岸田メルのレビュー一覧
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気になっていたので読んでみました。
一見好き嫌いが分かれそうな印象だったので、迷いましたが…
素晴らしかった。
設定とかはどちらかといえばやや苦手なのですが、話よりも
作者様の文章力というかに感動しました。
自分も「M属性」があるので(笑)、主人公・泉水子にはとても感情移入
出来、まぁヒーロー?の深行には本気でイラっとしました。
が、読めば彼にも感情移入できるし、理屈っぽくなく
徐々に2人の言動が変化していってるさまには唸りました。
今後の展開も楽しみですね。泉水子の望む「普通の女の子」とは
むしろ恋バナとかをすることではなくちゃんと自分の想いを
話せる子になることこそと思います。
彼女 -
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原作が好きな作品が漫画化されても、特に手にとらないことが多いけれど、今度アニメ化もするし、表紙が可愛いので買ってみた。
酒井駒子さんの泉水子も好きだけれど、こちらの泉水子もイメージに近くて♪
最初の方は冷たさ100%の深行くん、怯える泉水子。
そういえば深行くんってこんな奴でしたね…(苦笑)
泉水子はじめじめしちゃってるけど、根暗ではなくて健気でかわいい。
姫神も凛々しくて素敵です。
ほぼ原作1巻分だけれど、和宮くんが本性を現すあたりまで収録です。
絵もうまいし、原作にも忠実で、深行くんのツンデレ具合もそのまま表現されていて(笑)、原作ファンの人も楽しめると思われます。
満足な一冊でした♪ -
Posted by ブクログ
高校生の少年が悪魔に19世紀のヨーロッパに連れて行かれて文豪ゲーテとして生きることになってしまう話。そこでルドヴィカという音楽家の少女や現実の教科書にも書かれているような音楽家(ただし変人にアレンジされている)たちに会います。
こういう、異世界に行く話というのは元の世界での話が長いことがありますが、この本はほんの十数ページで19世紀に連れて行かれます。あくまで19世紀の世界での話が中心というかほぼすべてとなっています。
19世紀と言いつつ電話とか列車とかが出てきたり、前述した悪魔などの魔術的な存在が出てきたりと、なんでもありな世界を舞台としています。終わりの方ではちょっとだけバトル物っぽ -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらずゼオルディスの狂気っぷりと、アリシアの天然ボケの数々でしたけど、やっと、カシュヴァーンが戻って来てくれました。
挿絵を見ると、ずいぶん落ち着いた感じもしますけど、アリシアに久々に会って、うれしさの余り、かっこいい台詞が真っ白になっちゃったって、ちょっとかわいいかも。(そのあとにキザな台詞を言って、ルアークに突っ込まれてましたけど・・・。)
しかも、折角会えたのに、そのあとはアリシアを避けまくってて、その理由がなんともまぁ・・・。理性と戦ってたんですね。みなの猛攻撃にも耐えたけど、あっさり罠にはまって、閉じ込められたあとのカシュヴァーンにはニヤニヤしちゃいました。よかったねー、アリ -
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今回は実質三部構成。一つ目は四代目のお父様との人情味あふれるハートフルな短編。二つ目は学校の後輩に依頼されるいつものノリな話。そして三つ目は、全ての始まりだった1巻の続きとも言える内容で、今回の本編。
それぞれ独立した話なのだけど根底で繋がっていて、短編そのものが伏線といった風情。
エンジェルフィックス事件が解決し、ある意味で、主人公ナルミの物語はこれで完結してまった。もやもやしっぱなしだった彩夏の問題もすっきり。
これが最終巻と言われても、まあまあ納得がいく。ネタ切れ感も否めないし、ニート探偵団の手口もマンネリ化してきた。けどまだアリスの過去とかやってないし、ファンの一人として9巻を待ち望