望月峯太郎のレビュー一覧
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ここまで読んできてこの終わり方。
確かに、この漫画の終わり方にふさわしいといえばそうだったかもしれません。
人間の心の恐怖心をこんなに緻密に描いている漫画には初めて出逢いました。 -
20年ほど前の作品だけど、その時の時代背景もわかって面白いね。
作品に描かれているラジオなんてほとんど見ないし、煙草も加熱式が主流でライターなんか持ってない。
今なら懐中電灯代わりにスマホのライトやらなんだろうなとか思いながら読んでしまう。
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世界観が絵柄と相まってかなりリアルに描かれています。
主人公たちは自然災害に巻き込まれているので、実際に誰の身にも起こり得る状況だということも現実味があります。
なので余計にこの作品にはいりこんでしまいますね。 -
何かずっと読んでると病んできそうな漫画です。
この作者の唯一無二の世界観を堪能できる作品です。
かなり人を選ぶ作品だと思いますが、ハマる人はかなりハマるのではないでしょうか。 -
すごい迫力でグイグイと引っ張っていく展開はとにかくすごかった。まさに「蝿の王」。傷頭がでてきたことでもう少し精神的というか宗教的というかそちらへ展開するかとも思ったのだがそうでもなかったのがちょっと残念。恐怖は外的要因ではなく人間の内部からわき上がってくる現象というのはよかったけれど。最後はちょっと...続きを読むPosted by ブクログ
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ラスト以外は圧倒的だった。
特に初期の絶望感は素晴らしい。途中でヘリが出てきた辺りからご都合主義っぽくなったのが読んでる時は残念だったけど読み終えた後には、ちゃんとこのボリュームで終わらせるなら必要だったのだと思う。
ノブオは最後の最後までインパクトあり過ぎた。
そしてほぼ伏線回収せず。Posted by ブクログ -
中毒になってしまうほど楽なものはない、と思い知らされる。この作品は「恐怖」をテーマにしてあるが、中毒になる元になるものは日常生活のどこにでも安易に転がっている。目を逸らしたり見ない振りした時、自分の中に罪悪感に似たものがチラリとでもあるのなら、抗え、と言う事じゃないだろうか。Posted by ブクログ
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ニーチェの「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」と言う言葉が浮かぶ。Posted by ブクログ