一肇のレビュー一覧

  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻行人と10人の後輩作家との対談集。

    対談相手は、詠坂雄二、宮内悠介、初野晴、一肇、葉真中顕、前川裕、白井智之、織守きょうや、道尾秀介、辻村深月。

    ほぼ全員が綾辻さんを前にして揃いも揃って緊張している様子が微笑ましい。

    フレンドリーで気さくな空気を醸し出している綾辻さんだけど大御所感が凄い。

    「こんな年寄で、申し訳ありません」と挨拶される前川さんに笑ったり、綾辻さんに「文章にうるさい」と言われる道尾さんの拘りに感心したり、高校生の頃から綾辻ファンだった辻村さんの熱い想いに驚いたり、様々なシークレットを楽しめた。

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    2023年02月16日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    以下、印象的作品。
    ◆東川篤哉『陽奇館』。予想外の結末でびっくりしました。まさか探偵が死ぬなんて。
    ◆一肇『銀とクスノキ』。館はあくまで舞台装置という印象。(そういう意味では、澤村さんの作品の方がまさにその舞台って感じかな。)メインは一人の女の子の心を救うお話。罪善くんのキャラ良かったなー。
    ◆周木律『煙突館の実験的殺人』。一番びっくりしたのがこれ。急に世界が、スケールが大きくなったな。
    ◆六作共通して言えるのは、登場人物の名前が特徴的。あと、なぜ「白」なのかはよく分からない。

    唯一はまれなかったのが古野さんの『文化会館の殺人』。登場人物、特に探偵役の言葉使いとか、改行の感じとかかな~。その

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    2023年01月14日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年記念アンソロジー。
    1.「陽奇館(仮)の密室」(東川篤哉)2…建築途中の館での密室殺人
    2.「銀とクスノキ〜青髭館殺人事件〜」(一肇)4…目の上のたんこぶである女友達と幽霊屋敷探訪
    3.「文化会館の殺人—Dのディスパリシオン」(古野まほろ)3…演奏コンクールでの失敗からの悲劇
    4.「噤ヶ森の硝子屋敷」(青崎有吾)4…すべてがガラスでできた透明な館で起こった殺人事件
    5.「煙突館の実験的殺人」(周木律)3…「CUBE」的不条理状況での連続殺人
    6.「わたしのミステリーパレス」(澤村伊智)4…遊園地のびっくりハウスに拉致監禁された女性

    本書は「白」だが「黒」もあるのでそちらも楽しみ

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    2022年01月26日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    それぞれの館がどれも曲者揃いで面白かった。似たようなトリックを見たことあるような気もするけど、陽奇館(仮)が面白かった。古野さんのユイカシリーズはちょっと読んでみたくなった。

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    2022年01月12日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    バラエティ豊かなぶん苦手なのもあったけど、全体的には楽しく読めました。
    いろんな意味で印象的だったのは煙突館かな。
    最初の図を見た時点での違和感に始まり、読み進めるにつれて浮かんでくる「もしかして?まさか?」とイメージした舞台設定がかなり近くてビックリしました(^^;

    黒のほうも読んでみるか迷い中。

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    2020年11月15日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    「館」をテーマにした6名の作家による書き下ろしアンソロジー。

    東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』
    キャラというかギャグ?のテイストにあまり付いていけない。終わり方は短編ならでは、で面白いと思う。

    一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』
    この本の中で罪善くんのキャラが一番好きかも。ミステリーとしてあのオチは何でもアリになるのであまり好きじゃないかな。

    古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』
    手記から読み解く謎とお耽美な空気感。

    青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』
    ラノベにありそうな個性の強いキャラ。全部硝子でそんな風になるのかとか想像がし辛かった。

    周木 律『煙突館の実験的殺人

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    2020年10月07日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    白の理由は、ちゃんと館を扱った短編だからか。
    黒は、変化球が多いのでその他?で括られたかな。

    わりと無難な話が多かったが、一肇は意外性があっておもしろかった。

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    2021年08月26日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    「館」をテーマにしたアンソロジー。
    「煙突館の実験的殺人」は犯人がなんとなく読めたが、こんな設定だったとは…

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    2018年07月24日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    東川さん以外は初読み。
    初読みの方の作品は、あまりはまれなくて残念。
    東川さんのギャグテイストはさすが。
    他は、ガラスの屋敷のトリックにびっくり。すごい。ああいうことを思いつくってさすが。
    収録作の中には、本格?という感じのもあってううむ。
    「黒」の方は、もうちょっと好みの作品があるといいのだけど。

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    2017年11月05日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年記念の書き下ろしアンソロジー。
    「館」がテーマという事で、ミステリ作家なら扱い易い題材だろう。6篇それぞれ趣向を凝らした館が出て来て、凡作が無かったのは流石だった。
    ベストは青崎有吾さん。おバカトリックの範疇ではあるが、伏線と回収が見事。この人は基本的に本格脳の人なんだと改めて思った。次点は周木律さん。館ならお手の物と言わんばかりのスケール、奇抜さ、無理矢理感(^^)。脱帽です。
    他4篇もそこそこ楽しめた。『7人の名探偵』には貫禄負けだったけどね。

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    2017年11月03日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    『陽奇館(仮)』:The バカミス。発想が面白い。★4。『銀とクスノキ』:多重人格と信頼できない語り手の共存はずるい。ストーリーは面白かった。★3。『文化会館』:無駄な改行が多く読むのが苦痛だった。館である必要性もなく推理も論理的でない。★1。『硝子屋敷』:バカミスその2。時間帯によっては窓がないことぐらいわかるのでは…。探偵のキャラクターが面白い。★4。『煙突館』:バカミスその3。わざわざ熱川の往復時間を書いてくれてたせいでわかってしまった。最後…。★4。『ミステリーパレス』:ホラーの作家さんだけあって怖い。構成もストーリーも面白かった。★4。

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    2017年10月27日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    初作家さんも多く楽しめた。
    青崎有吾さんの作品はやっぱり良かった。
    あと一肇さん、古野さんの作品も良かった。
    もっと長編でじっくり味わいたかったなー。
    そしてそして東川さんはやっぱり嫌いだった。

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    2017年10月19日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    青崎さんの作品は流石の出来。コンセプトに相応しく、シンプルかつ大胆なトリックもポイント高い。澤村さんは初読みでしたが、予想もしてなかった着地点に驚かされました。他の作品は、全体的に後半尻すぼんでしまい、もうひとつという印象が残ってしまった。

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    2017年10月07日
  • 少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語

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    ネタバレ

    初読みの作家さん、書店で平積みされてるのに惹かれ購入、ジャケットも好み。
    この一肇(ニノマエハジメ)氏、ラノベ出身で『魔法少女まどか☆マギカ』のノベライズを手掛けているとのこと。

    まず文体と主要キャラ造詣、これには大きな既視感がある。ジャケットからも想像に容易いが「夜は短し恋せよ乙女」を連想せずにはいられない。今時の若者が決して使わないバンカラ言葉、ヒロインの容姿に言葉遣い、貧乏苦学生の暮らしetc…パクリ感は否めないものの、そこに「映画」に魅入られた人々がミックスされる。

    「映画」にかかわる作品として重い浮かぶのは「探偵映画」我孫子武丸著、海外版として「フリッカー、あるいは映画の魔」セオ

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    2017年07月27日
  • 少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語

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    ミステリー要素に期待していたが、どちらかというと青春小説要素の方が強かったように思う(全くミステリー要素がない訳ではないが、もっと伏線はってもよかったんじゃないかとも思う)

    青春の熱はすごくあった。

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    2017年05月15日
  • 桜ish ―推定魔法少女― (2)加速連鎖は恋心

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    ネタバレ

    2巻 その後出ていないみたいだし、打ち切りか

     先生の話と生徒会長の話

     桃ちゃん絡みでちょっとエロい展開になったけど、大したことない。
      
     設定が話に生かされていない、頭でっかちな感じ。

     まだ、隠し設定が多くてこれからだけど、終わったかな。

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    2013年02月15日
  • 桜ish ―推定魔法少女― (1)桜舞い降りた

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    ネタバレ

    男の子が魔法少女に変身して悪の組織をやっつける話
     エロは無し。

     心情描写がへた?
     心情の背景説明がないと理解しにくい設定なのに説明がないので、理解しにくい。

     ビジュアル的には面白いけど、話が短くてよかった。

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    2013年02月13日
  • 幽式

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     イラストが好きなイラストレーター、わかばさんだったのでジャケ買いしました。
     都市伝説や怪談とミステリー女子高生とビビり高校生の二人がメインです。
     百物語のような感じ。
     

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    2011年07月23日
  • くくるくる

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    “「事後報告になってごめん。それは謝る。けど、ぼくはただ君を知りたいだけなんだ。もっともっと君を縛る特殊体質を知りたいんだ。君は死のうと思ってる。でもどうやっても死ねない。ぼくはそれがなぜか知りたい。それが解ければ君は晴れて自殺できる。ほらね、ぼくらの利害は見事に一致する!」
    魂の叫びである。
    後世きっとゲティスバーグの演説とともに歴史の教科書に記載されることだろう。
    気がつけば、辺りは騒がしかった。
    無数の野次馬がぼくらを取り囲んでいて、なかにはケータイカメラで撮影してくるやつまでいた。遠くからは救急車だかパトカーだかのサイレンまで聞こえる。考えてみたら民家も大破してて、大量の粉塵が夜空に舞

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    2010年09月23日
  • 幽式

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    ホラー

    主人公がフープメンの主人公

    ヒロインが放課後プレイのヒロインに

    脳内変換して読んでいました

    面白かった…

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    2009年10月04日