森沢晴行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これはまたなんとも微妙。
アイディアは悪くなく、掴みもまずまずなのに、どこへ向かって着地するかが分からなく、なにを楽しめばいいのか分からなかった。
メインヒロイン・宮川乙女ルートに入ったら死亡確定のため他のルートを目指すということは分かったが、主人公がゲーム内の人生と「前世?」の人生を生きてきた経験と両方あるのが紛らわしく、読んでいて引っかかる。乙女ゲーの世界に入ったけど、攻略対象としての記憶もありますよ、ぐらいじゃダメなの?
ヒロインもつかず離れずで、基本的に主人公がイベントを回避する方針で動いているため、盛り上がらない。
何よりメインヒロイン・宮川乙女の思考回路が謎。自身がゲーム主人公としてずっと演技していたことに気付いて、嫌悪感はないの?主人公を問い詰めるでも協力を求めるでもなく、何をしたいのか分からない。ラストの告白シーンも唐突。何を持って主人公を好きになったの?
また主人公が妹から聞いた乙女ゲー知識を都合のいいところで思い出す点が読者としてはアンフェアだと感じた。 -
Posted by ブクログ
知り合いに貸してもらって、ライトノベルを読んでみた。私の人生では2冊目である。挿絵になれてないために、読んでいて想像していたイメージが絵により修正されてしまうことに少し違和感を覚えてしまった。また、飛空士、飛空機、という単語が使われているのに、服はなぜか飛行服。頻出単語のために気になってしまったのだが、細かいところを良いすぎだろうか。さらに言えば、ヒロインであるファナが主人公に心を開くのも早すぎではないか。あれだけ家では心を閉ざし、父親が空襲を受けた時も客観的位置にいたのにも関わらず、家から抜ければあっさりしすぎだろう。
と、ケチをつけたが、面白い点ももちろんある。やはり空中戦は熱い。敵の多くの機体に追われる場面は読む手が止まらない自分がいた。真電の強さが上手く表現されていて、最後の1対1の戦いは興奮しながら読めたと思う。まぁ、倒し方は正直予想通りではあったが。
個人的に終章の締め方は素晴らしいと言いたい。凄く綺麗な、想像を膨らませられる、ファンタジー小説として最高の締め方だと個人的には思う。ここでさらに評価は上がった。
なんだかんだ言って、面白かったし、読んで良かったと思う。 -
Posted by ブクログ
イスラに移住して飛空士になるための学校に入学したカルエルは、クレア・クルスという少女に出会います。自分と同じように過去に傷を持つと思われるクレアに、カルエルはしだいに心を引かれていきます。しかし、クレアの正体は、カルエルが復讐を誓ったニナ・ヴィエントでした。
貧しい家に生まれ、徴税人に身柄を売られそうになったクレアは、風を巻き起こして徴税人を追い返し、やがて「風の革命」の旗印に祭り上げられることになります。しかしその後、風を操る力を失った彼女は、飛空士の道を目指して、身分を偽ってイスラに移住することを決意したのでした。
アリエルの作る「アリーメン」が大人気となり、飛空士見習いたちは楽しいときを過ごしますが、そんな彼らの前に、「空の一族」と呼ばれる敵が現われることになります。
あいかわらずアリエルのキャラクターに多少苛立ってしまったこともありましたが、おおむね楽しんで読めました。 -
Posted by ブクログ
バレステロス皇国の第一皇子カール・ラ・イールは、「風の革命」によって両親を殺害され、ベラスカスの飛空機械整備士のミハエル・アルバスという男に引き取られることになります。カールは、ミハエルのもとで「カルエル」と名を変えて、ノエル、マヌエル、アリエルの3人の姉妹とともに育ち、飛空士になることをめざします。
しかし、やがて彼は身の安全を確保するため、義妹のアリエルとともに空飛ぶ島イスラに移住して、「空の果て」を探し求める旅に参加することになります。この計画には、「風の革命」の旗印となった、風を操る少女ニナ・ヴィエントも参加すると聞き、カルエルは母の復讐を心に誓います。
カルエルの性格にまだなじめず、物語に入り込めないのですが、ストーリー自体はおもしろそうなので、ヒロインたちとの交渉の中で成長することを期待したいところです。