ジョシュ・ラニヨンのレビュー一覧
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今回はミステリーというより冒険スリラー的な話。謎のオカルト集団対アドリアン。正直このタイプはあまり好みではなかったけど、それを補うのがアドリアンとジェイクのラブストーリー。自分をゲイだと認められないジェイクに対比するように、知的な魅力のガイが登場。
他にも前々からあったアドリアンの心臓の問題や、母の再婚など盛りだくさん。海外ものはその辺抜かりがないというかM/M小説もそういうところがリアルですね。
でも何より衝撃だったのはジェイクの選択。ジェーイークー!!(怒)アドリアンが終始諦観してるかのような態度なので読み手がその分エキサイトする展開でした。 -
Posted by ブクログ
アドリアンの行くところ殺人あり。そんなお約束を抱えてアドリアンが行った先は、祖母の残してくれた牧場。そこで早速死体を発見したアドリアン。彼を追ってきたジェイクは…というお話。
前作でほとんど動きのなかった二人の関係が動き出すこの巻。ミステリー部分は前作同様とっつきやすく、自然に話にのめり込んでいける。犯人がわかるヒント的な台詞もあり、不慣れな人も楽しめます。そして肝心の、ジェイクとの仲は前作とはうって変わって親密に。というか前作で地ならししたところに芽生えたというべきか、急接近すぎてこちらが戸惑うくらい。でも、この後のことを考えたら当然の流れ。二人の蜜月をしっかり味わうべし。 -
購入済み
あぅ
やっぱイイねジョシュ氏!男としての生き様と言いましょうか、受け攻め共にしっかり生身の男性って感じで乙女要素がない分そお簡単にものごが進まず葛藤がムクムクしてるってとこに萌える。と、やっぱり醍醐味は欧米人独特の愛する相手に対する態度がサラッとスマートにド甘いってとこですよねぇ〜、はうん。ハニーとかエンジェルとかシュガーとか日本の感覚だったら絶対になしだし(笑)。
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Posted by ブクログ
気になってたラニヨン、初読み。
海外の男性作家さんの書く世界、最初から最後まで萌えさせていただきました。
ストーリーは、よくある海外もののサイコサスペンス。でもそれがいい。読みなれない人には翻訳ものというだけでハードルがあがるけど、自分は元々好きジャンルだったので、本格的なサスペンス展開にページを捲る手が止まらなかったです。そしてそれ以上に、物語を彩る主人公たちの微妙な関係に悶えました。
ある事件がきっかけで一度すれ違った大人二人が、思いがけず再会することによって逡巡しながらも想いを再燃していく。想いを募らせながらも葛藤やプライドが見え隠れする描写に大人の男を感じ、物語の最後まですごく惹きつけ -
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ネタバレ[ネタバレ注意]
おもしろーい♪本格ミステリ。ゲイミステリーなるジャンルらしいですが、なるほどゲイが重要な要素で、そのせいで糸が絡まりまくってます。言葉選びも洗練されてて洒落てます。アメリカドラマにはまってたから、想像しやすかった。
クロード、良いキャラだったのに…ちょっと受けの心情軽くないかな?日本の作品だったらそこを掘り下げて自責の念をズラーと並べ立てそうだけど。立ち直りの早さ…。
犯人ですが…
もと教師の言葉で犯人が判ってしまった…。それまでものすごーく考察してて、ドキドキワクワクしてたのに…そんな形容詞ひとつであっさり読者バレ…(;o;) -
購入済み
え、まさか、終わり??
毎回ジェイクにイライラさせられてきた本作(笑)。が、別れて清々ガイと幸せに!とも行かず(当然正当な攻め様ポジはジェイクだし実はガイもショボかった。。(笑))。。ジェイクのノーマルさを主張するため結婚やアドリアンと付き合いつつも(別れてからも)SMつながりのBFと続いていたりと余りに自分のことばかりな素行に再びムカッ腹。彼の葛藤や苦悩を確かに理解出来ないけどそれ差し引いても酷いんじゃないか、と。。でもそんなジェイクの最後の決断と取った行動でそれらの嫌悪感も簡単にひっくり返されましたが。。惚れた腫れただけでなくこのウエスタンな人々独特の時にドライだったり独立心のやたら強い個性、無論本当に男性の目か
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購入済み
読ませ、られます。
筆力ある作家さんによるミステリー、翻訳家さんの腕も良いんだと思いますがしっかり食い付かされました。フェアゲームよりスリリングさは低い気もしますが('アイツ'が黒いと早い段階で判明するので)、欧米人ならではと言っていいのか男としての矜恃を持ってる強めなキャラとか描写はさほどもないけど濃い甘さの気配がイイ。記憶喪失で始まるお話、独特の不透明さと未練たらしいピーターの乙女思考(笑)にもどかしくもあるんですが予想通りでも意外でも結果楽しめる展開でした。グリフィンの不遜なキレ者具合がいいな〜。確かに終わり方は、広げた荷物を慌てて片した感はありますが、構成がしっかりしてる分読み終えてし
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Posted by ブクログ
ハマってます!
M/M(Male/Male)小説のジョシュ・ラニヨン氏!
日本のBL小説とは違い、しっかりとゲイのロマンス小説って感じが、とってもガチです。
でも今時の日本のBLより、余程ロマンティックかも(笑)
なるほど、ゲイはこういう恋愛を夢みるんだな~って思いました。
ハーレクインの男性版だね。
題名は訳すと「後ろを振りかえるな」とか「振り向かないで」とか。
ミステリ・ロマンスで、今回の主人公はもちろんゲイで美術館のキュレイター(管理監督専門のいわゆる学芸員みたいな人)です。
初っ端から頭殴られて記憶を失い、事件の目撃者から容疑者になり追いつめられてしまいます。
追いつめる捜査官の男 -
Posted by ブクログ
スカーペッタとかリンカーン・ライムとか、海外ミステリが好きで、BLは別腹っていう人にぴったり♪
好きだな~男同士の友情・・・もとい愛情!!
しっかりゲイの恋愛ミステリです。
元FBI捜査官が主人公。
パートナーは現職のFBI捜査官で主人公の元相棒兼元恋人。
拗れて別れたふたりが、ある事件をきっかけに再会して、ジタバタイライラグルグルして愛を再確認しちゃう!
これがBL要素のないふつうのミステリなら妄想で、このふたりの萌えを想像するだけなのですが・・・ふつうに恋愛してますからね。萌えまくりです。
ミステリサスペンスとしても十分おもしろいですし、BLとしてもきゅんきゅんします。
男性の書く濡れ場 -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
シカゴの大学を舞台に繰り広げられる、甘く激しい男たちのミステリー・ロマンス、開幕。
犯人の銃弾はエリオットの膝をプライドとともに粉々に打ち砕いた。
そして失意のエリオットに対し、相棒で恋人のタッカーは冷たく背を向けたーー。
17ヵ月後、教員として大学勤務につき、次第に落ち着いた生活を取り戻しはじめていたエリオットは、 学生の失踪事件の調査を依頼される。捜査協力するFBI捜査官を前に彼は目を疑った。
そこには一番会いたくない、けれど決して忘れられない男、タッカーの姿があった。
元FBIの同僚と大学教授のミステリー・ロマンス。
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BLには珍しいシンプルな表紙と、海外