藤田和日郎のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった! 同門対決はやっぱアツいし、靴紐を契機にエルシィが(恐らく)アトカースに戻るのも面白い。エイダとパーシーの三人で、なんとか食事会を切り抜けるシーンもコミカルで楽しい。
アトカースに戻っても、パーシーが言った言葉(チャンスを与えなきゃ)とかが消えてないのは希望だな。3巻でメアリーに対し、努力をしてないと一蹴するエイダも、今巻でそうしたくてもできなかった人もいるのだと、エルシィがエイダを諭すのも良かった。
エルシィを大事に思うのに、息子と親しくしているのを見ると、その素性が思い起こされて拒絶してしまうメアリーは、自省まで含めていいキャラクターだなあ。
靴紐や首、亡くなった娘がいないことから、或いは記憶を失っただけで、エルシィはそのままアトカースなんじゃないか、とも思えるけど、果たして。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻に続き、劇団四季のミュージカル観劇と交えた感想を。
下巻はバトルの迫力がすごい!生霊同士や、グレイとデオンのバトルは、普通の人間からすると見えないので、人間の頭上で行われていて、ハラハラしました。ミュージカルは生霊同士のバトルはないのですが、グレイとデオンがフライングしながら戦っているので、見応えはばっちりです笑
フローは最初、オドオドしていて弱い女性という感じ(それでも芯は強い)だったのに、グレイのおかげでやりたい仕事に就けてからは、グレイの存在もあって、色々言われてもめげない強い女性になっていくところが好きです。でもそれがまさかラストバトルにあんな形でつながるとは……展開の仕方がさすがでした。
ミュージカルの方は何人受けしやすくラブストーリーにしたのかな、と思ったのですが、ラストはほとんど同じ展開だったので驚きました。ふたりの関係性がとても良いんですよね…。ミュージカルでは音楽が素晴らしいのもあって号泣でした。
作者でありミュージカル化を許可してくださった藤田先生、この漫画をミュージカル化しようと思った劇団四季の方々には本当に感謝です。素晴らしい作品をありがとうございました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ藤田先生の「うしおととら」が今まで読んだ漫画の中で1番大好きで、もう、崇拝しております、そんな人間の感想なので、贔屓目でお目汚しください汗
クリミア戦争とフローレンス・ナイチンゲールの活躍という史実に基づくフィクション、先生お得意の冒険奇譚となっております
ナイチンゲールはもちろん名前は知ってても、看護師さん?くらいな浅はかな知識しかなく、クリミア戦争とか、もう…(遠い目)、もちろん全てこの物語通りではないことは承知の上で、本当に勉強になりました
壮絶な現場の悲痛な声と、それが全く届かず、机上の理論で現場を苦しめる上層部
という構図はいつの時代も全く変わらないのだ、と慄然とするばかりですが、もちろんそんなことで先生もフローも諦めません(フローにももちろん諦めていることもあるのですが…)
今年、劇団四季でとうとうミュージカルが上演となります、本当にこんな相性のいい、ふさわしい作品があるのか、目の付け所が違う方にただただ感謝です
というのは、このお話のもう1人の主人公、劇場に長く取り憑く幽霊、グレイが様々な有名なミュージカル(シェイクスピア)の珠玉の台詞を物語の中に効果的に挟み込み、フローたちは舞台の演者なのだ、高じて私たち一人ひとりが「現実」という舞台に立つ主人公なんだよ!というメッセージを実際に舞台で表現するというまるで入れ子構造という企みがこの上ない相乗効果をもたらすと思うのです(からくりサーカスも「出し物」という性質を効果的に配していたけど、こちらはもう「演劇」そのものが物語のエッセンスとなっています)
やはり、この時代にこの作品のことを語るのに、「戦争」について記すのは避けて通れません
藤田先生なりの「戦争の恐怖」が提示されます
もちろん、このストーリーありきなので、それが先生の全ての意見ではもちろんありませんが、やはり畏れを伴う作業だったと想像し、心から敬服するばかりです
ただ、ぼくが最も心震わすのは、先生が登場人物を通して示す熱い人生譚です
選びきれないのですが、今ぼくに1番響いた文章を引用させてください
「偽善」でしか成し遂げられない「善」があるのです
例えば、ぼくの近くに、苦しんでいる人がいたとします
何かできることないかな、ってその人の苦しみに思いを馳せます
でも、何もできることなくて、落ち込みます
自分の中の誰かが呟きます
え、結局何もせんの?じゃあ苦しむだけ無駄じゃん、なに安全地帯から偉げに宣ってんの、偽善者ぶんないでよ、逆に迷惑なんだけど(く、暗すぎる、我ながら…)
でも、また違う誰かが呟きます
その人助けたいって思ったんだよね、何もできなかったら、その気持ちは無駄なん?人のこと慮ることが本当に無駄って思ってる?
偽善だって笑いたい奴にはまた、あんたの気持ち、話してみたらいいじゃん
そんなせめぎ合いがしばしば繰り返され、それに対して先生が励ましをくださった、と勝手に嬉しかったです
そして、本当はもう1つ引用したい文章があるのですが、この駄文を読んでくださり、漫画読んでみようという奇特な方のために、書きません、だって漫画で知る方が何万倍も強く響くから
今、この漫画を読むことができて、本当によかったです、もうみんなに読んでもらいたい(だって上下、2巻なんですよ!すぐ読めます)、でも、絵が苦手って人も一定数いらっしゃる…(この絵だからこそ伝わってくるのに!…贔屓しすぎ汗)
も、もう、ミュージカルが楽しみすぎます、それを待つのも幸せすぎる…
また、大切な漫画が1つ増えました!
そして、先生の深い造詣は、どれだけの時間と努力と忍耐が必要だったかとただただ感服し、でもお茶目な先生のことだから、え、全然楽しかったんですよ、ハアハア、とかどこ吹く風って感じですよね、絶対に! -
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号泣してばかりでした
私はパチンコが趣味でそれきっかけでからくりサーカスを読み始めました。
シンプルに面白いですし、最終巻に進むに連れて毎回号泣していました?
特にフランシーヌ人形の「べろべろばぁ」のシーンは自分でもどんだけ泣くんだ?と思うぐらい泣きました(笑)
登場人物達にこれだけ感情移入させる漫画は早々ないと思うので出会えて良かった作品だと個人的に思いました。もっと早く出会っていればと思うぐらいです。
あとパチンコを打たれる方しかわからないかと思いますが、笑顔全回転をこの間出して流れる映像に泣きました(笑) -
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柔らかい石とは?
フランス・クローグ村での惨事は200年ほど前、春のお祭り時に村に現れた錬金術師が持ち込んだもので、死ねない、という苦しみだけが残りました。
生命の水の源たる柔らかい石って、いわゆる賢者の石、でしょう。
この作品ではからくり人形ベースで表現されていますが、チューリングテストにも合格するAIも、似たような人間性を持てるのかどうか。
アルレッキーノも出てきます。
巻末近くでは久しぶりに才賀勝君とかも。しろがね、の意味もハッキリしてきました。 -
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学校仲間やサーカス団とか
幕間を経て、勝君の通っている小学校の話に。いじめられたりだった彼もだいぶ変貌しています。身体は傷痕だらけですが。
しろがねさんも近所の高校に転入。セーラー服がお似合いです。
叔父は大人しくなったようですが、残党がまた勝君を狙いに……ちょうど居合わせていたサーカス団(後々にもまた出てきます)の面々も協力した戦いに。3輪トラック、連載当時でもかなり珍しかったでしょうが、大活躍でした。
巻末のおまけマンガでは、作画アシスタント陣、背景が細かいと鬱憤を晴らして藤田和日郎さんの人形を破壊していて……