ジョシュ・ラニヨンのレビュー一覧

  • アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

    購入済み

    まだ続編ある?

    3巻現在⭐️5です。BL/ML要素よりも見事なミステリー仕立ての構成が読み応えあって(一般的に言うミステリーカテの書籍と比べてではありませんBL/MLカテにおいて、と言う意味で。)筆力ある作家さんプラス翻訳家の方の言葉選びのセンスの良さもあり面白くてグイグイ引っ張られます。フェアゲームよりさらに複雑な事件性と謎解きの面白さを教えてくれる本作、もおカテゴリーはこの際問題ではないかも。さて何だかリオーダンはいやらしそうな気がしてなりません(←1巻時点)アドリアンの妄想の件での彼のピタッとボンテージの描写に萌え(笑)学生時代からの因縁による猟奇殺人が一応の解決を見せたところでリオーダンの意味深つ発言

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    2014年10月15日
  • フェア・ゲーム

    購入済み

    面白い!

    上質なBLプラスミステリーです。
    翻訳特有の文章ではなく
    比較的読みやすかったです。

    タッカー、かっこいい。。
    エッチな場面で過剰に喘いだりしない所が逆に萌えました。

    もっと他のも読みたいです。
    草間さんの絵も素敵だけど
    外人は、やっぱり天野瑰さんの絵で
    是非よみたいです!

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    2014年03月17日
  • アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

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    深く優しく甘いのに残酷な、ゲイ文学独特な香りがありながらも、どこまでもエンターテイメントで、読む者をワクワクさせてくれ、更に楽しく切ない小説です。
    主人公のアドリアンが経験する世界は、ゲイでなければ経験しない世界であり、それは、単純にマイノリティーという枠には収まらない、複雑なこの世界を美しくも陰鬱に切りとって描いています。それでいて、米国のハリウッド映画のような、明るさもあります。

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    2014年06月04日
  • フェア・ゲーム

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    BL(というにはファンタジーさが少ない、けどそれがいい)とミステリーの融合。どちらも読みごたえあります。
    翻訳ものはジャンルに関わらず余り読まないのですが、程よい固さで読みやすかったです。表紙買いしたのですが、買って良かった。
    解説の三浦しをんさんは暴走しすぎじゃないかな!(笑)読んでて目をそらしたくなるのは、同じ意見だからなんだと思います。

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    2013年10月06日
  • フェア・ゲーム

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    草間さかえ先生の眼鏡がすてきな表紙と、翻訳モノの珍しさに惹かれて購入。海外ミステリなために湧いてくる事件の緊迫感が、普段読んでいるBLにはなかなか無い新鮮な感じでした。その反面、主人公とタッカーの関係が日本のBLのテンプレを踏襲していて謎の安心感。主人公が堅物眼鏡に見せかけてタッカーに再会するたび発情していて可愛かったです

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    2013年02月28日
  • フェア・ゲーム

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    ネタバレ

    BLの翻訳物?と思い手に取ったんですが、正直BLに分類するのはもったいないと思いました。
    男性同士の恋もありますが、それ以上にミステリーやアクション、そして人間関係等が面白く、いわゆる日本のBL小説以上の読み応えを感じました。

    日本のBLのテンプレート化やオープンさ(よく言えばおおらかだけど悪く言うと頭悪いというか。ちょっとは悩めとか思ってしまう事もしばしば)に少々辟易してて最近は離れ気味だったんですが、世界を見回せばBLももっと面白い本があるんだなぁと感心しました。
    以前にも翻訳物は1冊読んだ事があるんですが、日本人とはまた違った目線なんですよね。
    これをきっかけに翻訳物も増えてくるといい

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    2013年02月28日
  • フェア・ゲーム

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    新書館さんが面白いことしたな、という興味本位で手に取った。本屋からの帰りにバスの車内でぱらぱら捲り、これは本腰を入れて読まねばと思い数日間放置。
    風呂に入る前にちょっと、と思い読み始めたら止まらず、気づけば1時間以上経過していた。

    骨太のサスペンスを読み切った気分。取り敢えず母に読ませて感想を聞いてみたい。

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    2013年02月24日
  • フェア・ゲーム

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    FBI捜査官×負傷でFBIを辞した大学講師の犯罪ミステリ。受け視点で展開。体の繋がりはあれど恋人でない曖昧さで別れ再び引き合いかき乱される感も楽しく。ライバルと恋人が同居するカプ好きにオススメ。予想以上にBLの体でした。

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    2013年02月11日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    ネタバレ

    まさに“The Hell You Say”な出来事が続発。なんか表紙が不穏だな〜とは思ったんだけど、そういうことですか(泣)。hellという単語づかいは、今回のストーリーが悪魔崇拝カルトを巡るものであることと引っ掛けてあるのかな。

    怪しくも勤勉なクローク&ダガー書店の従業員アンガスが、黒魔術に傾倒する学生グループからしつこく脅迫を受けていたため、アドリアンはアンガスがしばらく身を隠せるように休みを与える。ところが、今度はアドリアンが脅しを受けるようになってしまう。いつもなら「首を突っ込むな!」と文句を言いつつ、事件解決のためにアドリアンに伴走してくれるジェイクが、今回は居ない。

    なぜなら

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    2025年11月14日
  • アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き

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    1作目の事件からわずか2カ月後、またしても殺人事件に巻き込まれるアドリアン。舞台はパサデナの街中から、アドリアンが祖母から相続した牧場のある田舎町へ。なかなか距離が縮まらなかったジェイクとの仲も急展開を見せ…。

    当て馬キャラも登場し、ジェイクの反応についニヤけてしまいました。前作同様、読者をミスディレクションに誘うための情報がばら撒かれており、「あー、分からん!」と頭をかきむしりながら楽しく読みました。

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    2025年09月20日
  • ウィンター・キル

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    総合評価:★4.0
    久しぶりにジョシュ・ラニヨン先生の作品を読みたいと思い、殺しのアートシリーズのメンバーも登場すると噂のこちらの作品を読んでみました。
    一冊完結ものですが、やっぱりラニヨン先生の紡ぐ物語は面白いですね。恋愛要素は少なめでしたが、その分、推理・サスペンス要素がしっかりしていたので読み応えもあり、かなり満足度高めの一冊でした。

    因みに殺しのアートシリーズからはJ.Jとサムがちょい役で登場するのですが、この作品内のJ.Jは決して良い奴とは言えないですね。アダムを含め、ほぼ全員から嫌われているという(笑)
    そしてサムですが、相変わらず存在感と威圧感があり過ぎて笑ってしまいました。サ

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    2025年01月27日
  • アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き

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    ネタバレ

    アドリアン・イングリッシュ②。前作で気をもませた本屋兼ミステリ作家アドリアンとジェイク刑事。LAから離れたこともあり追いかけてきたジェイクとついに優しい(そして激しい)肉体関係に。でもジェイクのゲイへの嫌悪とストレートへの確執で未来への疑問が残る。周りのゲイに対する偏見が酷い。ミステリーのほうは黄金をめぐる殺人が綿密な背景描写とともに読者を引き込む…が少々動機が弱いと思わせる結末。今まで地道に学問を追求してきた考古学者がいきなり大昔の黄金(それもあるかどうか疑問)に目がくらんで次々に殺人を犯すかなあ…。

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    2024年10月27日
  • 殺しのアート(5) ムービータウン・マーダーズ

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    総合評価:★4.0
    殺しのアートシリーズ第五巻。
    初めて一巻を読んだ時にあまりの面白さに衝撃を受け、それからなるべく長くこのシリーズを楽しみたいと思い、あえてちまちま読み進めていたのですが、とうとう最新刊に追い付いてしまいました…(T-T)

    今回もサムの出番はかなり少なめ。ジェイソンが前回の汚名を挽回すべく単独で頑張る回でした。
    今回は潜入捜査という事で、ジェイソンが変装をするのですが…まさか髪を全て剃り上げて坊主になるとは思わず、ジェイソンのビジュアルが大変好みだった私的には割とショックな展開でした(笑)

    そして肝心の事件はというと、今回は一つの事件にテーマが絞られている為、過去作と比べ

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    2024年02月29日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    ネタバレ

    表紙からもしや新たな男が出てくる?三角関係?と当たりをつけながら読んでいきましたが、それどころじゃなかった!

    あまりにも突然すぎる急展開に衝撃。
    自身が同性愛者であることを認められないリオーダンが、アドリアンへの愛との狭間で葛藤しているのは伝わっていたけどそれ程だったのかと。でも自分を偽ってでも生きようとする様は凄くリアルだなと思いました。家族からの目、社会や自分が属する集団からの目…多様なセクシュアリティが今ほど認められてない時代だと尚更。ただやっぱり不誠実すぎる!ガイという新しい恋の相手も現れる中でこれからどうなるのか予想がつきません。

    オカルトや悪魔崇拝といった分野の事件も面白かった

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    2024年03月03日
  • So This is Christmas

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    ネタバレ

    ・元FBI捜査官×元宝石泥棒
    ・警部×FBI捜査官
    ・アドリアンシリーズ続編

    3本仕立て。
    アドリアンシリーズ目当てだったけど思いの外短編2作が面白く、続編(両カップルの幸せな蜜月)が読みたくなる作品。

    ・ジェイク×アドリアン
    好んで読まないリバ展開があまりにも突然で困惑したけど、性描写が上手くて不快なく読めました。こうやってジェイクがアドリアンを受け入れるのも愛情の現れなんだろうな…。
    ジェイクが色々な柵を失ったことで隠す必要がなくなったのか、アドリアンへの素直な愛と愛情深さが言動から感じられ嬉しくもあり。

    1巻から続くジェイクの頑なな言動・恋のスパイスとしては一癖ある展開にこの2人本

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    2024年02月24日
  • 殺しのアート(3) マジシャン・マーダーズ

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    ネタバレ

    総合評価:★4.8
    殺しのアートシリーズ第三巻。
    シリーズ物も三冊目となると中弛みしてくる物も多い中、初っ端からジェイソンが何者かに襲撃されるという衝撃的な展開に驚かされ、最後まで目が離せませんでした。(流石、ジョシュ・ラニヨン先生…私達の期待を裏切らない…笑)

    そんな訳で開始早々、満身創痍のジェイソンでしたが、敵の襲撃から身を守る為、ワイオミングにあるサムの実家で2週間療養する事になり、彼はそこでも新たな連続殺人事件に関わる事になります。
    今回の事件はマジックに関係しているのですが、ジェイソンが美術だけでなくマジックにも精通している事に驚きでした。もしかしてサムにマジックを披露するジェイソ

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    2023年12月28日
  • 殺しのアート(2) モネ・マーダーズ

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    ネタバレ

    総合評価:★4.5
    殺しのアートシリーズ第二巻。
    初っ端から殺人事件発生で、タキシード姿で現場に駆け付けるジェイソン。(ここの挿絵が素敵で悶えました笑)
    そしてサムと8ヶ月ぶりの再会。二人にとっては嬉しい再会のはずなんですが、どういう訳かサムがジェイソンに対して冷たい…!
    それどころか、ジェイソンとの関係を終わらせようとしていて何で!?って感じでした。
    再会するまでの8ヶ月間、電話ではイチャイチャしてたし、そもそもサムがジェイソンを引き留めたのに。じゃあ、前回のあの告白は何だったの?
    いきなりの手のひら返しに混乱するジェイソン。まぁ、当然ですよね…( ̄  ̄;)

    今回はジェイソンがサムとの関係

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    2023年12月14日
  • アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

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    〈著者紹介〉
    ジョシュ・ラニヨン
    ゲイ・ミステリ作家。複数の受賞歴を持ち、十年以上もジャンルの先端を走り続けている。ゲイ小説ジャンルからスタートし、M/Mジャンルを牽引して流れを作ってきた作家の一人。ミステリからアクションまで幅広く執筆

    海外物、初ラニヨンです。
    読みやすい翻訳、魅力的な主人公、殺人事件が絡むなかなかのサスペンス物でした。
    差別、同族嫌悪、家族との確執…孤独な主人公でちょっと悲しい作品ですがとても魅力的でした。
    まだまだ続くシリーズなので嬉しい♪



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    2023年10月10日
  • 欠けた景色 In Plain Sight

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    まぁ、良かった

    もう少し二人の話が見たかったかな〜。ハッピーエンドだから良かったけど、なんか元カレみたいなのでできたし…

    #胸キュン #癒やされる #ハッピー

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    2022年10月22日
  • 殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ

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    最初普通のバディ物だと思って読んでました。びっくりしました。けど面白かったです。
    いがみ合っていたふたりの仲が事件をきっかけに進展する…というストーリーの中で、夜のシーンの描写がセクシーでドキドキしました。
    事件のことの顛末は蓋を開ければなんてことありませんでしたが、難解事件なんてものはなく、きっかけなんて正直些細なものかなーとも思います。
    個人的に主人公ふたりのうち、片方が片方を正面切って「クソ野郎」と言ったのがすごいポイント高かったです。

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    2022年03月04日