Ixyのレビュー一覧
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思っていた以上に面白かった。同じ業界にいるので基本的にこの内容は実際にある事例ばかりです。ただ、ここに書かれている悪条件が1案件で全部重なる事はそんなにないと思うけど、それぞれ一部ずつ別々の案件で経験した事があるので、そんなに驚きはないが面白かった。
こんな話があるわけ無いだろう、と本当に思えるのなら、それは幸せで羨ましい人生だと思います。実際にはこの内容よりもう少しさらにブラックな経験をしているので(ライトノベルで表現できる範囲に抑えていると思われます)まだ笑えるけど、私の身近にもこの仕事で精神病院通いになった人は数知れず。もちろん若くして精神病んで自殺した同僚もいます。
コンピューターって本来生活を便利にするためのものだったはずなのに、どうしてもいろんな人間・メーカーの思惑が入り交じるので、結局自社テクノロジーで囲い込みを行ったりとかで、いろんなメーカーの製品を組み合わせたシステムを構築すると、結局システム全体として機能させるにはものすごく人出をかける必要があるんだよな。
コンピューター同志が自発的に相手メーカー製品に合わせた柔軟なコミュニケーションするようにならない限り、この苦労からは脱せられないのだろう。 -
Posted by ブクログ
今回は現場ではなくて、営業の話。受注してくる社長は実は偉大だったんだなぁ。
ちなみに藤崎さんは不在(笑)
橋本課長のクールなキャラが良かった。たまにチラッとみせるギャグが可愛らしい。
RFP>必要とするハードウェアやソフトウェア、サービスなどのシステムの概要や、依頼事項、保証用件、契約事項などが記述されており、業者はこれをもとに提案書を作成。発注元は業者の提案書を評価し、契約する業者を選定、ハードウェアやソフトウェア、サービスなどを調達。
口約束はリスキーだから書いておこうと。
業平のDR(災害復旧)システムの案件を取るためにRFPと格闘する日々。工兵もいつの間にか仕事をこなせるようになってきている。どんなSEに育つのか楽しみだ。 -
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夏海公司のなれる!SE10を読みました。
闘う?社員旅行という副題のついた、なれる!SEシリーズの10冊目です。
今回は4つの短編が収録されている短編集でした。
社員旅行の章は、スルガシステムで六本松社長の肝入りの社員旅行が開催されます。
カラオケ大会の賞品が1週間休暇取得の権利(社長が責任を持って稼働調整する)、というのがブラック企業らしいですね。
社員たちはみんなその権利を獲得するために準備をしているのですが、次々と顧客からの緊急対応依頼で呼ばれていってしまい、カラオケを歌うこともできない、という設定も、他人事ではありません。胸が苦しくなります。
他の2編も社長や妹に攪乱されてしまう桜坂工兵の日常を描いています。
次郎丸縁が登場する1編は逆の意味であり得ない設定ですが、桜坂工兵の現状を裏返しで描いていると考えると、妙に納得してしまいます。 -
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夏海公司のなれる!SE9を読みました。
ラクして儲かる?サービス開発という副題のついた、なれる!SEシリーズの9冊目です。
本編では、桜坂工兵はサービス開発の企画・開発を命じられます。
工兵が企画したのはIPV4とIPV6のトランスレートサービス、名付けてSRG46。
ターゲットのクライアントに導入するシステムをサービス化して一般ユーザーに提供しようという企画です。
他のユーザーからはカスタマイズ要求が発生し、競合の業者が低価格でサービスを提供してくるなど、障害が立ちふさがる中、工兵と室見、姪乃浜はサービスの提供を進めていきます。
いつものとおり、大きな問題が発生した後、室見や姪乃浜の機転により問題が解決してめでたしめでたしとなるのですが、六本松社長の無茶ぶりはまだまだ続いていくのでした。 -
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実は、私、ソリューション・サービス開発本部というところに所属しているのですが、今の部署に異動するまで、ソリューションとサービスの違いについて意識したことがありませんでした。
ソリューションは、お客様の課題をシステム開発によって解決するんだろうなというレベルの理解でしたし、サービスの方は、カスタマーエンジニアがソリューションを提供した後に行う保守サービスのことかと思っていました。
だから、この本の副題にある「ラクして儲かる?サービス開発」については、本書の主人公である工兵くんと同じようにわかっちゃいなかったのです。
ソリューションと比較して語られるサービスは、定型パッケージソリューションのようなもので、非常に安価に始められるものの、月額でサービス料を徴収するという、アニュイティビジネスのことでした。
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この巻では工兵くんがそんなサービスを開発する責任者になって頑張る姿がえがかれています。
3Cや4Pって大切だよなぁと基本も勉強できる、、、うん、面白いというより勉強になった巻でした。 -
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第4巻のテーマはプロジェクト管理です。プロジェクト管理で何を管理するのが難しいかと言えば、やはり、人でしょう。
人以外の管理対象(資源)となる、物・金・商流・スケジュール・情報・リスク・品質……等々は、制約条件であったり、結果系の監視なので、まぁ、自分の能力の範囲でできることしかできないわけで、難しいと言うよりも頑張るか怠けるかで決まるように思います。
でも、「人」は、難しいですよね。
(以下、ネタバレあり)
そこで、この本では、人を3つのタイプに分けて考えるという方法が示されます。
すなわち<サーバ(奉仕者)>、<ツール(道具)>、<クライアント(顧客)>です。
サーバタイプ:
PMを顧客として扱う。PMの指示には従順で管理の手間を減らすよう協力的に動く。このタイプはある程度まとまった仕事を渡しても構わない。
ツールタイプ:
完全に作業員として振る舞う。PMの指示には従順だがプロジェクトの成功には一切責任を持たない。言われたことを愚直に実施し、結果問題が起きてもそれはPMの指示が悪かったためと考える。このタイプには、細かく指示を与え状況をトラックすべきである。
顧客タイプ:
高いモチベーションと責任感を持っている。業務遂行能力も高く自身の研鑽を欠かさない。PMと対立しがちだが、それは能力の不足・無気力を意味しない。彼らは単純にPMを<奉仕者>とみなしているのだ。彼らにとって、PMは全体進捗や案件状況等々を収集・提供し問題発生時のサポートをしてくれる人物とみなしている。 このタイプには、彼らの要求をよく聞きできるだけ調整してあげること。
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神尾龍と中原裕による『ラストイニング』という野球漫画では、主人公である鳩ヶ谷監督が選手をD・C・M(イヌ・ネコ・サル)の3タイプに分類するシーンがあります。
Dは「ドッグ」:
従順で良く云う事を聴くが集団性を重んじる。
Cは「キャット」:
気紛れで個人主義だが能力は高い。
Mは「モンキー」
思慮深く表も裏も思考が回る、といった具合である。
本書の分類に対応させると、
サーバタイプ = モンキータイプ
ツールタイプ = ドッグタイプ
顧客タイプ = キャットタイプ
ということになりそうです。
野球監督も野球という舞台で、プロセス管理をしているようなものなので当然かもしれませんね。
そういえば、スーパーSEの板倉稔さんも、その著書『スーパーSEがすすめる知のモデリング』で、血液型によって上司と部下の関係を解説していました。
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ただ、同じ人の中にも、犬・猫・猿の要素が隠れているので実際は単純ではありません。
ある場面では猫(または、犬・猿)の顔が現れると考える方が安全でしょう。
なーんて、勉強にもなるけど、全体的にはラノベ特有のスピード感と面白さがあります。
前巻の恐怖の橋本課長が、かわいいメールを出しているところとかいい感じでした。 -
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今回は、カモメさんの「──少ない戦力で仲間割れしてたら勝てる勝負も勝てないよ」という一言に集約されているように思いました。
私は、大きなシステム提案書は書いたことがありませんが、コンサルティングの案件をとるために、2回位ヒアリングして、お客様の課題を捉えて提案書を作ることを時々しています。
そのなかで一番大切なのは、お客様にどんなメリットがあるか、逆に言うと、お客様が抱えている問題点を理解して明らかにすることです。
ところが、実際には一口にお客様といっても、現場の人の考えと、決裁を行うマネージャーの考えとは大きく違うことが多いものです。
でも、そのギャップを埋めることも提案活動の大切な役割かなと思います。
たとえ、その案件が受注できなかったとしても次につながるかなと。
工兵くんの成長が著しく、ちょっと感情移入しにくくなってきていますが、相変わらず面白く勉強にもなります。 -
Posted by ブクログ
TwitterのTLで何度も話題になっていたので気になって読みました。で、すごくいい。
思わず、2巻から9巻ポチッっとしてしましました。
むかし(1992年位)、職場でインターネットに繋ぎたくて、まぁ、メール接続するにはsendmail.cfの設定が必要ということは知っていたので、隣のつなげてあげるよという部門のsendmail.cfをコピってきたのですよ。
それで、そいつを、ちょこちょこって変えればつながるって思ったんだよね。でも、今と違ってDNSを利用するタイプじゃなかったので、適当に変えるだけでは上手く行かなくって、結局一行一行意味を確認していったことを思い出しました。
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後半の、データセンタでのシーンが特に盛り上がってよかったです。 -
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夏海公司のなれる!SE8を読みました。
案件防衛?ハンドブックという副題のついた、なれる!SEシリーズの8冊目です。
ブラック企業スルガシステムに入社した桜坂工兵に強力なライバルが登場します。
アルマダ・イニシアティブと言う会社は商談荒らしの悪名を持つ、強引な営業方法の外資系会社です。
アルマダ・イニシアティブはスルガシステムの顧客会社を次々とリプレースしていきます。
そこの新入社員の次郎丸(じろうまる)縁(ゆかり)は新人ながら技術的にも営業スキル的にも工兵とは段違いの実力を持っているのでした。
この小説は萌え系の技術系SEの日常を描いていく物語だと思っていたのですが、前巻くらいからSEのレベルを超えた会社レベルの経営や政治的な話題が描かれていて、それも面白く読みました。