望月峯太郎のレビュー一覧
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人間の恐怖心を描いた作品。講談社漫画賞と手塚治虫文化賞 マンガ優秀賞を受賞してるだけある。構成力とかテーマとかとにかくすごかった。小説だったら直木賞受賞してそうだし、欧米だったらカフカやカミュみたいな位置に置かれる作品だと思った。Posted by ブクログ
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「僕は…今起こっていることにまったく現実感を感じられなかった。
自分の未来がめちゃくちゃになるなんて…
想像も出来なかったんだ。
だから、その晩もやっぱり
目の前で起こっている光景は 全然現実的じゃなかった…
僕と同じなんだ…… 僕と同じようにリアルじゃないんだ…。」Posted by ブクログ -
「死に損ないめッ! 私がただの妄想だと?
自分の姿を見ろッ! お前はもう私の近くに…
死の淵まで来てるんだ……
何が現実で何が幻想か判断できないだろう……
正気さえまともに保てないお前が
この嘘のような世の中に どう立ち向かえる!?
自分の状況を呪うがいいッ!」Posted by ブクログ -
「もし…… もしも東京がダメになってて…
何もかもひどいことになってて… 私の家も…学校も……
……もしも もしも 何もかもがなくなっちゃってたとしたら…
テル君の家 行ってもいいかな……。」Posted by ブクログ -
「ひ…一皮むけば、どいつもこいつも弱い者を押し潰して傷つけようとする
最低の人間どもじゃないかッ!
…お お前らが死んだってなんとも思うもんか…
お前らには罰が下ったんだ…。」Posted by ブクログ -
「僕はこの世界を支配してる存在のことを言ってるんだ!
生け贄が必要なんだ!ヤツが充分満足するだけの力を持った生け贄が…
この威張り屋の大人はうってつけだ!」Posted by ブクログ -
「……でも……安ら…か 静まっ…てる… 気…持ち…だ……
……とても…不思…議な…感じ…だ…
「平安」…とは……こういう気持…ち…なの…か……。」Posted by ブクログ -
「まさに…… 地の底にまで続いているような……
地獄のフタがそこで開いてあるかのような……
限りない闇と静寂が支配する 世界だった……。」Posted by ブクログ