月沢李歌子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ヒトが「戦争」を行い出したのはサルの頃からだが、狩猟社会から農耕に移行し、かつ遊牧民族が生まれた頃から酷くなったらしい。
考古学的な証拠もあるのだろうが、全体に、風が吹いて桶屋が儲かった感じが漂う。
戦争の歴史がどのように変わって来たのかという著述は面白かった。「核」が生まれて全てが変わった。
その先は正直判らない。
何つて、核保有国の多くが、決して理性的とは思えないところが何より怖い。
戦争を止める唯一の?方策が、国の主権をより上の、ぶっちゃけ今で言うと国連に預けることだと言う結論らしいが、その常任理事国の、著者の言うところの唯一農村ゲリラが国を作ったRPC で、どれだけ恣意的に利用してるか見えてんのか。
どうにも、日本とRPCについての分析が浅過ぎたり、先の大戦の戦争犯罪は戦勝国には適用されず隠蔽されたと言いながら、東京空襲とか、原爆投下自体が犯罪であるかどうかには全く触れてなかったりとか、まあ、その程度の本。 -
Posted by ブクログ
「評価」という概念自体は古代からありますし、古今東西人間は自分や自分の属する組織の評価を高めたい、という思いは共通にあるのだと思います。しかし昨今、インターネット及びデジタル技術の発展によって、プラットフォームビジネスと呼ばれる分野が急成長しているなかで、特にユーザーによる評価はプラットフォームの生存にとっては極めて重要な役割を果たすという意味で、「評価」に対してよりクローズアップされてきているのだと思います。
その意味で私は「デジタル時代」の評価の構築、維持、回復について焦点をあてている本だと思っていたのですが、中身を見ると必ずしもそうではありませんでした。むしろ歴史上の有名人(古代ローマ帝国なども含む)がどんな評価を獲得したのか、どうその評価が崩れていったのかなどを多数紹介するなど、一般的な「評価論」の本だと思います。
まず本書を読んで面白かった点を挙げます。評価とブランドを比較し「ブランドは自分がどう見られたいのか」に対して「評価は自分がどう見られているのか」の違いであること、評価には「能力の評価」と「性質の評価(例:怒りっぽい、嘘をつく)」があって能力の評価は一旦獲得すると崩れにくいが性質の評価はあっという間に変化する可能性がある、といった点です。このあたりの概念については頭の整理が出来て有益でした。
他方、全体的な印象なのですが、申し訳ないのですがどうしても「小手先」の話のように聞こえてなりませんでした。本書では、評価自体を管理することは出来ないけれども、評価に影響を及ぼす要因をどう戦略的に構築していくかが重要なのだ、ということが書かれているのですが、どうにも本質を語っている気がしません。日本的すぎるのかもしれませんが、実は他者からの評価を気にせず、でも世のため人のために心から動いている人々が実は結果として評価されるというのが真実な気もしています。著者は歴史にも詳しく色々な分野や時代の事例を取り上げていますが、残念ながら古今東西の中の「東」については知見が全くなさそうでした。素人ながら思うのは、個人主義全盛の西洋よりも、集団主義、そしてコミュニティ内での評判が極めて重要な東洋の方が「評価」に関する智恵が多く存在している気がします。その意味で、著者は日本、中国など東洋における「評価」あるいは恥の概念などを学ぶべきでしょう。本書から学ぶ点も多々ありましたが、全般的に言えば申し訳ありませんがあまり感銘を受けませんでした。 -
Posted by ブクログ
原題は「Moving Beyond Modern Portfolio Theory」で、現代ポートフォリオ理論におけるαやβを既に理解出来ていることが前提とされている。なのでβアクティビズムというカッコいいタイトルに惹かれて買ってみたのは完全に失敗(笑)投資についての知識がある人にはおすすめだが、私のような初心者には(やめた方がいいよ・・・)と時を遡って言ってあげたい。
日本語訳が堅苦しいのか、原著がそうなのか分からないが、論文っぽさを感じる文体なのも難解さに拍車をかけているようだった。もう少し投資について学んだ後に、再読したいと思う。 -
Posted by ブクログ
企業の幹部とか管理職向けだと思うけど、そこそこ楽しめた。組織の中で社員が誇りとやりがいをもって、「幸せ」に仕事をするにはどうしたらいいかを難しい専門用語を使わずにわかりやすく解説。
個人的には、脳は無意識のうちにも考えている、だから散歩・運動・遊びは大事で、創造性を重視するときはむしろ雑音のある喫茶店で、集中力をたかめたいときは静かな環境で、というのはすごくためになった。それから環境と模倣の影響をよく理解すべきことも、よくわかった。何より、収入増と幸福感とは比例しない。むしろ、自主性を重んじることが大切というのは、仕事だけでなく人生全般につながることかなと思った。 -
Posted by ブクログ
「本書を最低でも10回は繰り返し読むこと、そうすればノウハウを血肉化できる。」著者の自信の表れである。
実は第4原則くらいで、提言内容の落差が大きすぎて読むのをやめようと思いました。具体的には、第1原則で「自分のケツを叩け!まず、できます!と答えよう」と営業意欲という基本について語った後に、第2原則では「自分をブランド化し、エキスパートになろう」(第4原則では、「放送メディアに出演する」!?)と上級者向けの提言となる。エキスパートまでのノウハウが知りたいのにと半ば呆れながら読み進めると・・
本書のキモは第5原則以降にありました。
特に、客に絶対言ってはいけない禁句の紹介(第7原則)はためになりました。(とはいえ、第8原則の「笑わせれば契約が取れる」の方向性はちょっと違うような気もしましたが)
本書での12.5原則(12でも13でもない!)の各原則での細かな提言にバラツキ(初級から上級まで一緒くた)がある点は、最後まで気になりましたが、考えてみれば、自分に必要なものだけピックアップして読めばいいだけのこと。そして、何よりも、最後に出てくるナンバーワン営業マン(女性)が、筆者の知り合いの上司を通じて「彼女自身が考える10の長所を教えてほしい」という依頼に、「たった10個でいいの?まあ、どうしても10個に絞れというのであれば・・」と語った10個の内容が素晴らしい!これだけでも、読む価値のある本です。