月沢李歌子のレビュー一覧
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著者が提唱する「SEES分析」、すなわち「状況認識」、「事実説明」、「状況予測」、そして「戦略的警告」の4つをもとに、現代人がいかにして過酷な出来事を乗り切るのかを提示する。また上記以外に、推論や論理的思考において重要な要素や情報を賢く活用するためのポイントと、全部で10のレッスンを読書に教授する。
状況認識だが、ここで大切なのが、知識というのは常に断片的で不完全であり、ゆえに間違えることがあるということ。そこで著者はベイズ推定を用いてそれぞれの状況を認識すべきだと唱える。事実説明については、事実を検証するためには説明が求められるということである。状況予測は、予測そのものに限界があること、 -
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面白かった.世界史の類はどうも苦手意識を覚えてしまう自分でもすらすらと読めた.
原始の狩猟採取時代から現代に至るまでの人間同士の争い(戦争)を巨視的に描いている.
国家の樹立や技術革新など,歴史の進展とともに戦争の技術,戦術,戦略がいたちごっこのように進化し,現代まで脈々と続いていることがよく理解できた.
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・戦争は人類特有の愚かな行為なのか?
→No. 現代の文明を持たないヒトやその近縁種でも集団間の戦争は起きている
→生物の生存競争方法の表出。生命は与えられた環境で最大限の繁殖を試み、結果環境の収容力を超える -
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人類も所詮動物であり、争いはする。
しかし殺し合うところまで行ってしまうのは、他の動物と違うところだと思いながら読み進めた。
改めて、人類歴史は戦争の歴史でもあることがわかった。
ロシアのウクライナ侵略やイスラエルとパレスチナの紛争がクローズアップされているが、大国同士の世界大戦は、この75年発生していない。
そう言う意味では、歴史から一定程度学んでいるのかもしれない。ただ、大戦とは言わないまでも、紛争は起こっているし、その質も変わってきている。もしかしたら、今までと異なる要因で、導火線に火がつくかもしれない。
まえがき
第ー章 戦争の起源
第2章 実戦のありさま
第3章 戦闘の進化(紀元 -
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人類史を説明して、平和に至る道を模索する。正に私のライフワーク。早速手に取った。が、なんか違う‥‥。
第1章冒頭から、「(人類は戦争を)受け継いだのだ。人類のもっとも遠い先祖も戦争をしたし、進化の隣人であるサルも戦争をする」と断定している。私の人類史の理解と大きく違う。戦争は文明を手に入れた時、初めて人類が生み出したものではないのか?
著者は新しい学説として、これを紹介しているが、私には説得力なかった(根拠は長くなるので省略)。著者略歴は、英国軍事アナリストでジャーナリストだった。なんか納得。
前提が違うので、最後の平和に至る道は眉唾なのだけど、軍事専門家だけあって、文明史における戦争史 -
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ネタバレセネカの考え方は違う。セネカはキケロのように多彩で、哲学者であると同時に、劇作家であり、政治家であり、成功した実業家でもあった。セネカにとって、問題は人生がいかに短いかではなく、わたしたちのほとんどが与えられた時間をうまく使っていないことだった。つまり、ここでも避けられないことについて、どう考えるかが重要になる。人生が短いと腹を立てるのではなく、短い人生を最大限に活用すべきなのだ。たとえ、100年生きられたとしても、いまと同じように人生を無駄にする人もいるだろう。それでいて、人生は短すぎると不満を漏らすに決まっている。だが、正しい選択をすれば、すなわち、無駄なことをして浪費しなければ、人生は
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高松智史さんがオススメされているのを見て、MIT流の新規事業の実現プロセスを学んでみたいと思って購入。
全24ステップもあるが、1つ1つMIT卒業生の起業事例も取り上げて解説されているため、退屈せずに読み進めることができた。「ビジネスの必要十分条件は、そのサービスを買ってくれる顧客」というフレーズが印象的。
新規事業を考えているとマイワールドに陥りがちだが、改めて顧客の視点に立って事業の企画立案〜運営することの重要性を学べた。また、LTVやCOCAの考え方も、資本コストで割り引くなど意外と分かっていなかったこともあり、勉強になった。
案件の合間に参考書的に読み直したいと思う。 -
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Posted by ブクログ
「営業の赤本」
個人事業主の方向けの営業本です。
BtoB向けではありません。
●目的
営業って何?
を定義しなおしたかったため。
●前提
お客様は、御社製品を欲していない。 ゆえに、情報も欲していない。
●打ち手
売り込まないこと。
まずは、お客様が関心をもつ情報を提供すること。
●どんな情報を提供するのか?
売上/利益があがる確率が高まるやり方。また、その理由
●契約前の2つのこと
①お客様から、お客様様が考える不安を教えてもらうこと。 それを除去すること。
②長く使ってもらい、メリットを創ってもらうように すること。売るではなく、使ってもらう提案。
●最後に
お客様に対す -