少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語
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少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語

792円 (税込)
396円 (税込) 5月9日まで

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20歳にして中堅私大1年の十倉和成。下宿の天袋からセーラー服姿の絶滅危惧種的大和撫子・さちがはいおりてきた日から彼の停滞しきった生活は急転する! 映画と少女と青春と。熱狂と暴走の新型ミステリ!

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少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年03月29日

    奇抜なアイデアと勢いに任せた青春ものなのかと思っていたら、いやいや、純情かつミステリアスで読み応えのある素敵な一冊でした。
    あらすじ(背表紙より)
    2浪の果てに中堅お坊ちゃん私大に入学した、十倉和成20歳。ある日、彼のボロ下宿の天袋からセーラー服姿の少女が這いおりてきた。少女・さちは5年前から天井裏...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月25日

    「そもそも合コンとは、何のためにあるのだ」
    「…はあ?」
    「時間を浪費して、金を浪費して、心を浪費して、価値観の合わぬ女子と話すことのどこに意味があるのか」
    「意味なんてない。ただ楽しいからに決まっているじゃないか」

    『無論亜門は喧嘩を売っているわけではない。母親の胎内に愛想というものを置き忘れて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月24日

    友の遺した未完の映画、天井裏に住まう少女、映画に取り憑かれたものたち。
    主人公の迷走とともに物語は蛇行するが、はっきりとした目的が指し示されてからは一気呵成の盛り上がり。
    ミステリ要素も楽しい暑苦しくも爽やかな青春の物語。

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    Posted by ブクログ 2017年09月19日

    面白かったです。森見さんっぽい…と思うところもありましたが、終盤の映画にかける熱量がすごかったです。主人公の暴想も、ぐるぐる考えるところも好きでした。さちの現実感の無い夢のようなところも、古風な口調と相まって良かったです。大学時代って、こんな風に自分たちにしかわからないようなことに情熱を傾けてたな、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月28日

    一肇著
    「少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 」
    読み進むほどに浅田次郎さんの「活動写真の女 」とかぶってしまう。

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    Posted by ブクログ 2017年04月11日

    「人生は一場の舞台でありそこでお前は何を踊るのか。」
    一気に読んでしまった。心の奥底に入ってきて、そのまま固まってしまった。これはなんなのか・・・展開がすごい・・十倉が一番・・
    「裸になれ、十倉」才条は恐ろしく真顔でそう告げた。「全て脱ぎ捨てろ。見栄もプライドも欲も恥も煩悩も。すべて捨て去ってただ駆...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月26日

    登場人物や情景が目に浮かび、終始楽しかったです。ゆったりした前半と、怒涛のラストシーンの対比が印象的。文体のためか、森見登美彦作品と似た匂いを感じました。

    ポップな表紙ですが、読んでよかったと言える一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2017年03月18日

    帯ほどの衝撃はなかったけれど、確かに余韻は強い。鈍い痺れが少し続いて、その後に思い出したような爽やかな気持ちになれる。
    最後の一文は確かに粋。

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    Posted by ブクログ 2017年03月08日

    なんというか密度の濃い小説だった。すごく集中力を要求された。くだらない映画を量産する日本映画の監督たちにぜひ読んで欲しい作品だが、こんな暑苦しい大学生は今時いるんだろうか。

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    Posted by ブクログ 2023年12月15日

    ボロアパートに住む二浪の青年が5年前から住んでいたという少女と邂逅する事で亡き友人の遺した映画に突き動かされるお話。
    浮世離れしたような人や世俗的な人、映画に情熱を燃やす人など登場人物が特徴的。話も意外性があって良かった。
    戦前の日本から転生してきたみたいな亜門がインパクトがあったと思う。

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