よしながふみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毒母治済。
権力に酔った結果と思いきや、幼少からの性質。
公人としても私人としても、将軍の母という立場に立っての所業。恐ろしい。
その毒母に従順になろうとせず、為政者として赤面疱瘡撲滅へ水面下で動き続けた家斉。あの母親から、優しさをどうやって受け継ぐことができたのやら。晩年の苛烈な政策実行で赤面疱瘡撲滅を目指すところは、青沼たちへの罪滅ぼしが行き過ぎた結果でしょうか。
水面下で動いていたといえば、治済暗殺のたくらみ。
熟年離婚のドキュメントで、女性は復讐のために何年も準備することができる、みたいな話を聞いて心底震えたのと同じ心持になりました。
女のひとって、怖い。
そして、舞台は激動の幕末 -
ネタバレ 購入済み
赤面疱瘡
ようやく赤面疱瘡を防ぐ熊痘の接種が出来るようになります。
青沼の遺志を黒木や伊兵衛たちが継いでやり遂げたことが実を結びます。
そして御台所とお志賀の方!家斉に話せば駄目になると思って二人でやってのけたんだね・・泣ける。 -
Posted by ブクログ
母たちの諮り事が成功した理由は、究極に独善的な治斉の頭の中に「子供のためなら全てを投げ出せる」という考え方が微塵もなかったからだろうなあと思う。あの何が起こったか理解できない顔は、息子たちを処分してしまおうと決めた顔と同じくらい衝撃的。
そして殺されかけても母の息の根を止めようとしない息子と諦念混じりにそれを許す妻。後半の家斉の足早で強硬な姿勢は、御台と向き合えば直視せざるを得ない罪と苦しみを少しでも紛らわせたかったからかもしれないなあと。
次巻から激動の幕末が来るというのに嵐の後のように呆けてしまう1巻だった(そしてまた10巻あたりから読み直しループ)。