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地球上の全生物の滅亡が目前に迫る中、由宇がついにその地に立つ。これは偶然か必然か。このシベリアに 「遺産」 の原点に関わるすべての者が揃ったのだった。 峰島と真目家の確執を知る女性スヴェトラーナ・クレール・ボギンスカヤの失われた過去。セルゲイの後継者と目される狂える天才イワン・イヴァノフが握る秘密。彼らと由宇が交わるとき、封じられていた歴史の扉が開かれる!? 生存が絶望視される岸田達の消息は? グラキエスから逃れるため、闘真達一行が繰り広げる決死の逃避行の行方は? 怒涛の展開に目が離せない!
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Posted by ブクログ
旧ツァーリ研究所に忍び込んだ由宇は、その地下でグラキエスの調査を開始する。クレールとともに難民非難する闘真の前には、巨大な壁のようなグラキエスの大群が迫りくる。京都第三条約という公の承認を得て、山岳に隠れたADEMの部隊も踏み込み、旧ツァーリ研究所では人類存亡をかけた闘いが始まる。
シベリア編も佳境に入ってきた。
遺産技術満載だった海星編までとは異なり、シベリア編では遺産技術の塊であるグラキエスが象徴的だ。襲われた村々の人々を集めながら安全地帯を捜し歩く闘真とスベトラーナ一行。限られた戦力の中、雪崩れ込んでくる無数のグラキエスとの戦闘は、先が読めずにはらはらしっぱなしだった。絶望的な展開の分だけ、臨場感が増して面白くなるのは著者の技量か。
八代とマモンの関係も進展を見せます。
迫りくるグラキエスから一人逃げそびれた八代に、スノーモービルで助けに向かうマモン。危機的状況にヒーローが助けに現れる展開ってありがちだとわかっているけれど、読んでいて気持ちがいい(普通立場は逆だけれど)。海星編では危ない人の印象が強かったマモンだけれど、シベリア編では憎からず八代を想う純粋さが際立っています。
本巻の終わり方が中途半端なので、次巻への期待はますます高まる。
Posted by ブクログ
ロシア上空で起こる不可解な現象。
この現象もグラキエスに繋がるらしいが…
グラキエスの勢力拡大阻止が不可能になるまで1週間。
遺産技術管理に関する国際的な取り決めをする『京都第三条約』締結に向け、伊達は急ぎロシアに干渉できるだけの権限をADEMにもたらすため、根回しに走る。
伊達カッケー!麻耶惚れちゃうんじゃないか。
終わりの見えないグラキエスとの激戦。
訪れる悲劇。
ゼロファイル公開の真実と、悔恨。
今起こっている事態の全容とは?
面白かったです。
でもやっぱり絵が慣れないなー。
漫画と違って内容の面白さに絵は直接関係ないとは言っても、山本ヤマトが落ち着くまで刊行を遅らせた方が良かったんじゃないですかねー。
Posted by ブクログ
読もうと思いつつ一ヶ月半もほったらかしてたが、ようやく読めた。
全炭素生物を絶滅に追いやる最悪の遺産災害、珪素生物の大侵攻をどうやって食い止めていくかがメインストーリーで、クレールとその母親の物語が進行していく感じ。闘真があんまり活躍できていないように感じた。多分由宇との絡みがほとんど無かったからだと思う。むしろ八代とマモンの絡みがいい感じにあって、こっちの方がニヤニヤした。
全体でみると、次でロシア編が終わって新しい章が始まるんだと思うが、そろそろ決着つけてくれ。だいぶ長い期間やってるから、最初の頃のストーリーを忘れてしまった。
ドラマCDになったのにソコからのメディアミックスがないのはどう言うことなんでしょう?1、2巻ぐらいはOVAでも良いのでアニメ化してくれないかな?
Posted by ブクログ
前巻から2年超開いての続きは風呂敷が更に広げられますが、
それまでの展開が既に常軌を逸しております。力を持つ者達の都合の良い展開と見るよりは、
常人の域を超えた世界の鬩ぎ合いと受け止めるのが良いかと感じます。
一般社会、生活の中で万能者が活躍している訳ではないので。
この様な非現実的、常ならない世界を描いた作品では、その設定如何で綻びが生じ、
世界観を損なったり、作者の文章力如何で現実感を損ね、
嘘っぽさを強く意識させてしまう事が多々あるかと思います。
しかしこの作品に於いては徹底してシリアスに描かれ、設定も確固たるものがあるので、
SF的要素とアクションとが程良く融合した作品に仕上がっていると感じます。
その知能によって身体能力ですら超人的なものに引き上げる由宇であっても、時折弱さも見せ、
度々危機に見舞われてもおり、死への意識も存在しております。
闘真にしてもオカルト的に超人的な能力を振いますし、考え足らずに突っ走ることもありますが、
他の作品の主人公に見られるような都合の良い力の発揮と無自覚な驕りには至っておりません。
苦悩する様は過ぎた力はあっても人間であることを感じさせますし、
それもまた作者の構成力を表しているでしょう。
物語はグラキエスの脅威から未だ脱しないまま、次巻へと展開を引き摺ってしまっていますが、
どの様に二人の若者をまた繋ぎ、事態を収めさせるかが注目されます。
とは言っても、続きが発表されるまでに2年以上の時間が空くのは避けて貰いたい気がします。
流石に読み始めでは物語の流れが、登場人物の特徴や関係図が断片化しており、
それを繋ぎ直すのに手間取りました。読み返せば良かったのでしょうが、他にも作品は出ていますし、
9Sも結構な量があります。作者が病気であった時期もあったようですが、
出来れば続きは1年以上空けないよう願います。
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