よしながふみのレビュー一覧
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11巻。久方ぶりの男将軍となった第十一代・徳川家斉。だが権力を振るうのは田沼意次を失脚させた実母・徳川治済だった。
男将軍となり大奥の顔ぶれも一変、女社会に。
表に立たずして実権を振るう治済の筋金入りの鬼畜さが際立った。親族を涼しい顔で殺め、子供を道具のように扱い、孫も“間引く”。それも権力を握り思うがままに政治をコントロールするため、さらに退屈しのぎという極悪ぶり。
そんな治済の非情さと大奥の絶望が全面に出た本巻ラストではただのお飾りと化していた家斉が治済に刃向うように、少し希望にも似た変化を感じさせる様子が。
期待をするような結末へと一筋縄にはいかなそうで怖い。でも気になる。次巻も待ち遠 -
Posted by ブクログ
初めて読んだよしながふみ作品。
よしながふみといえば「大奥(=BL?)」という偏見を持っていたのですが読んでびっくり。
女性の感情の機敏を描くのがこんなに上手い作家さんだったんですね。
5話収録されているのだけど、どの話も素晴らしい。
個人的には1話が秀逸。
娘→母の視点で描かれる1話。
母が連れてきた若い再婚相手。外見も人柄も良く、気が利いて、真っ直ぐに夢を追いかけている彼を、主人公が最初は疑いの目で見るものの、だんだんケチのつけどころがなくなっていく過程がリアル。
「わかってるわよ だからあたしも出て行くのよ」
「ずっと私だけのお母さんだったのよ」という台詞に泣けた。
自分にはで -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きなセリフや場面がガンガン出てくる巻だったなあ~。
クリスマスディナーを食べながら、初めてシロさんが作ってくれたご飯の献立を思い出すケンジとか、
ふにゃ~んとした顔をして美味しそうにご飯を食べるケンジを見ながら思うシロさんの言葉とか、
お父さんの手術成功を祈るお母さんの言葉とか。
「見れば見るほどオレの好みのタイプじゃないんだけどな… 40になる頃、こいつにあったのが良かったんだろうな」ていうのはなんかほんとそうそう、わかるわ~って感じ。
同じ相手でも、付き合いだす年齢やタイミングによって、上手くいったりいかなかったりするだろうな、って思う。
牛肉って私もほとんど使わないけどセロリと牛 -
Posted by ブクログ
シロさんとケンジの美味しい生活。
主婦友のところに孫が生まれたり、二人で京都いったり、相変わらずほのぼのと暮らしてますよ。
とはいえ、弁護士であるシロさんのところには色々事件というより相談がきて…。
旦那が痴漢でつかまって、って妻がころっと離婚の相談に切り替えるところ、面白かった。というか、結婚生活における供依存つか思いこみの怖さがにじみでてたな。
うむ。
シロさんとケンジだから、ある意味そういう思い込みから脱している生活を描くことができてるのか?
あと、ホント、ケーキは砂糖と油@バターの量が怖いです。
世の中の甘いもの好き男性は、一回作ってみるといいよ。恐れをなすからさ。 -
Posted by ブクログ
連載で読んだ時に絶対に作ろう!と思ってた
「ほうれん草の梅びたし」。
すっかり忘れてたことを思い出し、
今度こそ忘れずに!と気持ちも新たに…[笑]
マーボーもやしも絶対に♡
おでんがメニューの日でも、副菜つけちゃうシロさん。
うーん、シロさんマメすぎて素敵っっ。
「別れ話の前ふり!?」
「もしかしてシロさん死ぬの!?」
とまで思わせる、シロさんの魅惑の京都旅行。
切ない理由もあるけれど、幸せもおいしさも満点で
読んでいてうれしかったなぁ。
バレンタインのお話も大好きだし、
2人らしくべたべたとはしないけれど
甘い空気が充満した8巻、今までで1番大好き♡