森沢晴行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イラストも挟まれる小説。
ラノベと表現されないのは、そのサイズとボリューム故か。
単行本サイズで、とても分厚い。
文庫本と比較すると2~3冊分はある。
そんな大ボリュームで描かれる本作。
異世界ものだが、主人公(雫)は俺TUEEEでもないし、ハーレムでもない。
文字を駆使して問題解決無双するのかと思いきや、そうでもない。
チートといえばチートかもしれないが、いわゆる「なろう」のそれともちょっと異なる。
ここもテーマのひとつになるのだろうと思う。
容量を活かしてか、描写のひとつひとつはとても丁寧。
ファンタジーながらも、情景が頭に思い浮かびやすかった。
アニメ映えしそうだなと思いながら読み進めた。
雫とエリクの小気味良いやりとりはラノベ風で、見ていて楽しい。
どちらのツッコミも面白い。
物語はというと、いまいちテーマが掴みきれない。
本にまつわる物語というところには理解が及ぶが、それ以外は「?」が多い。
肝心の「言葉」についても、まだほとんど鳴りを潜めている。
どうやら、奥に壮大な展開が待っているよう。
で、この1巻はまだまだその序章のよう(この厚さで…)
先は気になるし、読んでみたくはある(既刊3巻)が、如何せんボリューミー。
ある程度、時間を使う覚悟が必要。
なお、筆者の癖なのであろう、同じ言い回しが多用されているのがやや目に付いた。
・逆接の接続詞を文中に使いがち(~~という雫はしかし、~~)
・目を丸くする
・目を瞠る -
Posted by ブクログ
1〜14巻まで一気読み。
思ってたのと違って、のんびりしているようなしてないような感じの学園もの。王道の天然モノの強い主人公元勇者が、アフター勇者に学校に入学し”普通”の学生生活を楽しむというようなストーリー。まあ、普通ってなに?という感じが面白い。基本、女性多めだが男性キャラもいいのが揃っている。
数年前に、10冊300円とかそんな感じで買ったものの、完結していなさそうなので、そのまま放置していた物件。先々月にアニメが始まったので、ふと思い出して読み始め、そのまま14巻まで買い足して一気読み。主人公ではなく、周りの友達が強くなっていくのがとても面白い。アインとツヴァイ推せる! -
Posted by ブクログ
天ツ国人を見下し圧倒的な物量で攻勢をしかけるレヴァーム海軍司令長官のヴィルヘルム・バルドーに対して、千々石たち「音無航空隊」はすくない人員で善戦をつづけます。その後、千々石と会えないことを悲しむ美空から波佐見真一(はさみ・しんいち)に面会の申し出があり、波佐見は彼女のために二人の仲をとりもつことになります。
一方で、海猫によって千々石の同僚たちは戦死し、バルドーが千々石の希望にこたえて海猫との決戦の舞台が用意されたことで、戦いの舞台にみずからの身をささげるという千々石の決意はかたまります。
戦闘シーンにかんしてはわたくしには批評する能力はありませんが、千々石と美空の恋愛描写については、ライトノベルらしく仕上げられているように感じました。ただ、個人的な意見をつけ加えるならば、最後のシーンで新しい命に特定の意味づけをあたえることにはすこし戸惑いをおぼえてしまうところもあります。 -
Posted by ブクログ
レヴァーム皇国と戦争に入った天ツ国で、戦闘機の操縦にかけてはだれにも引けを取らない千々石武夫(ちぢわ・たけお)は、「海猫」の異名をもつ優れた敵のパイロットと出会い、彼との雌雄を決する戦いに闘志を燃やします。
千々石は幼いころ、レヴァーム人と天ツ国人のハーフである吉岡(よしおか)ユキという少女に出会います。彼女の歌声に心を揺さぶられた千々石は、歌手になりたいという彼女の夢を応援し、ユキも飛空士になるという千々石の夢を応援します。やがて二人の夢はかない、ユキは水守美空(みずもり・みく)という名前で国民的歌手となり、千々石も並び立つ者がいない飛空士となりますが、二人が再会する機会はうしなわれていました。そんなある日、美空が千々石のもとにやってきて、二人きりでの遊覧飛行を申し出ます。しかし千々石は、美空のことをわすれて戦いのなかに生きる道をえらびます。
戦闘機どうしによる戦場シーンの精細な描写と、ライトノベルらしい造形のキャラクターどうしの会話がたのしめる作品です。