増田メグミのレビュー一覧
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ネタバレ人物を描こうとすると、その人が隠したいと思っている悪いことが描かれてしまうというアルマの特技は、なかなかない設定だと思います。
絵を描くためには、周りが見えないアルマに振り回されるハインは、早々にアルマに惹かれてますけど、なんか二人の様子が「のだめカンタービレ」ののだめと千秋みたいって思う時がありました。
王妃様もハインの弟のディードリヒもアルマの婚約者のトビアスも最初は悪役かと思いきや、なかなかいい味を出していて、いい人でしたし、基本悪い人っていなかったように思います。
次に続くのは分かりませんけど、次巻があれば楽しみにしてます。 -
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ネタバレ兄王子の身代わりに呪いを体に受け、悪霊と災難まみれの体質になってしまった王子を助けるため、心霊現象専門の影の役職を持つ貴族令嬢が彼を助けるために王都で同居生活を始める。宇津田さんの作品なので、ラブコメで安定感のある内容でした。悪霊まみれ、とありますが全く怖くありません(笑)むしろノワイエの守護天使がムッキムキの乙女なおっさんなのでコメディ要素の方が強いしww拳で悪霊を殴って成仏させるという解呪方法にも笑いました。あとシスコンすぎるノワイエの兄にも癒された。あと恋愛面はすれ違いラブ。お互い好きになってるのに相手の気持ちにはまったく気づかず、そして気づかせずって感じで若干ヤキモキさせられたり。ただ
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自宅(?)へと帰宅し、久しぶりに会う人達。
『夫』たる人は驚くほどの変化を遂げていて
乳母をしていてくれた人はいなくなっていて。
戻ってきてみたら、更なる仕事…というより、采配の山?
滞っている色々を権限を用いて片づけたらば
やはり出ました逆恨み、という状態。
思考回路は可愛らしい(?)としか言いようがないですし
分かりやすい駄目ぼっちゃん2人組、という感じ。
和やかに最後に向かっている、という印象でした。
最後はもう、混戦? 混乱?
そんな状態で、思い描けるような淡々とした感じで。
ちょっと最後はどうなる!? まさか…という思いがありましたが。
何せ、歴史知らずに読んでましたのでw
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ネタバレシリーズ2巻目。そして完結巻。
「死にたがり姫」ユキハの前に彼女の絵を描かせてほしいという男子生徒・タクマが現れ、彼が描いた作品を見た途端、ユキハの様子がおかしくなる。一方、美術室で起こった放火の犯人だと勘違いされたユキハを実家に連れ戻そうとユキハの兄・ユヅキが学園にやってくる。ユキハの退学を阻止しようと放火犯人を捜そうとするジンだが・・・。
前の巻でもぶっ飛んだキャラクターしか出てこないなと思っていたけれど、2巻目でもやっぱりおかしい人たちばかりが登場した(笑)
奇妙な恐ろしい絵ばかり描く奇人男子生徒も、記憶を失った訳あり美少女も、明らかに怪しすぎる彼女の兄。ユキハの兄もまともなんだかど -
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ネタバレあらすじ読んで結構好きそうな設定だったんで買ってみましたが、結構おもしろかったと思います。
確かに平安時代っぽい設定の中で、身長が190cmもあって、赤髪金眼っていうのは鬼って思われるんだろうなって思いましたが、この話の鬼ってほんとに身体能力も違うんですね。
未雲はよくありがちな鈍感天然娘で、伐叉羅がこんなに未雲への気持ちがダダ漏れなのに、ほとんど気付かず。これだけ分かり易いのに、伐叉羅がちょっと不憫です。
飛天の正体は、割と早い段階で分かりましたけど、これって続くのかな?伐叉羅の子分達は最後に一瞬だけ出てきただけなんで、鬼達の頭領の顔をしてる伐叉羅がみたいです。えらそうにしてる頭領の頭 -
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そして出兵をお願いして、ただ勝利を待つ日々に。
もちろんその間、時間を無駄にするわけもなく。
亡くなってしまった遺体を家族の元へと届ければ
そこでも問題が持ち上がっていて。
どこにだって問題はあります。
むしろ元々周囲の教えから『道を外して』いたわけですし
そういう人達がごろごろ出てくるのは当然の事。
とはいえ、ある意味分かりやすく問題が目の前で
勃発してくれたのは良い事、かも知れません。
こうして人は増えていく(笑)
三人寄れば姦しい、とは言いますが
それがこれだけの人数。
全て腹が違うといえば、こんな些細な事で上だ下だと
諍いが起こるのは当然です。
が…彼女達はそのうち知ってしまうので -
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兵を出すか否か、借り受けるか否か。
考える事は多々あるという状態で、王宮内で女性が殺される事件発生。
そしていなくなった、拾い子。
彼女は一体何を見たのか。
怪しい人満載というか何と言うか…。
地元(?)じゃないので、どれもこれも怪しい限りですが。
誰を優先させるのか、何をしたいのか。
もう完全に娘連れてこなくて本当によかった状態です。
ヒロインいる所に事件あり(笑)
しかし王様、どういう状態で分かったのでしょう?
探偵ですかと突っ込みたくなる状態ですが
確信だけ持ってます、だったらそれはそれで凄い。
どこまでも保身のために頑張っていた犯人ですが
念のために自分で何か持っておけよ、と突っ込 -
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そうして問題の人物を連れていく説得をしていれば
今度は息子がその輪に加わる。
何かもう、大所帯どころではなくなってきていますが
ちょっと名前と人物がうつろ憶えに。
しかし息子はどんどんと『大人』になっていっています。
こういう成長具合を傍から見れる、というのは
親にとって楽しみでもあり、寂しさでもあり。
成長している事は良い事です。
そして行く所に事件あり(笑)
起こらないと物語として成立しませんが、普通に考えれば
確かに起こしすぎ…いや、起きすぎ?w
最後の彼の言葉は、確実に何か起こします宣言ですし。
何かをしなければ治まらない。
復讐からは何も生まれません、などという聖人君子は
それ -
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花嫁を決めて戻ってきてみれば、また大きくなった息子と娘。
そして次の仕事の寺院について、またしても旅立つ事に。
今回は息子付き。
娘も付いてくる予定でしたけれど、熱のため強制的にお留守番。
しかし…完全に想像できる『お姫様』になってしまっている娘。
甘やかしたからなのか、単に負かす事が出来る相手がいないからか。
己の地位、というものは分かっているようですが
分かっているだけ、かもしれません。
次回会うときには、また違う感じになっているかも、です。
常に喧嘩腰の僧、と合間をおろおろする僧。
ついでに和解すれば、また一難…というか
そのために来た、という感じですが。
今回の目的を、無事達する事 -
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ネタバレやっと『己の娘売りこみ』男がいなくなったと思ったのに
花嫁選びは難航をするばかり。
それどころか、あの手この手で優位に立とうとする人達の思考と
知ってしまった現実が。
屋敷が古いたら文句を言っていた、付きまとい男がいなくなったのに
まったくもって進まない花嫁選び。
ある意味進みましたけど…絞る、という意味で。
やる気だけがあっても、そこに中身がとわなければ
完全に駄目駄目っ子でしたし。
しかし家に招けない、というのがこういう意味だったとは。
優位になるかもしれない、と分かっていても
確実に駄目でしょう。
自分がいる時なら誤魔化しは効きますが
いないなら…発覚は早かったと。
分かりやすい悪 -
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約束していた舅との再婚。
その最中の、思いがけない状態と、花嫁選び、という仕事。
休まる暇もなく、またしても出かける事に。
感覚的に、舅と再婚というのは考えもつきませんが
それはこちらの感覚で、の事。
所変わらば品変わる、という状態です。
理由を述べられれば納得はしますが、だからと言って
従えるか、と言われれば謎ですし。
しかし嫁候補の父親…すごいです。
そこまでして娘のアピールをしたら、うんざりする、という事に
気が付いてない、のでしょう。
器が小さい、としか思えないのは、周囲の『男』達が
できてたせい、でしょうか?
これは想像しなくても、辟易する状態です。
しかも何かまださらに起こり -
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ネタバレ最近の「ルルル文庫」は、あまり惹かれるものがなかったんで、新刊で買うのが減ってましたけど、「幽霊伯爵の花嫁」がおもしろかったんで、新刊で買ってみました。
前作のサアラやジェイクもどこか壊れた感じはありましたけど、今回のユキハやジンもかなり壊れています。壊れていない人の方が少ないかもしれないです。
読み進めていくうちに、ジンの従兄のサクヤが怪しい感じがして、それは結構予想通りでしたけど、予想外だったのは、ユキハに嫌がらせしてたのがジンだったってところでしょうか。
壊れたユキハに殺してくれとつきまとわれ、遠ざけていたのに、「猫だったらOK」ってユキハと仲よくなっていたのに、なんで?って感じで -
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ネタバレ幽霊伯爵の花嫁シリーズの宮野さんの新シリーズ。
今度の主人公は「死にたがり姫」と人々に噂される公爵令嬢ユキハ。相手役は黒い噂のある一匹狼の不良少年ジン。ユキハもジンも一筋縄ではいかない性格(笑)さすが宮野さんの描くキャラクターという感じです。
ユキハはいつも首から短剣を下げて、なぜか自分を殺してくれる相手を探している。ジンと出会い、彼にすげなくされてもめげずに「殺してくれぬか?」と付きまとう。ジンは自分に関わった人間は不幸に合うという理由から常に人を避け、孤独に過ごす。心を許せるのは黒猫のシロのみ。もちろん、ユキハにもジンにもそうならざるを得ない理由があるのですが、それは読んでからのお楽し