけられた自殺潜在能力」、「所属感の激弱」、「負担感の知覚」。自傷経験のある若者たちは将来における自殺リスクが非常に高い集団です、しかし、彼らの自殺リスクを高めている究極的な要因は、リストカット自体ではなく、つらいときに援助を求めることができないこと、あるいは、助けてくれる大人がいないことにあります。自尊心や自己効力感の乏しい若者は、たった1つの問題行動を「いけない」「やめなさい」と否定されただけでも、すぐに「人格を否定された」「全面否定された」と早とちりしやすいものです、それよりは、「あなたという『存在』は正しい」、ほんの少しだけ改善した方がよい点があるだけだ」というニュアンスでメッセージを伝えた方が、援助者の気持ちは伝わりやすいと思います。自傷する子どもにいってはならない禁句、いわば「NGワード」を覚えておいてください、それは、「誰かの真似」と「関心を惹きたくてやっている」の2つです。自傷を止めるには、先行要因となる感情的苦痛が出現しなくなるか、そうでなければ、何か代替的な行動(置換スキル)によってひとまず感情的苦痛から気持ちをそらさなければなりません。「死にたい」という告白、「困難や苦痛のせいで『死にたい』くらいつらいが、もしもその苦痛が少しでも減じるのであれば、本当は生きたい」というメッセージと理解することができます。

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    2014年05月20日
  • 薬物依存とアディクション精神医学

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    薬物依存、アディクションについて、精神科臨床から見えてくる問題を、様々な角度から紹介されている一冊。

    治療の継続の重要性が説かれています。

    まずは医療につなぐこと。
    そして治療の継続をサポートすること。

    「どの時点からでも関わり始めることはできる」という松本先生のお言葉は、心強くもあり、同時に、支援の組み立て方に不安もあり、もっともっと県精神保健センターや、地域の精神科病院と連携をとっていけたらと思いました。

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    2014年04月14日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    大学時代の友人の昨年読んだお勧め本。彼は今は医師になっている。

    薬物使用に対する見方が変わる本かも。
    私達が普通にヤバいと思う覚醒剤や所謂違法ドラッグより、もっとずっと犯罪率(dv、家庭内トラブル、交通事故等)の高いもの。
    それはアルコール。

    もう一回言う。依存度も高く、致死率も高く、犯罪率も高いもの。それは覚醒剤やドラッグじゃない。アルコールなのだ。こわ。

    医師の生態がわかるところが楽しい本でもある。彼は本読みで、今までに人生の岐路で出会う本がいくつか挙げられている。

    フランドルの冬
    引き裂かれた自己

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    2026年09月02日
  • 母のお酒をやめさせたい【電子限定フルカラー版】

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    漫画でわかりやすいが、同じことの繰り返しでどのアディクションも同じなので飽きました。
    読みやすいです。

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    2026年03月24日
  • 自分を傷つけてしまう人のためのレスキューガイド

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    対応ケースで、自傷行為があることが多いので読んでみたが、既知のことがほとんどだった。専門職よりも家族や本人など当事者が読むのに適している感じ。
    平易な言葉で文字組も大きく、図表もあって読みやすい。自傷日記などの具体例はとても使いやすいのではないか。

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    2026年03月10日
  • オーバードーズする子どもたち なぜ、「助けて」が言えないのか?

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    リストカット、オーバードーズ、する子の気持ちを分かってあげることは難しいけれど、少しでも理解するために。「本当に死のうと思ってしようとしている人は少ないこと」「医師から処方された薬を飲むよりも市販の薬を自分で判断して飲む方が危険であること」「前に50錠飲んで大丈夫だったとしても、その時の体調などによって、これだけなら大丈夫ということはないこと」などなど。分かりやすかったです。

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    2026年02月26日
  • 身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり

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    ビックスリーと称されるアルコール、カフェイン、タバコについて効果や危険性、歴史が学べた。タバコ編は未読。
    世に蔓延しているこれらは依存性を強力な武器に世に蔓延している。自制心がなければ手に出さない方が良いだろう。
    薬物の違法性に関しては体への影響はあまり関係なく世間の多数派が支持しているかどうかで決まるのは驚いた。大資本の製薬会社が出している薬にも依存性はあるしビジネスである以上常用してもらう事が前提として作られている事は否定できない。リテラシーを持って身近な薬物と付き合っていきたい。

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    2026年02月11日
  • 身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり

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    人は追い詰められて限界の域に達しようとする前に、タバコ、カフェイン、酒、くすり等に頼ることになる傾向が強い、
    本著では、身近な薬物とは何かを問い、結論として日常の食品から薬からでも薬物はあるということを示し教えてくれている。同時に、追い詰められている人たちに対して社会が積極的に関わる必要性を主張している。
    さて、本著では違法な薬物はもちろんNGとしつつ、生活の中での薬物という存在に焦点を当てている。子どもから大人まで口に入れるもので本著の言う薬物にお世話になっていない人はいないだろう。カフェインは色々な飲み物にも入っているし、本著では例に挙げられない程の膨大な数の薬物は存在しており、それらを全て排除するのは不可能で、本著もそれを良しとしいない。
    本著では、日常での依存という薬物と、それらを選択する私やあなたへの心身状態が助けが必要なのではないかという問いも含まれている。本著において、個人を救済するよりも社会としてどう救済するかを主張しており、それ程、社会に心身状態が不調になっている構造を露にしている。
    全世代に共通する病に向けて警鐘と助けと介入を必要とする内容の書であると言えよう。

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    2025年12月01日
  • 死にたいと言ってください―保健所こころの支援係― 分冊版 : 3

    無料版購入済み

    世の中にはいろいろな悩みをかか得た人がいるのだなと感じました!福祉の力で少しでも良くなれば嬉しいです!おすすめ

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    2025年11月26日
  • 死にたいと言ってください―保健所こころの支援係― 分冊版 : 2

    無料版購入済み

    やっぱりプロは話の書き方が上手いなと感じました!保健所について何も知りませんでしたがこの漫画で理解できた

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    2025年11月26日
  • 死にたいと言ってください―保健所こころの支援係― 分冊版 : 1

    無料版購入済み

    保健所のやくわりをあまり知らなかったのでこの漫画で知れてよかったです!福祉関して勉強したくなりました!おすすめ

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    2025年11月26日
  • 身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり

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    2025/11/01 2025年15冊目。軽い文体で読みやすかった。身近にある依存性のある薬物(タバコ・カフェイン・酒・くすり)についての書籍で、個人的にはカフェイン・くすりのみだが、なるほどなと思った。(著者がベビースモーカーということもあり、タバコについての記述はバイアスかかっていると思った)

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    2025年11月01日
  • 身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり

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    様々な薬物について歴史を振り返りながら書かれていた。違法薬物が何故違法なのかについての部分はなるほどなと思った。

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    2025年10月18日
  • 酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

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    ネタバレ

    人が依存症になるのは快感のためではなく、苦痛の緩和のためであるという。なるほど、我が身を振り返ってみても納得できる説である。かなり長いこと私はワーカホリックであったのだが、そのおかげで当時苦しめられていた言いようのない不全感をやり過ごすことができていた。依存症は長期的には命を危険にさらすが、短期的には今を生き延びるのに役立つことがある…皮肉なものだ。

    依存症当事者の支援について、著者のお二人が重視している「ハームリダクション」という考え方にもハッとさせられるものがあった。また、「ダメ。ゼッタイ。」という対処法がいかに当事者を孤立に追い込むかという話には、思わず背筋が寒くなった。

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    2026年01月29日
  • 自傷・自殺のことがわかる本 自分を傷つけない生き方のレッスン

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    本著は主に心理職または支援者、当事者家族向けての「自傷」や「自殺願望」への支援の在り方について説く本である。自傷・自殺願望の歴史は世界史では古くから存在し、日本においては1990年代頃から広まったとされる。知られていないだけで実際にはもっと古い時代から存在していただろう。
    さて、自傷行為や自殺願望を口にする、または実際に自傷行為をしている人は現代(2025)時点でも多い。私たちが生きている中で、大なり小なり誰しも「死にたい」と思ったことは誰にでもあるものだ。だが、大きなストレスが続くと人は生きるために自傷し、生きるために自殺願望を周囲に口にするようになる。私たちは人生に何度かは知人友人先輩後輩家族親戚等、そう言った相談に乗る機会もあっただろう。
    だが、相談に乗る誰もが、精神科医でもなければ心理職でもない。私たちができることは適度な距離で話しを丁寧に聴き、寄り添うことしかできないのだ。適度な距離を誤ると相手の負の感情に持っていかれるので、プロでも難しいとされる。なので、少し距離を離した状態で相手の状況を見ることから関わることだろう。やはり、本著でも主張しているが、その生きづらさや過度なプレッシャーによるストレスから環境を変え、プロの支援職(精神科医、心理士等)の力を借り、少しずつ本人の意思に沿って変えていくことが大切だ。
    残念ながら本当に人が死にたいと実行する人は、自傷したり、死ぬことを周囲に言わない。ついさっきまで笑っていた相手が、数時間後には死んでいたりするものだ。
    生きづらさを抱えている人が、自分の身体に傷を付けたり、周囲に自殺願望を口にしたりするのは「助けて」のサインであり、それらに気づき、本人のケアと環境の問題、学校の問題、人間関係の問題等、プロの支援を並走しながら変えていくことをすすめる。
    本著は、自傷や自殺願望を抱える当事者の家族、知人友人、学生等に向けて理解を深める本である。

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    2025年08月05日
  • 酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

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    “つまり、人は、かつて体験したことのない、めくるめく快感によって薬物にハマるのではなく、かねてよりずっと悩んできた苦痛が、その薬物によって一時的に消える、弱まるからハマるのです。快感ならば飽きますが、苦痛の緩和は飽きません。それどころか、自分が自分であるために手放せないものになるはずです。”(p.38)

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    2025年04月11日