Ixyのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今更ながら感想。
スルガシステムも属しているSI業界というのは、
大部分の人達が客先常駐という形で「別の会社(客先)に常駐して」働いている。
派遣社員というわけではない。
見た目は正社員、実態は派遣、その名はITドカタだ。
今回は桜坂と室見さんが客先常駐するお話。
このラノベに書かれていることはフィクションであるが
現実にどこかで起きていることだ。
本当に恐ろしい。
SI業界のピラミッドの上層に位置する会社、特に管理職クラスは、
他社から来る協力会社のことなんて使い捨ての奴隷としか見てないと思う。下手したら自社の社員でさえもね。
体壊す人、精神病む人、失踪する人、自ら命を絶つ人、、、
本 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ3弾目は
早くも、『提案活動』が題材になっていて、
おー着実にステップアップしてるー。とタイトルだけ見ても解る。
前回と同じく気になった印象的なセリフについて
抜粋していきます。
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『D興業もそうだな。目先の金をケチって運用を買わんくせに、いざトラブルが起こると平気で問い合わせしてきおる。それも初期構築の瑕疵だとか営業対応の範囲内だとかへりくつをこねおってからに。どんな内容であろうとエンジニアを動かす以上金がいる。その事実が連中さっぱり分かっておらん。』
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主人公、工兵の勤務するスルガシステムの社長のお言葉。
SIerの社長ならではの悩みなんだろうけど、よくある話ですよね。
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Posted by ブクログ
ネタバレジャケットは女性がなにやら
オライリーの本を持っていますね。
1巻目は主人公の桜坂工兵が入社してから、OJTが終わるまでの物語になっているんだけど、
この2巻目から実際に工兵が活躍する内容。
いや、今回も
前巻以上に、『わかるー!あるある!』的な、サブストーリーが満載。
主に
前半は主人公の歓迎会に、自ら幹事をして・・・・って話で
後半は、OS部 VS SE部 の部署間でのぶつかり合いの2本立て。
ちょくちょく出てくる、
心にしみた箇所をピックアップしてみます。
『そうです。大変なんですよ。24時間365日、いつ電話がかかってくるかも分からない。寝てる時も旅行に出ている時も、い -
Posted by ブクログ
バカだなー、この人、超バカだなー。久しぶりに活字で吹き出した。
全編、ギャグしか書かれていない小説。しかもかなりくだらない。中学生レベルのギャグから、細かくて地味な出オチまで、しつこいほどのギャグの応酬。
ライトノベルは、突拍子もない設定を「そういう設定」としてあっさり受け入れて読むものだけど、まずそこをフェイントで抜き去って行く。
これは密かに偉業を成し遂げているのではないだろうか。
そういえば、ふと思ったのだけど、一般文芸の作家ってどうしてギャグや笑いを避けて書くのだろう。逆に不自然に思えてきた。
まあ、ここまでやるのは異常ですけどね! 僕は大好きです。 -
Posted by ブクログ
今回はカスタマーエンジニア編。
上流工程のPMを経験したあとに下流工程のCEという通常と逆のステップを経験するわけだが、客先現場作業の「あるある」が散りばめられている。
例えば、現場に入ろうとしても入館申請がきちんとされていなく、すんなり中へ入れなかったり。あるあるーw
冒頭にある上司との飲み会話の中に集約されている「SEとして長生きするコツ」が何気に名言と感じた。
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●仕事を探さない
・多忙に慣れた心もなかなか日常に戻れない
・ランナーズハイも度を越せば毒となる
・真面目なエンジニアほどガス欠にかかりやすい
・やらないでいい仕事はするな
・放っておいてもタスクは山のように降ってく -
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回で4巻目の「なれる!SE」。
ついこの前まで(今も?)新人の工兵だが、
早くも4巻目にして、ひょんなことからプロジェクトマネージャに任命。
工兵の仕事のこなし方は異常な程
巻を追うごとに凄まじく成長しています。
(実際そんな甘いものではないけど、ちょっと尊敬w)
PMの基本的工程も自然に知ることができるし、
現場でよくありがちな、ベンダー調整の苦労。や客からのアラート報告等、生々しく書かれており感情移入しすぎると胃が痛くなる^^;
ネットワーク寄りのIT業界の人じゃなければ解らない用語も出てくるけど、新人さんは入門書としてでもこのシリーズは全部読むべき!
面白くこの業界の事がわかる -
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