岸田メルのレビュー一覧
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ネタバレ7巻目。
表紙のカシュヴァーンの髪の色がいつも違うような気がするのですが、光の加減?
今回は、アリシアの誕生日プレゼントのために、カシュヴァーンが図書室を建築中。そんな中、突然、王子殿下ゼオルディスが現れ、カシュヴァーンの心を乱してくれます。アリシアに渡した手紙の最後に書かれた内容から、なんか、彼にもなんだか背景はありそうですけど、やっぱり、同情はできないです。
そんなゼオルディスと入れ違いにやってきた、サブタイトルにもある悪食大公ガーゼット公爵は、いろんな意味ですごい人です。アリシアの大好きな恐怖小説の作者だっていうのは、なんとなく途中で予想はできましたけど、こういう人が味方になってくれ -
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ネタバレ6巻目。表紙のカシュヴァーンがまた若返っている感じがします。
今回は、王宮に呼ばれるお話で、そこには、オーデル侯爵夫妻に、バルロイ、今まで出てこなかったゼオルディス王子も出てきて、いっそう賑やかに。
ジスカルドとバルロイのケンカを止めるためにアリシアが行ったゲームには、ニヤっとしました。
ゼオルディスとティルナードの因縁は深そうですけど、ノーラとティルナードが前巻からいい雰囲気になってて、ノーラの相手って、ティルナードなんだ、と納得。
酔っ払ったアリシアとカシュヴァーンのあまあま雰囲気に、とうとう初夜?って期待したんですけど、そこはまたお預けに。残念。 -
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ネタバレ4巻目。
今回は、アリシアの家を買いたいと、フェイトリン五家の一つロベル家から招待状が来たところから話が始まります。
ロベル家につくと、前巻で名前だけ出ていたオーデル侯爵のジスカルド夫妻がいて、まさしく風貌は王子様。でも腹黒ですけど。
アリシアはジスカルドに、カシュヴァーンは妻のエルティーナにアタックされてて、なんか二人の関係はぎくしゃく。
悩むカシュヴァーンが寝ぼけて、アリシアを抱きしめて「行くな」とか言ってるとことかは、切ないです。
後半、我を取り戻したカシュヴァーンは、エルティーナに助けられますが、キスまで2日かかったあとに、何したのかちょっと気になりました。
最後は、とうとう自 -
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ネタバレ3巻目。
今回は、ルアークの過去のお話。
アリシアの前夫であるバスツール家も出てきて、前夫ブライアンが殺された理由も明らかになりました。
ルアークの兄サイードおにいちゃんも出てきて、またルアークも裏切って、アリシアも攫われてしまうなど、忙しいことになってます。
アリシアとカシュヴァーンは、だんだんカシュヴァーンがアリシアのことを好きになってきてるのが分かって、特に最後のところは、ニヤニヤしちゃいました。でも1歩進めないのは、アリシアが自分のことを本当に好きかってところに自信が持てないんでしょうね。
アリシアに「お金持ちで、寛容で、すてきなお屋敷に住んでいらして、『死神姫』なんて呼ばれてい -
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ネタバレB’s‐LOG文庫は初めてですが、以前から気になっていたのと、古本やさんでまとめて安売りしてたので、ゲット。買って正解でした。
結婚式の最中に、新郎を殺された割にけろっとしているし、「死神姫」なんて呼ばれているのに、超現実的で天然なアリシアにはまってしまいました。
再婚相手の強公爵のカシュヴァーンや自称愛人のノーラ。アクの強い登場人物にも負けないアリシアの天然ぶりが、彼らを翻弄しちゃってます。
今回のお話では、早速カシュヴァーンの過去が出て来て、かなり重い話なのに、アリシアのおかげで、それほど重いと感じなかったです。あと、後半の裏切りの繰り返しも予想外の展開で、面白かった。
これは、次 -
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杉井光のニートティーンストーリー第7段。久々の1巻まるごとの長編。とあるアイドルに父親を捜すように依頼を受けたのだがその父親はホームレスであった。そしてその父親は立ち退きをするように要請されながら立ち退くつもりがない。そのときホームレス狩りも話題になっていた……。
今作品でスポットが当たるのは少佐こと向井均。彼の素性が少しだけ明らかになる。ニートの仲間達は相変わらず熱い。素性も詳しくわからない人物は疑って当然であることを改めて実感。それでもニート共の団結力は強い。物語として良くできているし傷つきながらも成長していく物語であることは1巻から一貫している。タイトルにある「神様のメモ帳」というワー -
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どうしてここまで不器用なのか、素直なのか捻くれてるのかよく分からないニートたちの綴る物語。
今回もナルミの不器用さとがむしゃらさと馬鹿さが非常に際立っており、アリス風に言えば愚昧の一言に尽きるのですが、周りに諭されたり、自分で気づいたりして、少しづつ大事なことを確かめてゆく様がとても良いです。
1巻と繋がる内容で、一晩泣き明かした後のような、切ないけど妙にさっぱりした読後感が素晴らしいです。
それにしても、序盤からナルミとアリスがいちゃいちゃしまくりでビックリしました。個人的には2巻ぐらいの距離感が良かったんですが、まあラノベとして正しいような気もします。 -
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このシリーズはいつからか順番にレギュラーキャラにスポットライトを当てるように事件が起こってるようだが、今回は少佐の番で、事件の発端となる依頼は売り出し中アイドルからの父親探し。簡単な依頼と思われたがいくつかの事件が絡んできて、父親が退去拒否こだわる行動に隠されて意味が明かされた時にはまたこの作品が好きになった。
それにしても、アリスの軟化ぶり(世間的にはデレという)はひどいものがあるが(笑)、単に好きになったからとかそんな話ではなく、前巻で指摘を受けたように、ナルミの真性ジゴロとしての力によるものが大きいことを今回も強く感じさせられた。固い殻で閉じこもっていても難なく侵入するところは男で