Ixyのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
今回は現場ではなくて、営業の話。受注してくる社長は実は偉大だったんだなぁ。
ちなみに藤崎さんは不在(笑)
橋本課長のクールなキャラが良かった。たまにチラッとみせるギャグが可愛らしい。
RFP>必要とするハードウェアやソフトウェア、サービスなどのシステムの概要や、依頼事項、保証用件、契約事項などが記述されており、業者はこれをもとに提案書を作成。発注元は業者の提案書を評価し、契約する業者を選定、ハードウェアやソフトウェア、サービスなどを調達。
口約束はリスキーだから書いておこうと。
業平のDR(災害復旧)システムの案件を取るためにRFPと格闘する日々。工兵もいつの間にか仕事をこなせるようになっ -
Posted by ブクログ
夏海公司のなれる!SE10を読みました。
闘う?社員旅行という副題のついた、なれる!SEシリーズの10冊目です。
今回は4つの短編が収録されている短編集でした。
社員旅行の章は、スルガシステムで六本松社長の肝入りの社員旅行が開催されます。
カラオケ大会の賞品が1週間休暇取得の権利(社長が責任を持って稼働調整する)、というのがブラック企業らしいですね。
社員たちはみんなその権利を獲得するために準備をしているのですが、次々と顧客からの緊急対応依頼で呼ばれていってしまい、カラオケを歌うこともできない、という設定も、他人事ではありません。胸が苦しくなります。
他の2編も社長や妹に攪乱されてしまう桜 -
Posted by ブクログ
夏海公司のなれる!SE9を読みました。
ラクして儲かる?サービス開発という副題のついた、なれる!SEシリーズの9冊目です。
本編では、桜坂工兵はサービス開発の企画・開発を命じられます。
工兵が企画したのはIPV4とIPV6のトランスレートサービス、名付けてSRG46。
ターゲットのクライアントに導入するシステムをサービス化して一般ユーザーに提供しようという企画です。
他のユーザーからはカスタマイズ要求が発生し、競合の業者が低価格でサービスを提供してくるなど、障害が立ちふさがる中、工兵と室見、姪乃浜はサービスの提供を進めていきます。
いつものとおり、大きな問題が発生した後、室見や姪乃浜の機 -
Posted by ブクログ
実は、私、ソリューション・サービス開発本部というところに所属しているのですが、今の部署に異動するまで、ソリューションとサービスの違いについて意識したことがありませんでした。
ソリューションは、お客様の課題をシステム開発によって解決するんだろうなというレベルの理解でしたし、サービスの方は、カスタマーエンジニアがソリューションを提供した後に行う保守サービスのことかと思っていました。
だから、この本の副題にある「ラクして儲かる?サービス開発」については、本書の主人公である工兵くんと同じようにわかっちゃいなかったのです。
ソリューションと比較して語られるサービスは、定型パッケージソリューションの -
-
-
Posted by ブクログ
第4巻のテーマはプロジェクト管理です。プロジェクト管理で何を管理するのが難しいかと言えば、やはり、人でしょう。
人以外の管理対象(資源)となる、物・金・商流・スケジュール・情報・リスク・品質……等々は、制約条件であったり、結果系の監視なので、まぁ、自分の能力の範囲でできることしかできないわけで、難しいと言うよりも頑張るか怠けるかで決まるように思います。
でも、「人」は、難しいですよね。
(以下、ネタバレあり)
そこで、この本では、人を3つのタイプに分けて考えるという方法が示されます。
すなわち<サーバ(奉仕者)>、<ツール(道具)>、<クライアント(顧客)>です。
サ -
Posted by ブクログ
今回は、カモメさんの「──少ない戦力で仲間割れしてたら勝てる勝負も勝てないよ」という一言に集約されているように思いました。
私は、大きなシステム提案書は書いたことがありませんが、コンサルティングの案件をとるために、2回位ヒアリングして、お客様の課題を捉えて提案書を作ることを時々しています。
そのなかで一番大切なのは、お客様にどんなメリットがあるか、逆に言うと、お客様が抱えている問題点を理解して明らかにすることです。
ところが、実際には一口にお客様といっても、現場の人の考えと、決裁を行うマネージャーの考えとは大きく違うことが多いものです。
でも、そのギャップを埋めることも提案活動 -
-
Posted by ブクログ
TwitterのTLで何度も話題になっていたので気になって読みました。で、すごくいい。
思わず、2巻から9巻ポチッっとしてしましました。
むかし(1992年位)、職場でインターネットに繋ぎたくて、まぁ、メール接続するにはsendmail.cfの設定が必要ということは知っていたので、隣のつなげてあげるよという部門のsendmail.cfをコピってきたのですよ。
それで、そいつを、ちょこちょこって変えればつながるって思ったんだよね。でも、今と違ってDNSを利用するタイプじゃなかったので、適当に変えるだけでは上手く行かなくって、結局一行一行意味を確認していったことを思い出しました。
★
後半 -
-
Posted by ブクログ
夏海公司のなれる!SE8を読みました。
案件防衛?ハンドブックという副題のついた、なれる!SEシリーズの8冊目です。
ブラック企業スルガシステムに入社した桜坂工兵に強力なライバルが登場します。
アルマダ・イニシアティブと言う会社は商談荒らしの悪名を持つ、強引な営業方法の外資系会社です。
アルマダ・イニシアティブはスルガシステムの顧客会社を次々とリプレースしていきます。
そこの新入社員の次郎丸(じろうまる)縁(ゆかり)は新人ながら技術的にも営業スキル的にも工兵とは段違いの実力を持っているのでした。
この小説は萌え系の技術系SEの日常を描いていく物語だと思っていたのですが、前巻くらいからSEの -
Posted by ブクログ
夏海公司のなれる!SE7を読みました。
目からウロコの?客先常駐術という副題のついた、なれる!SEシリーズの7冊目です。
ブラック企業スルガシステムに入社した桜坂工兵も室見のOJT指導の下、やっと仕事が出来るようになってきました。
そんな室見と桜坂に、大赤字システム、デスマーチ進行中のプロジェクトへの派遣の仕事が回ってきます。
セキュリティで縛られ、十分なツールも与えられない、資料の持ち込みも許可されない、狭いオフィスで室見と桜坂の苦闘が始まります。
何となく、どこかで見たような状況、こんなプロジェクトにはかかわりたくないなあ、と物語を読んでいきました。
しかも、管理者はSEの人間性など認 -
Posted by ブクログ
ネタバレ僕が最初業界に入った時に、ドナドナ案件で人身売買された当時を思い出して吐き気がこみ上げてきたほど、リアルすぎるw
常駐先でのセキュリティ高すぎて仕事にもならずに、更にトイレに行くのにも客先プロパ同伴。とかの経験もあるので、当時の鬱思い出がフラッシュバックしてきました(汗)
NEC・・・じゃなくてNBLの超ブラックっぷりがドス黒く描かれています。6巻までよりこの7巻は更なるダークな展開で、業界の人は読むと胃が痛くなる可能性あるので注意!
そして、完全につくり話として脚色されたものじゃなく、実際にあるような展開です。
本編終了後のクロージングで明らかになる、話が凄いっ!
そして次巻への繋がる感