森沢晴行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
期待の方が大きかっただけに、少しばかり残念なところが目立つ。
3巻後半、4巻におよぶ壮大なクライマックスを演じることができた彼らの、その後。
無理に物語を終わらせようとする考えが見え隠れして、駆け足感が否めない。
さらに、物語を盛り上げる一端となった某人物らとの邂逅。
これまた素っ気無く描かれているため、既読の方は物足りなさを感じるだろう。
が、一冊丸々とは言わないが力いっぱい完結へと向かい、きちんと描き切った作者の意思。言葉の端々にライトノベル感が漂うが、だからこそ真っ直ぐな言葉が届きやすくなっている。
ライトノベルとしては、一級品である。
作者のこれからに期待したい。
とりあえずは、お疲れ様です。 -
Posted by ブクログ
この4巻で、Babelは最終巻。
謎の題名のない本の謎と、雫が何故この世界に喚ばれてしまったのか、そして、何故言葉が通じるのか、その謎が解き明かされます。
しかし、いきなり第7番目の魔女が出てきたり、傭兵の皆さんが再登場したり、ちょっと展開が雑だなあと思いつつも、「言語」というものにここまで着目してストーリーを展開するのは、なかなか凄いなあ、と。
文庫版は2巻までだったということで、なるほど、ここまで来ないと何で「Babel」なのかはわかりませんね。言葉の話なのかな、くらいで。
ここで「unnamed memory」のお二人も再登場ですが、話の展開上致し方がないとはいえ、もうちょっと早く出てこられないものかなあ、とか(笑)
主人公が成長して変わっていく物語は、秀逸な作品が多いです。いやあ、面白かった。
★★★★☆ -
Posted by ブクログ
面白かった。こういう、きっちり着地するラノベというかファンタジーは良いねぇ。4冊ぐらいというのもいい長さ。Unnamed memoryのずっと後の物語。とうとう、雫がなんなのかはっきりとわかってスッキリする。そして、悪者らしい悪者が居ないのも優しい設定。最後のバトルはそれなりに盛り上がり、そしてラストがやっぱりな、という感じ。言語学やら言語発生学とかそこらへん、学生の頃にあんましちゃんと勉強してなかったが、また新たに修学したくなるねぇ。こんな形で小説にいい感じにさらっと使われていると、大変刺さりますわ。
ラノベカテでなく、一般書籍で取り扱われると、もっと多くの人に読んでもらえそうな作品かと思うんだが、どうだろう。 -
購入済み
おや?
これで終わりですか?
もしかして打ち切り?
主人公が戻るまでが一つの作品では無いのか?
個人的には、続きがあれば読みたい作品。
ドタバタ系だけど愉しめた。 -
購入済み
発想は面白い
正直、乙女ゲームとやらは解らないけど、
読んでて無理の無いストーリーに思えたし上手いと思った。
一応、続編がある前提での終わり方なので、こんな評価に。 -
Posted by ブクログ
☆4.3
シャルルとファナの冒険譚。一期一会というか、その時だけの飛行。
飛行機の仕組みとか詳しくないけど、自分も一緒に飛んでいるような気持ちになった。追われるときは、撃ち落とされるんじゃないかと・・・!もうだめかと思った。生まれも立場も違う二人が、その人生の中で、ほんの一瞬交わっただけ。ほんのひと時一緒にいただけ。そういってしまえばおしまいなんだけど、、、うまく伝えられないからとにかく読んでほしい。
内容紹介
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。
次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?
...圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる!
蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。 -
Posted by ブクログ
いやこれは苦しいなあ。
飛空士シリーズ史上、最も苦しい戦いだった気がする。
それは戦いそのものの苦しさではなく、愛おしい人や大切な人と戦わなければならないことの苦しさ。
こんな展開は今回が初めてだ。
前半はバラバラになったエリアドールの7人のそれぞれ動向が語られて行く中に、ニナの決意と動向が挟まれる展開。
けれど、次第に物語は清顕とイリアの避けられない決戦へと突き進んでいく。
大切な人と戦わなければならない現実を、かつて模擬空戦でも最初は撃つことができなかった清顕にそう簡単に割り切れるわけはないのだ。
だから、かつての仲間と戦う清顕の心の痛みにこちらも苦しくて苦しくて仕方なかった。
一体なんで両国はこんな戦争を戦わなければいけないのかとの想いが湧いてきた。
それでも、結局二人の一騎打ちは、激しく、苦しく、愛おしく、繰り広げられる。
それはもうこの物語の初めから決まっていた二人の運命なのだ。
空戦のなかで通い合う二人の想いがとても苦しい。
結末はある程度予想していたとはいえ、その決着にやはりホッと胸をなでおろした。
そしてラスト、離れ離れだった仲間のうち3人が、いやバルタも入れれば4人が再び集う未来が示された。
苦しい苦しい展開は一つの終わりを迎えたのだろう。
ならばこの先には、新しい未来が待っているはずだ。
きっと希望のある未来が待っていると信じたい。
でも次巻は取り敢えずニナを巡るお話が中心だろうか。