望月峯太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かなり久しぶりに続きが発刊された。期待外れの内容ではなくて安心した。てっきりあのまま作品は中断してしまっていたかと思っていたから、続きがまた読めるというのはとても嬉しい。それにしても、望月峯太郎という人は、破壊と無秩序を描くのが何でこんなにも上手いのかと思う。「もし、この建物が破壊されたらこんな感じだろう」という表現を、見てきたかのようにリアルに描く。この、描写のリアルさが作品のエネルギーとなって、読み手は何か得体の知れない力に惹き込まれてしまうのだと思う。
・・だが
こうなっちゃ・・
金も宝石も貧乏人もなーんも関係ねえな・・
岩田・・
岩田が死んだ・・
・・あれが
あれが「死」・・
死ぬ -
Posted by ブクログ
古谷実が大ファンだということで、読んでみた。
望月峯太郎の作品は「鮫肌〜」「座敷女」「東京怪童」を読んだことがある。
作品は面白かった。
なんで面白いのか説明が難しいが、飽きさせない癖がある。
絵がまず上手く、セリフも多くないので読みやすい。
シティーっぽいタッチというか、描き込みが少なくシャレたタッチな感じ。
序盤は主人公とリカコ家族が絡まないので、ストーリーが進んでる感なく、浮ついた感覚だったが、次第にそれも無くなっていった。
テンポの遅さや引きの弱さは気になるが時代を考えると妥当だと思う。
ライバルのドトキンの意地の悪さがめちゃくちゃ良い。
女子供に手をあげるし、すれ違う人にはもれな -
購入済み
海洋ギャグマンガ
壮大な風景を思い起こさせる海洋ギャグマンガ。
ギャクそのもののレベルはそう高くはなくストーリー展開もハチャメチャであるが、海の風景や船の描写がなかなかいい。
画風 絵柄はやや稚拙であるが、嫌悪感を引き起こさせるものではない。