増田メグミのレビュー一覧

  • 黒衣の騎士と悪女の良縁

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    ヒロインが濃かった!性格とか信念とか行動とか色んな意味で突き抜けてて(笑)その分、相手役のヒーローのキャラ設定が薄かった。イラストと描写も合ってはいないしww強面で逞しい体型の熊殺しではないでしょ、あれはwあれはイケメンだよ(笑)まぁ脳内変換して読んだから問題はなかったですが。ストーリーは相変わらずの読みやすさで飽きることなく一気に楽しく読めました。美少年ルースの正体については早々に予想できましたが、彼を巡って行動するシェリーの行動には予想もつきませんでした(笑)まぁそこが面白い所です。クロードもそんな予想外なシェリーから目を離すことができずにコロッと恋に落ちてしまったんでしょう(笑)

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    2016年02月14日
  • 鉄皇帝の結婚

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    ネタバレ

    セレナがなんともいい味出してました。
    「神の末裔が住む島」とあがめられてる島から神託(その実はくじびき)で選ばれた花嫁のセレナ。その期待?に添うべく猫かぶりをするはずだったのが、予想外の嵐にがんばりすぎて、初対面で猫はどこへやら?

    対するハロルドですが、用意周到で真面目な人。たぶん自分でイメージしていた花嫁と180度違う花嫁に、修正がきかず、最初からかなりセレナに振り回されてます。

    お友だちから始めましょうって感じで、友達だから当然っていろいろやってますけど、周りからしたら桃色な空気で、こっちもニヤニヤしちゃいました。

    あと脇役も重要で、セレナの侍女となったブルーナがどこかの王族だったと

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    2015年06月15日
  • リリー・フィッシャーの難儀な恋

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    安定の甘さ、そして恥ずかしさ(笑)楽しく読めました。成り上がりで男爵令嬢になったリリーは貴族らしくなく庶民派なお嬢様。そんなリリーが人助けで仲良くなった友人のために王宮である人を調査することを決意。その男性は突然、女らしくなってしまった侯爵家の長男エドワード。オネエな彼に戸惑いつつも彼の優しさと時折感じる男らしさにドキドキしていく日々。その上、王宮で起こる事件に巻き込まれてしまい…。


    オネエなお兄さん(笑)王太子からの命令でそう演じていただけど、その完成度の高さに笑った。リリーよりも女子力が高いし。けれど、そのエドワードがリリーの可愛さにやられて、ちょいちょい素に戻るところとか、元の喋り方

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    2015年06月06日
  • 流血王の初恋

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    ネタバレ

    評価がいいので買ってみました。正解。好きなお話でした。

    王女様なのに、調子に乗った母とその一族が原因で没落し、暗殺の危険を回避するため、隣国に近い貧しい領地で、せっせと畑仕事に精を出すユーラ。そんな彼女の元に、姉の身代わりで「流血王」と名の付く隣国の王カエルムに嫁ぐよう命令が出ます。

    意を決して、カエルムの元に嫁ぎ、暗闇の場所に閉じ込められているところにカエルムがやってきて、連れ去られます。

    ここまでは増田メグミさんのイラストとも相まって、暗い感じなのですけど、カエルムの側近ソキウスがやってきてから、調子は一変。甘々な展開が続きます。

    「流血王」というのは、カエルムが演じていた自国を守

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    2014年11月30日
  • 流血王の初恋

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    ネタバレ

    流血王という物騒な単語がタイトルに入ってるのに、ちっとも物騒じゃなかった(笑)めちゃめちゃ甘い話だった。読んでて何だか無性に恥ずかしかったよwwでも好きですよ、こういう話。
    没落貴族で畑仕事に精を出す王女ユーラが嫁いだ相手は周辺国を武力で制圧し、その恐ろしさから流血王と噂されるカエルム。出会った当初はカエルムのことを恐ろしいと思っていたユーラだが、ひょんなことからカエルムが実は優しい人だということに気づく。そんなカエルムにユーラが「恋をしましょう」と持ちかけ、それからは砂を吐きそうなほど甘々な展開が盛りだくさん(笑)
    流血王のエピソードはちっとも出てきませんが(殺気は飛び出しますww)、久しぶ

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    2014年08月02日
  • 幽霊伯爵の花嫁4 ~偽りの聖女と地下牢の怪人~

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    拒絶されたジェイクの弱りっぷりが可愛くてニヤニヤしてしまいました。大笑いしてたサアラの気持ちが何となくわかりました…w 最後の展開は都合よすぎな気もしたけど面白かったです。

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    2014年04月15日
  • 鬼愛づる歌姫

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    最初は時々「ん?」ってなるところもあったが、最終的にオビトが可愛いので何でもいいわと微笑む境地に至った。我ながら気持ち悪い。
    確かに酷い男ではあるが、愛情のベクトルを全てただ一人に注いでいればああもなろうと納得もした。愛い奴め。

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    2014年03月08日
  • 死にたがり姫事件譚 -黒猫に捧げる愛の話-

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    前作の『幽霊伯爵の花嫁』と比べると登場人物の壊れっぷりが増している感がある。

    初めはヒロインの言動についていけなかったのだが、理由が解ればなるほどと思わせるものがあった。

    しかし、それ以外のオチの付け方が少しひねり過ぎで、まとまりがないように感じてしまった。

    ヒロインの発言がはからずも相手の心の奥深くに秘めたものを暴き出すのはいつもながらである。

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    2013年10月03日
  • 猫かぶり嬢とにわか貴公子 ‐箱入りメイドへ華麗な転落‐

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    いいとこのお嬢様として過ごしてきたシャーロット。
    父親の死で全てを奪われて、学園から追い出されてしまった。
    あてもなく彷徨っているとこを拾われ、メイドとして暮らすことに。

    いつかきっと成り上がってやる!そんな決意を胸に、猫を被って頑張る彼女の前に現れたのは、かつての同級生。
    しかもシャーロットの名を名乗っていて!?みたいな話。

    シャーロットが腹黒いってより、努力家で負けず嫌いで、泣き寝入りするような子じゃないのがいい!
    ストーリーの先は読めるんだけど、水戸黄門みたいな、こうでなくっちゃって感じの爽快感がある。
    面白かったです。

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    2013年10月02日
  • 風の王国27 暁の歌

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    ネタバレ

    予想通り、ラセルの即位で終わりましたね。
    最後は少し駆け足気味に歴史の流れを追っただけ、という印象は拭えないけど。
    それでも、コバルトという場で、あまり馴染みのないチベットを舞台にした女性の一代記というお話はとても素敵だったと思う。最終的にはレーベルに合わなくなってきたような気がしないでもなく、他の一般文庫レーベルであれば、もう少し突っ込んだラストの流れに持って行けたのかなーと思ってみたり。
    リジムとの夢での対面は、唯一のコバルトらしさかな、と。

    長いお話でしたが、読後感はとても良かった。

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    2013年09月02日
  • 風の王国27 暁の歌

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    吐蕃に戻った翠蘭は、ソンツェン・ガムポの看護をしながらリジムの葬儀やラセルの即位式の準備に奔走する。 数々の試練を乗り越え、吐蕃の新しい未来に向けて翠蘭は動き出す。

    介護って文字が少女小説のあらすじで出るとは思わなかった……。
    それはさておき、少女小説の枠を越えた大河を展開してくれた風の王国。中学生の時に『竜の棲む淵』からおつきあいさせてもらいました。
    華やかではないのですが、毎回本当におもしろくて、安心して読んでいられるシリーズでした。コバルトはこういった良作があるから卒業できない……。
    ガルは最後まで濃かった。事実上通りにいくともっとこれから存在が濃くなっていくはずなので、このへんで切り

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    2013年09月02日
  • 死にたがり姫事件譚 -黒猫に捧げる愛の話-

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    ネタバレ

    幽霊伯爵の花嫁が好きだったから買ったけど、序盤が微妙で、正直、どうしようかなーと思った。
    でも、ジンが妙にオカン気質なのが可愛いなーというのはあったかな。次巻がすごく楽しみってほどでもない。たぶん、買うとは思うんだけど。

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    2013年08月29日
  • 真紅の式使い: 1

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    再読。
    この著者さんの龍の物語よりも私はこちらのほうが断然好き。
    レビュー見ていたらだいぶ酷評が多かったのに驚きました……^^;
    悪くはないと思うのですが……難しいですね。


    切ないです。主人公は自分を妻に、と望むかつての幼馴染兼、師匠を殺された仇として対決しなければならなくなってしまいます。そのために使役する式神を呼ぶのですが、彼に恋をしてしまって……な物語。

    憎しみを抱きつつ、けれど式神に恋をしてしまって、しかも仇には重い事情があって……というのがすごく丁寧に描写されていると思います。
    中国風の雰囲気も時々挟まれる神秘的な表現に後押しされて想像しやすかったです。何というか、主人公が不憫

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    2013年08月15日
  • 幽霊伯爵の花嫁7 ~闇黒の魔女と終焉の歌~

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    最終巻ということでだろうか、登場人物全員が暴走気味。
    特に、ジェイクがいつもの鉄面皮をだんだん保てなくなっていくのに、なぜかワクワクしてしまった。
    魔女と呼ばれる悪霊の意外な真実やなつかしい人から初登場の人まで、盛りだくさんの最終巻。
    最後まで読者を引きつけるストーリー展開とどんでん返しに感服。

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    2013年08月10日
  • 9S<ナインエス> X true side

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    ロシアの天才、セルゲイ・イヴァノフ。勇次郎の遺産技術を応用した彼の研究は珪素生物という化け物を生んだ。由宇を離れた闘真は従妹のクレールの母親を見つけるために、シベリアの奥地へと向かう。そこで出会ったのはクレールの母親と珪素生物に追われた難民だった。遺産犯罪を嗅ぎ付けたADEMは岸田博士、八代、マモンを送り調査を開始する。

    本巻から新たな物語が始まります。
    ミラージュ、ミネルヴァ、七つの大罪と闘ってきたADEMが、今度は新種の生物と対面する。国家の軋轢で思うように情報収集ができない中、人類駆逐へのカウントダウンが迫るというはらはらドキドキの展開。

    海星事件で捕えられたマモンが司法取引によって

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    2013年08月01日
  • 幽霊伯爵の花嫁6 ~彷徨う少女と踊る髑髏の秘密~

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    今回は、最後まで謎が謎を呼ぶミステリータッチのストーリーだった。
    過去は誰にも変えられない。しかし、幽霊は忘れたい過去も容赦無く突きつけてくる存在である。

    生者も死者も過去にとらわれた人が、やたらと多いこのシリーズだが、やはり今回もサアラが最強だった。
    もうサアラ無しには、コルドン家は一日たりともやっていけないのは明らか。
    次巻で最後なのが残念。

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    2013年05月19日
  • 魔道士の研究日誌: 3 ハチミツよりも甘い恋?

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    最後までリゼットはふわふわして可愛い子でした。
    作品全体もふわふわとしていて、
    読んでいる側もふわふわとした気持ちにしてくれた。

    エヴァルにとっての恋敵、
    本当はもっといたんだろうなとは思う。
    主要人物たちが「なんだか幸せそう」な結末。

    こういう少女小説は好きです。
    童話のような、ふわふわとした物語。
    幸せな気分にさせてくれた作品。

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    2013年05月17日
  • 幽霊伯爵の花嫁5 ~悪魔の罪過と忘れられた愛嬢~

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    アスガント公爵家の領地に現れた子供をさらうという幽霊。
    この幽霊捕縛のため公爵家を訪れたジェイクとサアラだったが、幽霊の特殊な能力のため、ジェイクが10年分の記憶を失ってしまう。

    そして、バーンスタイン家のギルとミゼルカという墓守が乗り込んでくる。

    この幽霊はバーンスタイン家から逃げ出したというのに、傲岸不遜なギルは訳を説明しようともせず、取りつく島もない。

    しかし、やっぱりサアラは最強だった。
    ジェイクに忘れられ、他家の墓守に無礼な態度をとられても、最後に勝つのはサアラ以外にはあり得ない。

    今回は、いつも痛々しいほど早く大人になろうと背伸びしているエリオスにも、新たな出会いが。
    前途

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    2013年02月05日
  • 風の王国25 抱玉の臣

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    ネパールの王都に到着した翠蘭は、王玄策から事情を聞き、ギャカルへの出兵を決める。奇しくもそれは、ソンツェン・ガムポの意向に沿うものだった。だが、王城に賊が侵入、ゲンパが姿を消し。

    うん、激闘でした!
    行く先々ですごいことに巻き込まれれいる翠蘭。偶然ではなくソンツェン・ガムポが行かせていたのですね。わりと私が“偶然”とか、それが翠蘭の性格だと思っていたことが意図的になされていたと発覚したネパール激闘編でした。
    どこまでもゲンパが少女小説のヒーローな性格でした。デーシャを想って涙を流すところなんてもう……!
    ヤルルンに来てくれるそうなので、よかった!

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    2013年01月09日
  • 風の王国24 王杖の守者

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    ネパール行きの同行者にゲンパを希望した翠蘭。しかし、以前彼が引き起こした事件が原因で臣下たちに反対されてしまう。ラセルの説得もあり、何とか承認を得て旅に出るが…。

    なんで次の巻も買ってこなかったのー!
    安定したおもしろさ!
    ゲンパがよく考えると意外にも少女小説王道キャラでした。
    悲しい過去があり、繊細で、素直になれなくて、でも子供には優しい。
    少女小説的進路だと、翠蘭と恋に落ちるのが正しいと思うのですが、このシリーズではそうならないと十二分にわかっています、そこがいいんです。
    ゲンパがどう変わっていくか楽しみです。

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    2013年01月06日