よしながふみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとにかく面白かったとしか言いようがない。
よしながさんの、抱きすくめる絵がすごく好き。
「どこへも行かせない! 俺が本当の父親よりも母親よりもお前を愛してやる!」のシーンがとても印象的でした。
ハッピーエンドなのも安心したし、少年が成長しても下剋上しないのが、個人的には嬉しかったです。
よしながふみさんは昔から好きだったけど、BLに限ってなぜか10代のころは苦手で読めなかった。何でだろう、ご都合主義じゃないリアルなところが怖かったのかな。今はむしろそういうものを好んで読んでるので、もう大丈夫だろうと手を出しました。
読んでよかった。 -
Posted by ブクログ
「大奥」や「きのう何食べた?」から入って、時々BLものにも手を伸ばしています。BL作品は数点しか読んでませんが今のところこれが一番好きかも。
同人誌の内容も収録されていることもあってか、なかなかにエロくていいと思います。強気受けが結構好きなのでたまらんです。
サイドストーリーのイトケン先生もいいなあ。
才色兼備の寺田さんが好きです。いいキャラ(かなりかわいそうと言えばかわいそうなめにも遭いますが、そこに負けない強さがいい)だと思います。
こういう女性脇キャラは、BLではとかく「いらない子」だったり「ただの当て馬」として扱われがちなんですが、よしながふみの漫画は寺田さんのような存在をないがしろ -
Posted by ブクログ
実は、まだ文庫化されたものを所持していなかったりする。
フランス革命前後?の物語。
作家ジェラールが、借金返済のために娼館に売り飛ばされたジャック(貴族)を買ったところから物語は始まる。
後に、二人は主人と下男の関係となり共に暮らすようになるが、ジャックの気持ちに変化が訪れ…といった内容。
読み始めの段階では、この二人をどうやってまとめるの?と思ってしまうが、読み終わる頃には、テンポよく、そして無駄なくまとめられた作品の完成度に驚いてしまう。
特に後半になるにつれて、コマは小さくなり、背景が描き込まれ、実写に近いイメージ(カメラワーク)でラストを迎える。
読み終えた後、エンドロールが流れる -
Posted by ブクログ
ネタバレコツコツと地味に続くこの連載も、今や7巻です。基本的には、レシピ漫画。
シロさんは、しっかり者の弁護士(美人だし料理は上手いし貯金がっつりで性格いいし、カンペキですね)。ケンジくんは、ちょっとオネエ入ったやさしい(というか乙女な)美容師(ヒゲで長身だけどさ)。
堅実で地味な中年ゲイカップルの、ささやかな日常を丹念に描くこのマンガ。(二人とも、40代後半です。)
派手なラブシーンもドラマチックな展開もないけど、ほのぼのじんわり心に来ます。
※男性誌掲載なので、そもそも非常に抑制の効いた、BLらしくないBLです。
ずうっといいなあ、こういうのって幸せだよなあ、って思っていたけれど、今回はシリーズ最